車山高原
ニッコウキスゲを見るため、昨年8月以来の車山高原に行ってきました。
3連休なので、高速道路の渋滞や駐車場の混雑を見越し、3時30分の
出発でした。
幸いなことに、渋滞は一切なく、今回の歩きはじめとなる霧の駅でも、
6時30分時点で十分な空きがありました。
霧の駅からビーナスラインに並行する園地歩道を歩き、車山肩を目指します。
空を見上げると、秋のようなうろこ雲が…ただ気温は高めでした。
園地と呼ばれる一帯は、整備された自然研究路が通っていて、歩きやすいです。
もっとも、時期は時期ですので、かなり草が濃く、足元だけでなく、手や腕まで
朝露に濡れます。
草は生い茂っていましたが、花はあまりなく…ところどころで見かけるくらいです。
群生してはいませんが、ニッコウキスゲも少しだけ見かけました。
小鳥が近くにいましたが、全然逃げる気配なし。
虫を自慢げに咥えています。
ビーナスライン側は視界が開けていて、多くの山々を展望することができます。
車山肩が近づくと、重武装のカメラマンが目立ち始めます。
いよいよニッコウキスゲの群生地が近づいてきました。
歩道脇からですので、一眺することはできませんが、開花状況はよさそうです。
車山肩の群生地の景色は、素晴らしいものでした。
車山方向には数十名の団体一行がいて、ちょうど車山に登り始める様子。
そのあとをついていくのは、大変そうなので、今回は車山はパス。
昨年と同様、車山の湿原を通り、蝶々深山から物見岩を経由し、八島ヶ原へ。
花はあまり見かけませんでしたが、緑が多く、心地よいハイキングになりました。
蝶々深山は開けたところで、座るのにちょうどよい岩が多い場所です。
深夜に車移動からここまでエネルギー補給が十分にできていませんでしたので
小休憩をとりました。
山頂が平べったいのは、蓼科山でしょうか…?
ここから八島ヶ原湿原までは、木道のない整備された登山道です。
ところどころ、かなり滑りやすくなっていて、注意が必要でした。
昨年の8月と比べても、花はかなり少な目。
八島ヶ原のつくと、そのまま湿原にいくか、ショートカットで御射山にいくか、
分岐が出てきます。
昨年はショートカットすればよかったと後悔したものの、時期が違えば、
景色も違うはず…ということで、ビジターセンター方向の湿原めぐりへ。
木道を歩いていると、車山肩ほどの密度はないものの、ニッコウキスゲの群落が
何ヶ所もありました。
ほかにも花が多く、1ヵ月でも時期が異なると、景色もずいぶん変わるものですね。
ビジターセンターの駐車場と御射山方面の分岐に着きました。
霧の駅は御射山方面です。
ここから御射山方面は、ニッコウキスゲがかなり少なくなります。
花もやや少な目という印象。
御射山ヒュッテを通り過ぎ、沢渡まできたら、車山肩ではなく、園地方面へ。
ここはあまり情報がなく、ここまでと同じような整備された歩道かと思って
いたのですが…想定外に夏の低山の趣。
すべりやすい大小の岩・踏み跡はしっかりしていても背丈ほどある笹藪の中、
アップダウンを繰り返し、途中からはかなりの急登を歩くことに…
写真を残していないくらい、精神的に余裕がなかった…
ここを歩くなら、登山靴がないときついという印象でした。
急登を歩き終えると、朝に歩いたような草地の園地へ。
ようやく歩きやすい歩道になります。
ゴール地点の霧の駅は、駐車場がかなり埋まっている様子。
ゴール後、空腹が強かったので、そのまま霧の駅で食事をしましたが、イマイチ。
余裕があるなら、食事は別のところを探したほうがいいと思います。
ニッコウキスゲは初めて見ることができました。
開花の期間は短く、私の場合は、群生地が近くにないので、休日や天気など
いくつかのタイミングに恵まれないと、なかなか見に行くことができません。
今回はよいタイミングをつかめて、本当によかった…
ただ、このところ、しっかりと山を登るようなコースに行っていません。
次は「登山」という感じのコースを登ろうと計画中です。