茅ヶ岳
長引く梅雨が明けたら、台風が立て続けに日本に接近しましたね。
なかなか登山の予定を立てられず、困っていましたが、お盆に入って
ようやく日程を組むことができました。
まずは、8月11日に茅ヶ岳へ。
茅ヶ岳は以前から登ってみたかった山で、今回は初登頂です。
天気も一応の晴天予報なので、眺望を期待しつつ登山口の深田記念公園へ。
6時過ぎに到着すると、まだ数台しか駐車していない状況でした。
整備されたトイレもあって、助かります。
登山は2ヶ月ぶりになってしまったので、入念に準備運動をして歩き始めると…
ダンプカーが次々と林道に入ってきます。
ちょうどこのあたりで、太陽光発電の大規模工事をしているようです。
自然エネルギーを活かすために、自然を破壊するという矛盾を感じますが…
林道を少し歩くと、登山口です。
歩きやすいトレイルなので、スムーズに先に進めます。
林道を横切って、登山道を進むと、少しずつ傾斜がきつなってきました。
そして、このあたりから、ずっと虫に追い立てられる展開になりました。
刺したり噛んだりするような虫ではなさそうでしたが、羽音が大きいの不快…
かつては水場だったという女岩手前で小休憩。
足が動かん…とならないよう、行動食(カントリーマァム)も取っておきます。
ここから勾配がきつくなってきました。
事前に調べると、茅ヶ岳は勾配がきついという意見と、ハイキングでしょという
意見に分かれている感じでしたが、私には十分にきつい。
やがて標識が見え、ここからは尾根道のような気配。
しかし、ジオグラフィカを見ると、尾根直登のように見えるような…
ここからは多少は涼しい風が通るようになって、オーバーヒート気味の体には
心地よかったのですが、やはり勾配はきつかった。
岩も多くなり、手を使って登ることもしばしば。
途中に深田氏の終焉の地がありました。
山の中で病に倒れることのリスクを感じずにはいられません。
この時季だと、軽い熱中症でも下山できずにそのまま…という可能性がありますね。
安全登山を心掛けたいと、なおさら誓うのでした。
山頂に到着した頃には、山頂は雲の中。
もくもくした雲が周囲に多く、待っても晴天は期待できないかな…
辛うじて、雲の切れ間から隣の山が見えました。
体力の余裕があれば、そちらまで縦走するつもりでしたが、天気が今ひとつ、
且つ発汗量も多くて体調に100%の自信が持てないので、今回は下山を選択。
涼しい時季にまた来ようと思います。
下山は登りと異なり、尾根道コースへ。
こちらが尾根らしいですね…
こちらのコースは傾斜がきつい部分も多いですが、手を使いたくなるような岩は
ありませんでした。
登ってきたご夫婦と少し会話をしたところ、そのお二人はこちらのほうが
歩きやすいとのお話でした。
やがて林道にたどり着き、駐車場の標識に従い林道を少し下ると、
往路の登山道がすぐに見つかります。
駐車場に下山した頃も、まだ駐車場には余裕がありました。
2000mもない山だと、さすがに盛夏に歩く人は多くないのかもしれません。
9月まで残暑で厳しい気候になりそうですが、安全登山を心掛けながら、
夏の山歩きを頑張りたいと思っています。