竜ヶ岳から雨ヶ岳へ
11月下旬の3連休中日、毎秋恒例の本栖湖畔から竜ヶ岳へ。
秋といっても、山はもう初冬に突入しているように思いますが…(-_-;)
竜ヶ岳に来るたびに思っていた、もう一つ向こうの山まで行ってみたい…
ということで、思い切って雨ヶ岳までプチ縦走してきました。
雨ヶ岳までの登山道は急登らしいので、恐る恐るでしたが…
本栖湖キャンプ場の駐車場は、キャンプのお客さんで、にぎやかでした。
深夜から早朝は相当に冷え込んでいたと思うのですが、キャンパーには
楽しい時期なんでしょうね。
しっかりと準備運動をした後、登山口まで到着。
幸い、山頂までガスはかかっていない様子。
初冬の山は空気が澄んでいて、ピリッとしていますが、この日は風もなく、
穏やかな気候でした。
今ひとつ、初冬という感じはしません。
ただ、木々の葉はすっかり落ちて、明るい登山道や木々の間から麓の様子が
よく見えます。
気温が上がってくると、低いところに層雲が出始めて、プチ雲海。
その向こうには、ちょっと時間の間に合わなかったダイヤモンド富士らしきもの。
標高を上げていくと、足元に白いものが目立ち始めます。
霜が降りたんだんだな…というくらいにしか思っていませんでした。
竜ヶ岳山頂までは、とても順調に到着しました。
雨ヶ岳までは急登と確認していたので、ここで行動食をしっかりと摂取。
遠くに見えるのは、南アルプスの山並みでしょうか。
向かう先、雨ヶ岳は雲の中。
名前の通り、いつ来ても、雲がかかっている印象があります。
北側斜面が白いのが気になる…まさか降雪があったんだろうか?
竜ヶ岳から雨ヶ岳までは、いったん端足峠まで下りることになります。
端足峠はちょうど樹木が切れていて、富士山を眺めることができました。
ここからは序盤こそ穏やかな登り下りがありますが、あとは登り一辺倒。
足元の泥濘が思いのほかヒドイ。
そして、途中からは足元が真っ白に…薄く雪が積もっている模様。
そして、竜ヶ岳への登山道と比べると、明らかに荒れています。
登山道の土が流れてしまったのか、かなり大きな段差があったりします。
そして、事前調べ通り、かなり急登。
泥濘がヒドイこともあって、大苦戦しました…( ;∀;)
気が付くと足元が泥だらけで、泥除けをつけていなかったことを後悔…
なんとか、コースタイムから10分遅れで、山頂に到着。
雲の切れ間から富士山が見えた瞬間を狙って写真を撮りましたが、
この後、すぐにガスの中へ…
初めは私一人の静かな山頂でしたが、続々と登山者がやってきました。
富士五湖周辺の山では、西洋人とおぼしき外国の方をよく見かけます。
今回も山頂で賑やかに食事をとっていました。
山頂で20分ほど休憩しつつ、エネルギー補給を済ませ、下山開始します。
日が落ちるのが早くなったので、下山時刻が気になる時期ですね。
下山途中に、駿河湾が見えることに気づきました。
行きが急登ということは、帰りは急坂を下るということ。
旧坂・泥濘・大きな段差・薄く積もった雪で、これまた大苦戦。
コースタイムより短い時間で端足峠まで降りられたものの、何度も足を滑らせ、
本当に面倒くさかった…尻もちつかなくて良かったです。
ここから竜ヶ岳に登り返す気力はなく、本栖湖畔に下りるルートを選びました。
初めて歩くルートなので、ここまでの行程を考えると、一抹の不安がありましたが、
歩きやすい道で一安心。
順調に下りていくと、分岐に差し掛かります。
本栖湖畔に進み、ロードには出ず、道沿いの遊歩道を歩く予定だったのですが…
道路に出てしまいました。
どうやら標識を見落としたようです。
確かに、何やら結構な登り坂の道は見かけたのですが…
戻って登り返すモチベーションはなく、このままロードを歩くことに。
紅葉のシーズンも過ぎていたので、行きかう車はそれほど多くなく、
とくに危険は感じずに歩けました。
ただ、下山後のロードが1時間近くあると、さすがに飽きますね…
もう少し時期が前なら、紅葉を楽しみながら歩けたのかもしれません。
2018年もあと1ヶ月とちょっと。
もう登り納めを考える時期になってしまいましたね。
1年はあっという間と、改めて実感します。