竜ヶ岳(本栖湖)
10月は週末悪天の連続で、1回も山には行けませんでした。
9月末は霧ヶ峰ハイキングでしたので、「登る」というのは8月末の天狗岳以来。
ブランクが空きすぎたので、人も多く、簡単に登れる山ということで、
ちょうど1年ぶりに本栖湖畔の竜ヶ岳に行ってきました。
本栖湖畔は紅葉の真っ盛りで、ちょうどいい時期だったと思います。
朝方はやや雲が多く、駐車場のある本栖湖キャンプ場到着時は、やや暗い…
7時30分より登山開始、久々の山歩きでコースタイムより遅くなるだろうから、
10時過ぎに山頂到着予定です。
それまでに雲がとれることを期待。
登り始めると、すぐに少しずつ陽ざしが入り始めました。
ところどころに現れる黄葉が、陽ざしに透けて綺麗です。
やはり秋の山はいいですね。
この竜ヶ岳は、登るほど笹の多くなる山なので、麓から標高の低い場所でないと、
紅葉を楽しめません。
なるべくゆっくり歩いて、景色を楽しみながらの登山を心掛けました。
写真だとやや緑ががって見えるのですが、実際はもう少し黄色だったような…
30分ほど登ると、富士山と本栖湖を望める小広場に出ます。
富士山は逆光でうまく取れず。
本栖湖周辺の山々も紅葉最終盤の様子です。
ここからしばらくは緩やかな傾斜の尾根道で、徐々に樹林から笹原になります。
ゴールの山頂も見えてきますが、山頂周辺は笹まみれです。
樹林から笹に景色が変わると、歩きながら周囲を一望できる状態になります。
赤や黄がところどころに見られますが、茶も多い…
落葉してしまった木々も多いようです。
休憩ポイントの石仏の東屋ですが、相変わらず階段もイスも崩壊中。
1年前と変わらない様子なので、修理はしない方針なのかもしれません。
空は秋らしい巻雲が多くなり、日差しも明るくなって、爽やかな登山日和に。
晴れてよかった。
湖畔登山道との分岐に到着。
湖畔のほうは昨年に下山で使いましたが、やや薄暗く楽しい雰囲気ではなかった
記憶があります。
今回は石仏ルートのピストンに決めています。
ここから山頂までは笹が一層濃くなるのですが、登山道を覆うように左右から
笹が伸びています。
昨年より濃くなってないだろうか…?
足元はしっかり見えるのでいいですが、視線を上げていると、どこが登山道なのか
わかりにくいです。
笹を左右にかき分けつつ進むと、山頂に出ます。
到着は9時30分で、コースタイムよりやや早めでした。
思ったよりも足が衰えていなかったようで、一安心。
ガイドブックでは、山頂から周辺の山々が一望できるような記載もありますが…
笹の背が高くなっているので、思ったほど見えません。
この日は雲も多く、展望は富士山と近場の山々しか見えませんでした。
雨ヶ岳とタカデッキへの縦走は、来年の秋にやってみたい。
今回はお湯を沸かすためのジェットボイルを初めて持参。
食事には早い時間でしたが、せっかくなので、練習を兼ねてカップラーメンと
コーヒーを楽しみました。
山頂でお湯を沸かせるって、素晴らしいですね。
楽しみの幅が広がった感じがします。
下りは石仏ルートのピストンですが、登りは展望を背にしているのと逆なので、
楽しい歩きになりました。
御坂山地も紅葉最終盤か落葉が進んでいる雰囲気。
登りは気付かなった紅葉と富士山の絵。
標高を下げてくると、陽ざしの中で黄・赤の葉っぱが明るく見えますが、
写真にするとやや暗い…
撮影する側の腕の問題もあると思いますが、コンデジではこんな感じなのかも。
登山口に下りた後、湖畔の森をしばらく歩きました。
こちらは日差しもよく入り、木々も紅葉真っ盛りでした。
紅葉狩りなら、湖畔のほうがよいと思います。
ずっと上を見上げていたので、首が痛くなりました。
台風の影響で、落葉が進んでいるのかもしれませんが、もう紅葉は終盤ですね。
週末の天気次第ですが、今秋中に天城とあともう一ヶ所には行きたいと思います。