低山を歩いています

低山登山・トレッキングのブログです。

北鎌倉寺社の紅葉・天園ハイキング(初冬)

好天に恵まれましたが、夕方から歯医者の予定があり、手軽に歩ける所へ。

ちょうど紅葉がいい時期らしいので、北鎌倉から天園・獅子舞を歩いてきました。

 

まずは北鎌倉駅からすぐの円覚寺

8時30分過ぎの到着でしたが、門前はかなり人が多かったです。

境内の樹木はちょうど見頃で、いいタイミングで来れました。

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やはり人が多い時期です。

なるべく人の写っていない写真を撮りたいのですが…不可能。

遠景の中であれば、アップしてもマナー違反ではないか…と開き直って撮影。

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建物や池などと調和をとって、絵になるように樹木が配置されています。

山とは異なり、一枚の絵としての美しさがあるのが、自社の紅葉なのでしょうね。

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次に訪ねたのは明月院

あじさいの時期は大混雑しますが、12月初旬も後庭園を開放する為か混雑中。

こちらは円覚寺ほど広くないのもあって、紅葉している樹木自体が少な目でした。

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有名な円形の窓。

撮影の列が長く、10分ほど待って撮影しましたが、どうしても向こう側の人が…

列対策で3列に並んでいて、私は左の列だったので、正面の絵が撮れなかった…

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そして、天園スタートになる建長寺へ。

こちらの境内は紅葉の名所ではないようで、人は少な目でした。

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半蔵坊・勝上献あたりは赤い葉が多くなってきます。

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展望台からの遠景でも、色づく山の様子がよく見えました。

一面の色づきではないものの、市街地近くで紅葉を見られるのはいいなぁ。

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天園ハイキングコースは、いつものように賑わってました。

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太平山のピークあたりは、今まで一番人が多かったかもしれない。

数十名規模の団体さんが多く、しかも全く歩き慣れていないのが、素人の私にも

よくわかる感じでした。

何せ足元しか見ていないので、対向側のハイカーが避けないと、衝突しそうに…

引率する方も、列を小さめの集団に分けていないので、狭い登山道を数十名が

延々と歩いており、すれ違いも困難でした。

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今回は瑞泉寺ではなく、獅子舞に下りるルートをとりました。

紅葉名所だという期待値が高すぎたせいか、獅子舞は別になんとも…

山を登る人なら、どこでもよく見かけるくらいの紅葉でした。

ただ、市街地近くで、プチアウトドアが楽しめる点で、確かに名所なのかも。

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紅葉シーズンの最後は鎌倉でした。

雪が降る前に、丹沢に行きたいなぁと思っているところです。

 

八丁池(晩秋)

今週末は土曜日に寒冷前線通過で、山は悪天の予報でした。

来週末は温泉旅行をかねて、天城八丁池に行く予定でしたが、

週間天気では来週末も寒冷前線通過で山は荒天の可能性ありとのこと。

紅葉もかなり進んでいるようなので、急遽、山だけ予定を前倒ししました。

日曜の山行は翌週がつらいので、なるべく避けたいのですが…

 

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紅葉シーズンのため、天城八丁池周回の起点となる水生地下の駐車場は7時着でも

半分ほど埋まっていました。

(下山時には通路まで駐車され、車を出すのに一苦労しました…)

シーズンといっても、標高の低いところはまだ色づき始めという感じです。

新旧天城トンネル付近は、まだ葉が青々としています。

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いつものように、上り御幸歩道から歩く周回ルートです。

天城峠までのやや急登を登る間は色づきは今一つ。

日陰側の斜面で、空も曇りがちのため、薄暗い登山道をぜいぜいと登ります。

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天城峠を過ぎたあたりから、ようやく秋の雰囲気が始まりました。

緑の葉も多いですが、ところどころ鮮やかに赤・黄に染まった木々が見えます。

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平坦で歩きやすい登山道ですが、やはり秋は落ち葉で踏み跡がわかりづらい。

とくに、上り御幸歩道は一部に広い尾根を通るので、ピンクリボンやロープを

注意して見ていく必要があります。

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青空が広がっていれば、色づいた葉がもう少し映えるのでしょうけど…

それでも秋の山歩きを楽しむには十分な状況でした。

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平坦な道が多く、膝にも優しいので、ここの登山道はお気に入りです。

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八丁池の周囲は既に落葉していました。

だいたい、ここに来るときは、鈍い灰色の空です。

ちょっと寒寒しい…

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東屋は来るたびにボロボロになっていましたが、ついに立入禁止に…

資材を運ぶのも大変でしょうし、前週の竜ヶ岳もそうでしたが、

傷んでも放置せざるをえないのかもしれません。

 

人の多い時期らしく、八丁池で休憩・食事をとっている間に、次々と

登山客・トレランの方が行きかっていました。

過去に記憶にない賑わいでした。

 

下山は前回に行きそびれた八丁池歩道を使いました。

ブナ・ヒメシャラの多い登山道とのことです。

初めのうちは下りが続きますが、途中からは上り御幸歩道のような平坦な道が

多いルートでした。

というより、延々と水平移動になるので、標高が全然落ちません。

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但し、上り御幸歩道と違う点は、植林も多いこと。

紅葉シーズンなのに、青々とした植林地帯を歩く時間が少なからずありました。

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右が植林地帯で正午過ぎだというのに真っ暗。

左はヒメシャラが多く、とても明るい。

見事なコントラストです。

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13時前に無事下山し、水生地から林道歩きとなります。

旧天城トンネルと同じくらいの標高なので、まだ葉が青々としています。

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週末の悪天続きで、秋の山歩きの計画が思うようになりませんでした。

中央道から行く山々は、もう冬支度の雰囲気でしょうね。

秋、短いなぁ…それはまた来年の楽しみにして、冬でも行ける南の低山を

これから物色しようと思います。

竜ヶ岳(本栖湖)

10月は週末悪天の連続で、1回も山には行けませんでした。

9月末は霧ヶ峰ハイキングでしたので、「登る」というのは8月末の天狗岳以来。

ブランクが空きすぎたので、人も多く、簡単に登れる山ということで、

ちょうど1年ぶりに本栖湖畔の竜ヶ岳に行ってきました。

本栖湖畔は紅葉の真っ盛りで、ちょうどいい時期だったと思います。

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朝方はやや雲が多く、駐車場のある本栖湖キャンプ場到着時は、やや暗い…

7時30分より登山開始、久々の山歩きでコースタイムより遅くなるだろうから、

10時過ぎに山頂到着予定です。

それまでに雲がとれることを期待。

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登り始めると、すぐに少しずつ陽ざしが入り始めました。

ところどころに現れる黄葉が、陽ざしに透けて綺麗です。

やはり秋の山はいいですね。

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この竜ヶ岳は、登るほど笹の多くなる山なので、麓から標高の低い場所でないと、

紅葉を楽しめません。

なるべくゆっくり歩いて、景色を楽しみながらの登山を心掛けました。

写真だとやや緑ががって見えるのですが、実際はもう少し黄色だったような…

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30分ほど登ると、富士山と本栖湖を望める小広場に出ます。

富士山は逆光でうまく取れず。

本栖湖周辺の山々も紅葉最終盤の様子です。

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ここからしばらくは緩やかな傾斜の尾根道で、徐々に樹林から笹原になります。

ゴールの山頂も見えてきますが、山頂周辺は笹まみれです。

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樹林から笹に景色が変わると、歩きながら周囲を一望できる状態になります。

赤や黄がところどころに見られますが、茶も多い…

落葉してしまった木々も多いようです。

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休憩ポイントの石仏の東屋ですが、相変わらず階段もイスも崩壊中。

1年前と変わらない様子なので、修理はしない方針なのかもしれません。

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空は秋らしい巻雲が多くなり、日差しも明るくなって、爽やかな登山日和に。

晴れてよかった。

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湖畔登山道との分岐に到着。

湖畔のほうは昨年に下山で使いましたが、やや薄暗く楽しい雰囲気ではなかった

記憶があります。

今回は石仏ルートのピストンに決めています。

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ここから山頂までは笹が一層濃くなるのですが、登山道を覆うように左右から

笹が伸びています。

昨年より濃くなってないだろうか…?

足元はしっかり見えるのでいいですが、視線を上げていると、どこが登山道なのか

わかりにくいです。

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笹を左右にかき分けつつ進むと、山頂に出ます。

到着は9時30分で、コースタイムよりやや早めでした。

思ったよりも足が衰えていなかったようで、一安心。

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ガイドブックでは、山頂から周辺の山々が一望できるような記載もありますが…

笹の背が高くなっているので、思ったほど見えません。

この日は雲も多く、展望は富士山と近場の山々しか見えませんでした。

雨ヶ岳とタカデッキへの縦走は、来年の秋にやってみたい。

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今回はお湯を沸かすためのジェットボイルを初めて持参。

食事には早い時間でしたが、せっかくなので、練習を兼ねてカップラーメンと

コーヒーを楽しみました。

山頂でお湯を沸かせるって、素晴らしいですね。

楽しみの幅が広がった感じがします。

 

下りは石仏ルートのピストンですが、登りは展望を背にしているのと逆なので、

楽しい歩きになりました。

御坂山地も紅葉最終盤か落葉が進んでいる雰囲気。

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登りは気付かなった紅葉と富士山の絵。

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標高を下げてくると、陽ざしの中で黄・赤の葉っぱが明るく見えますが、

写真にするとやや暗い…

撮影する側の腕の問題もあると思いますが、コンデジではこんな感じなのかも。

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登山口に下りた後、湖畔の森をしばらく歩きました。

こちらは日差しもよく入り、木々も紅葉真っ盛りでした。

紅葉狩りなら、湖畔のほうがよいと思います。

ずっと上を見上げていたので、首が痛くなりました。

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台風の影響で、落葉が進んでいるのかもしれませんが、もう紅葉は終盤ですね。

週末の天気次第ですが、今秋中に天城とあともう一ヶ所には行きたいと思います。

 

霧ヶ峰(初秋)

膝の調子が今ひとつで、9月は山歩きができずに終わりそうでしたが、

30日はせっかくの好天予報だったので、アップダウンのない霧ヶ峰へ。

夏に来たことはありましたが、草紅葉の時期は初めてです。

過去に歩いていないルートを選び、車山山頂からゼブラ山経由で、

八島ヶ原に下りることにしました。

 

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<今回のルート>

車山肩ー車山山頂ー南の耳ー北の耳ーゼブラ山ー八島ヶ原ー車山肩

 

蝶々深山・物見石と比べ、歩く人は少な目で、静かな湿原歩きができました。

 

車山肩に到着したのは7時30分頃。

駐車場は半分も埋まっていない状況で、夏とはかなり雰囲気が違います。

花の時期がこの湿原のハイシーズンなのでしょう。

 

車山山頂までは広く整備された道で、快適に歩けます。

空は快晴とまではいかず、南から雲が流れてきます。

気温も思ったより高めでしたが、不快なほどはありません。

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車山山頂までは約30分ほどで、あっという間に登頂。

思っていたより展望が広く、20分近く留まってしまいました。

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頂上の神社と背景には八ヶ岳

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槍・穂がはっきりと見えます。

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遠くには雲海が見えました。

方角からすると、浅間山の方向だと思いますが…未だ山域・山の特定は苦手です。

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山頂から見る白樺湖

こちらに下っていきます。

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山頂から車山湿原まで、引き続き、とてもよく整備された道です。

登山靴でなくても歩けるレベルです。

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過去は蝶々深山経由のルートを通っていますが、今回はゼブラ山経由。

この分岐で南の耳方面に進路を変えます。

ここから本格的に湿原の中を歩いていきます。

笹は未だ青々としてしますが、低木はすっかり色づき、秋の雰囲気です。

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花もぽつぽつと残っていました。

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姫木平への分岐ですが、高原地図では殿城山分岐となっています。

南の耳方向に進みます。

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ぽつんと伸びた木は、赤い実をつけていました。

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南の耳は、このルートのピークです。

ピークといっても、ほんの少しだけ登るだけですが…

見晴らしもよく、開けた場所でしたので、小休憩をとりました。

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ただ、下り(八島ヶ原からくる場合は登り)の斜面が、かなり急です。

道もやや滑りやすく、注意が必要です。

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見上げると、こんな感じです。

登りなら、手を使いたくなりそう…

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少し先に見えるのが、北の耳。

 

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このあたりからススキが多くなって、一層、秋らしい雰囲気になりました。

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北の耳は、南の耳と同じような展望です。

南の耳で小休憩ととったので、先に進みましたが、ここも休憩を取れる

スペースが広がっています。

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再び姫木平への分岐が現れます。

姫木平は別荘地のようですが、ここまで散歩に来る人がいるのかもしれません。

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少し先に見えるのがゼブラ山。

遠目には登りやすそうな感じですが、ここからは、下草が強くなってきます。

特に笹が力強く、道がやや見えにくい場所もあります。

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ゼブラ山も展望がよく、やや開けた場所になります。

八島ヶ原はいよいよ近くに見えてきます。

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槍・穂も見えますが、少し雲が出てきました。

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ゼブラ山から八島ヶ原への道は、足元の笹が濃く、道がいよいよ見えにくく…

しっかり足元を見て、隠れた小石や木の根に躓かないように、注意が必要です。

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ヤマレコで最後の左折がわからず、誤った道を進んでしまった…という

レポがあり、ずっと気を付けていましたが、一応、その場所はロープで

進入禁止になっていました。

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ここは踏み跡がまっすぐ続いていて、左折する踏み跡も見えにくく、

確かにまっすぐ進んでしまいそうでした。

左の踏み跡を通れば、草地にでます。

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草地を過ぎると、八島ヶ原湿原の手前のトイレに出てきます。

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このルート、もう少し笹を刈り払ってほしいところですが…

盛夏は、笹の勢いがよいだろうし、もっと道が見えにくいかもしれません。

 

八島ヶ原湿原は、すっかり茶色に染まっています。

花も少ないだろう…ということで、鎌ヶ池ではなく、御射山直行ルートへ。

こちらは池・湿原とトレイルにやや距離があって、湿原を間近には見られません。

花の時期は、木道をぐるっと回ったほうがよさそうです。

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ただ、この時期はススキが道の両脇に多く、秋を感じられる道だと思います。

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八島ヶ原湿原から車山肩への帰り道は、未舗装林道が長く、最後は登り返しです。

2年前の夏は、この帰り道で、気持ちの折れそうな思いをしましたが…

鍋割山の林道歩き、東天狗から白駒池の辛く長い岩場下りなど、色々な経験を

積んだせいか、今回はすんなり登り切れました。

 

車山肩に戻り、再び見下ろす八島ヶ原湿原

北側は引き続き晴天の青い空でした。

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10月・11月は登山の適期です。

次の山をどうしようか、悩み中です。

 

東天狗岳

前回の蓼科山に続き、八ヶ岳です。

今回は東天狗岳に行ってきました。

西天狗は時間が足りず、今回は見るだけ…

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麦草峠または白駒池の登山口から登れる山で計画を立てました。

高見石・中山経由で、時間と疲労感を見て、ニュウまたは天狗岳の計画です。

 

麦草峠の無料Pは6時30分到着時点で満車。

白駒池に向かいましたが、舗装されたほうは満車で、未舗装のほうに駐車します。

管理人は不在でしたが、料金投函ポストがありました。

所定の用紙が置いてあるので、車のナンバーを記載して、料金と一緒に投函すると、

駐車券(領収書)を車のワイパーに挟んでおいてくれるようです。

 

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駐車場から道路沿いのすぐに、白駒池入口があります。

ここは観光地なので、しっかりした木道が整備されていました。

ここから、さっそく苔の森が始まります。

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白駒池は紅葉の時期には大混雑するようですが、夏の早朝なのでさほど混雑せず。

この時期は緑が生い茂っているので、今一つ印象に残りませんでした。

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白駒荘を過ぎると、高見石への登山道が見つかります。

初めは木道ですが、すぐに岩のゴロゴロした登山道に変わります。

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歩きはじめなので、まだ余裕があり、苔むした森の景色を楽しむ余裕がありました。

(帰りは心身ともに尽き果てていて、ほとんど景色を覚えていない…)

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なお、白駒池から天狗岳の岩場まで、至る所に泥濘が発生していました。

一部は田んぼ状態で、水たまりが登山道を覆っている場所も数ヶ所あり。

予めヤマレコのレポで知っていたので、今回はスタートからスパッツ装着。

数日晴れた程度では乾かなそうな印象でした。

泥濘の泥が靴底につき、湿った岩に足を置くので、スリップがこわい…

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高見石小屋に到着。

きれいな外観で、よい雰囲気ですね。

ここの広場で小休止し、手持ちのアミノバイタルでエネルギー補給しておきます。

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10分ほどで出発し、次は中山展望台を目指します。

引き続ぎ、岩の登山道を登っていきます。

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白駒池からずっと同じような登山道なので、心理的には少し飽きてきますが、

展望台につくと視界が大きく開けます。

ここの景色を見られるだけでも、十分に楽しめるとも思います。

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ここで20分ほど休憩して、中山峠を目指し出発。

途中の樹林の切れ目では、雲海に近い状態の景色も見られました。

もう少し高度があれば…

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中山展望台から中山峠までも、引き続き岩の多い登山道です。

しかも、泥濘がかなりひどい状態でした。

靴が半分以上埋まるようなところを歩かざるをえず、少し気持ちが折れます。

 

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ニュウ分岐を過ぎ、いよいよ中山峠に到着。

疲れを感じていれば、天狗岳はやめて、黒百合ヒュッテで小休止をとりニュウへ。

しかし、ここまでのエネルギー補給が上手くいったのか、ほぼ疲れなし。

ということで、天狗岳へGo!!

 

中山峠からしばらくは、これまでの登山道と変わらず、岩と泥濘。

この泥濘、なんとかならないだろうか…

実際、前を歩いていた方が、岩に足を置いてスリップし転倒していました。

怪我はしていなかったようで、幸いでしたが。

このあたりから、ストックはかえって滑るので、グローブ装着で手を使って

バランスをとるようにしました。

そして、道が狭いわりに人が多いので、写真を撮る余裕がありません。

頂上まで写真はゼロです。

 

西天狗から東天狗の周回で、中山峠に下りるルートをとった方だと思いますが、

岩を降りるのに慣れていないのか、「コワイ!」と口にされる人が多かったです。

私もこちらを下りにした場合、ところどころ、ヒヤっとしただろうな…と思います。

 

蓼科山で経験はしていましたが、クサリもなく高度感もないとはいえ、岩場には

慣れていません。

思いのほか、疲れましたが、なんとか山頂にたどり着きました。

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山頂にはすでに人が多く、西天狗岳への道も行きかう人がたくさん。

空いていた場所に座り、食事を兼ねた休憩を取りました。

東から雲が湧き上がっていましたが、眺望を楽しみながらの休憩は最高です。

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西天狗岳は目の前でしたが、往復で約40分。

帰りのコースタイムも5時間くらいあり、余裕がないので、断念しました。

西天狗もいずれ登ってみたいです。

 

下りは天狗の奥庭ルートをとりました。

中山峠からのルートから見ると、比較してなだらかに見えましたし、

行きにすれ違った方の雑談でもそのような話が聞こえていたので…

しかし、延々と続く岩に、かなり消耗させられました。

 

土の登山道とは、足にかかる負担が異なるのかもしれません。

足の上げ下げが多くなり、トンと固い岩に足を下ろして体重を支えるので、

思った以上に疲れました。

 

黒百合ヒュッテは大賑わいでした。

小休止して、スポーツドリンクと小さめの菓子パンでエネルギー補給。

10分ほどで出発、まだ先は長い…

思えば、ここでしっかり食事・休憩を取ればよかったのかもしれません。

この後、足が動かず、難儀することになりました。

 

東天狗から高見石まで、写真はタイムスタンプの為の一枚のみ。

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高見石まで下る途中、後ろから来た人に道を譲ると…

「私、遅いので、お先に行ってください」

『いえ、私も前に全然進めていないので、お先にどうぞ』

「このルート、長すぎですよね。足も滑るし…(苦笑)」

『…本当に大変ですよね(苦笑)』

ああ、みんな、同じような気持ちかと少し安堵。

 

高見石小屋になんとか到着し、休憩を取ることにしました。

揚げパンとコケモモジュースを注文すると、揚げパンはギリギリ残ってしました。

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抹茶ときなこを注文しました。

化学的には、すぐにエネルギーに変換されるわけではありませんが、

心理的には十分に充たされました。

おいしいものは、活力です。

 

この後、結局、スリップ転倒で膝を痛めてしまいました。

日常生活には影響ありませんが、足の大きな上げ下ろしは少し痛い。

それでも何とか白駒池駐車場にゴール。

7時出発・16時帰着というのは、今までで最長の行動時間かもしれません。

 

好天の登山は久々で、今までの最高峰の登頂なので、充実感はありました。

ただ、疲労具合を考えると、計画に無理があった感もあります。

山小屋は休憩利用だけでも、慣れていないせいか心理的なハードルが高いのですが、

行動時間の長い計画の場合は宿泊も考えるべきかな、と感じた一日でした。

蓼科山

歩き慣れてきたら、八ヶ岳に行ってみたいと思っていました。

とはいえ、ガイドブックや高原地図でも上級者向けを示す山が多いのも事実で。

初心者向けというと、蓼科山が登りやすいようです。

蓼科山は、厳密には「八ヶ岳」ではないのでしょうけど、連峰の中には入るはず。

ということで、行ってきました。

 

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先般の台風からずっと天気が悪く、せっかくのお盆も天候はイマイチ。

ヤマテン・てんきとくらすなど、各種予報とにらめっこでしたが、

8/13なら悪くなさそうでした。

ヤマテンでは、高層は朝から晴れ、低層も日中には雲がとれるという

ニュアンスでしたので、展望を期待して出発。

 

しかし、中央道を走っている最中から、小雨模様。

中央道を降りた後、八ヶ岳が近づくほどに、雲が厚くなっていきます。

これは天気予報より悪くなりそう…やや凹み気味のテンションで登山口へ。

7合目登山口には7時前に到着しましたが、駐車場はかなり埋まっていました。

 

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天気は引き続き霧雨時々小雨。

事前に調べる限り、しばらく樹林帯歩きなので、ソフトシェルでしのげそう。

雨具は暑いので…パタゴニアのフーディニを羽織ります。

しかし、すぐに脱ぎました。

さほど濡れないし、何より暑くて、汗のほうでビショビショになる!

相変わらず、服装の判断がうまくありません。

 

将軍平までは岩登りはなく、通常の登山道でしたが、中小の石が多く、

足元は要注意でした。

人の多いルートなので、小石を転げ落としてもよろしくなく、

いつも以上に慎重になってしまいます。

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1時間と少しくらい歩くと、道の先に空が見え、将軍平かな…と思ったら、

その通りでした。

蓼科山荘はちょうど開店準備中という感じでした。

青空も少し見えていて、天気の好天を期待せざるを得ない状況。

ただ、残っている雲がモクモクしている感じで、「これはダメかも…?」

という不安も。

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将軍平から先は、大きな岩の続く岩登りのはずなので、ストックはリュックへ。

手を使うはずだから、もちろん薄手のグローブも。

ところが、他の方たちは素手も多くいらっしゃって、何か恥ずかしくなりました。

気合入りすぎ…みたいな格好だったかもしれません。

でも、帰りの車の運転もありますし、擦り傷・切り傷もイヤなので、仕方ない。

 

実際、かなり両手を使って、体を支えていたと思います。

岩登りに慣れていれば、スムーズに体を運べるのかもしれませんが、

大きな岩が長く続く登山道は初めてでした。

高原地図のコースタイムは40分でしたが、私は60分をかけました。

慣れていなくて慎重だったのが、時間のかかった原因と思います。

 

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蓼科山頂ヒュッテが見えたら、いよいよ山頂!

空は灰色でした…

しかし、1時間も岩の登山道を登ったのは初めてなので、達成感ありあり。

 

想像以上に広く、岩だらけの山頂だったので、面食らいました。

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エネルギー補給をしつつ、天気の好転を待つか思案しましたが…

風がなく、じとじと湿って暑いうえ、虫が多い。

ほんの一瞬明るくなることはあっても、そもそも雲の切れ間も見当たらない。

車の運転中、天気予報で、関東甲信は夕方には雷雨の可能性を示唆していた。

よし、帰ろう!

好転より悪化のほうがこわいので、20分ほどの休息で下山開始。

 

登ってきた大きな岩たちは、下りのほうが大変なんですね…

登りは手で体を支えつつ足を動かせますが、下りはまず足を置かないといけない。

どこに足をおいても、泥濘でついた泥のせいで、足を置いた岩の表面がよく滑る。

幸い、転ぶことはありませんでしたが、転んだら岩に腰やらぶつけるので、

痛そうだ…

 

登ってくる人も多かったので、通過待ちの時間もかなりあって、

下りはコースタイム30分に対し、45分かかりました。

将軍平についたころには、空は灰色。

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蓼科山荘でアイスを売っているようです。

帰りの八ヶ岳PAでソフトクリームを食べる…甘いもの取りすぎはよくない…

山小屋のアイスは別腹…さんざん迷って、やめました。

でも、食べればよかった…今回の登山はあまりよい思い出がなかったのだし。

 

将軍平からの下りは、大きな岩こそないですが、中小の石・岩の上を歩くので、

これもまた滑りやすい。

こけなくてよかった、と思うくらい、冷や冷やしました。

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11時30分には、無事、7合目登山口に到着しました。

7時30分出発、山頂で20分休憩をとって、11時30分下山なら、

悪くないペースではないかと思います。

 

帰りも蓼科の麓までは霧でした。

さすがに市街地では晴れていましたが、南アルプス八ヶ岳は雲の中。

山の天気は予想しづらいと言われますし、こういう日もあるのでしょう。

 

秋に向けて、八ヶ岳ビギナールートを研究中です。

編笠山はよさそうですが、他はルートが実に多彩ですね。

どれが初心者向けなのか、実に悩ましいです…

他の山をもっと歩いてからのほうがよいのかもしれませんね。

櫛形山

花や紅葉など、特定の時期に見どころのある山は、やはりその時期に

登りたいと思いますが、今回はアヤメの時期にあたる櫛形山です。

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登り口はいくつかあるのですが、トレッキングコースとしては

池の茶屋登り口からスタートするのが一般的のようですね。

ただ、川崎からだと中央道からの道のりが長く、駐車場に空きがあるか、

やや不安がありました。

南アルプス市側のウッドビレッジ伊奈ヶ湖であれば、駐車場も広く、

そこまで混雑しないようなので、今回はこちらから登ることに。

 

中尾根から登り、アヤメ平を経由して、北尾根で下る周回コースに

しましたが、標高差は約1,100メートルで、自身では最大の標高差です。

予想通り、きつい山行となりましたが、楽しくもありました。

 

ウッドビレッジ伊奈ヶ湖側の登山口は、周囲に多くの自然体験施設があり、

トイレも簡易なものではなく、しっかりしています。

盛夏はあまり簡易トイレは使いたくないので、とてもありがたいです。

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微妙に字が薄くなっていますが、こちらが中尾根登山道の入り口です。

アジサイがまだ咲いていました。

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少し進むともう一度分岐し、登山道へ。

植林の登山道という、よくあるパターンの出だしです。

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登山道はとてもよく整備されていて、歩きやすいものでした。

中尾根はアップダウンがほとんどなく、一貫して登っていきます。

急登というほどではありませんが、なかなかにタフでした。

特に困ったのが、虻だと思うのですが、足をとめるとすぐにまとわりついてくる虫。

虫よけでパーフェクトポーション(ハッカ)を繰り返しつけていたのですが、

効き目がなく、とにかく行動し続ける必要がありました…

 

標高をあげていくと、植生が変わって、自然林に入っていきます。

緑が鮮やかで、心地よいです。

 天気は雨の不安こそありませんでしたが、標高をあげるにつれ、ガスに…

とはいえ、展望がほとんどなさそうな樹林帯歩きでしたので、問題なしです。

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75分ほどで林道に出会いました。

高原地図では90分と表記されていますが、少し甘めの記載かもしれません。

道を隔てて、向かい側に登山道が続いています。

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引き続き、歩きやすい登山道です。

ここまでと同様、アップダウンが少なく、ほぼ登り基調。

それだけに、トレイルランナーの方がすいすいと駆け上がるのは、圧巻でした。

私は久々にがっつり登山で、心身ともにきつかったです…

 

林道から1時間ほどで、ほこら小屋(避難小屋)に到着。

ここにはトイレ・水場がありました。

水場は小屋の裏に続く道を少し歩く先の沢です。

空いたペットボトルに水を補給しましたが、とても冷たい水でした。

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ここまで、とにかく虫に追い立てられていたので、休憩がしっかり取れていない…

エネルギー補給・食事にも絶好なので、小屋を利用させて頂きました。

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本当にきれいな小屋でした。

宿泊しても快適そうです。

30分ほど食事・休憩をとりましたが、気が付くと、冷えた汗で寒さを感じました。

ここの時点で2000メートル近くあり、室内は20度ほどでした。

 

 

小屋を出ると、すぐに櫛形山山頂とアヤメ平の分岐に着きます。

ここまでで結構な体力消耗をしていて、展望がないという山頂に往復で約1時間。

ピークハントはすっぱりと諦め、花の多いという裸山経由アヤメ平直行にします。

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高原地図では、小屋・山頂・アヤメ平辺りの分岐がわかりにくいですが、

分岐になっているバラボタン平は、あまり広くありません。

指導標もしっかりしていて、迷うことはありませんでした。

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この分岐から、裸山に向かいました。

やはりしっかり整備された登山道が続きます。

ここからはサルオカゼが目立ってきます。

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裸山に近づくと、ネットに保護された草地が現れます。

ようやくアヤメが見られるようになりました。

ただ、ピークは過ぎていて、枯れたものや力のないものが多かったです。

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裸山のピークには、富士山と白根三山の展望があるようなのですが…ガスって

何も見えませんでした。

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裸山からアヤメ平に下りていく道すがらも、花が多く見られました。

こちらはアヤメだけではなく、いろいろな花が見られます。

ネットに囲われているのは、同じでしたが…どうも鹿の食害があるようです。

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草地を過ぎてから、登山道をしばらくと、いよいよアヤメ平へ。

人も多くなってきて、やはり池の茶屋側からの登山客が多いことを実感。

アヤメを折って持ち帰る不届き者がいるようで、注意書きがいくつかありました。

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アヤメ平は北尾根登山道に直通しているので、北尾根より下ります。

しかし、この北尾根が予想以上にきついものになりました。

勾配が思っていた以上に急です。

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途中で木段も出てきて、足にこたえます。

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また、砂のようになった細かい土の路面に、中小の浮石が多数転がり、

さらにその上から多くの落ち葉が積もっていました。

そして、急勾配なので、少しでも集中力が途切れると、足を滑らせます。

それが延々と1時間以上は続きました。

 

なんとか無事に、休憩ポイントになるみはらし台付近まで下ることができました。

ここで、指導標もなく、地図にもない分岐が二ヶ所あって、困惑…

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ジオグラフィカで位置を確認すると、左が正しいようです。

下りてきたはずなのに、登り始める道なので、判断に迷ってしまいます。

ただ、右側はどうも林道に下りている様子が伺えますので、左へ。

 

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またすぐに分岐です。

ジオグラフィカでは右。

左は左でみはらし台に直通している感じですが、地図とは方向が違うので、

右でいいと判断。

先ほどの分岐を含め、結局はすべてみはらし台にたどり着くかな、という

印象でしたが、初めて来る山なので、まずは地図通りに歩くしかないです。

 

高原地図には明記されていませんが、みはらし台の上に、展望台と小さな

東屋がありました。

2回目の分岐の左側は、ここに通じていたようです。

ここのすぐ下がみはらし台です。

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ちなみにみはらし台からの眺望はこんな感じです。

そばの樹木が育ってしまったのか、見晴らせません…

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林道沿いに北尾根の続きがあります。

いいこと言った風の注意書きがありますが、写真であっても、盗んではいけない…

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標高を下げるにつれ、周囲のガスは晴れましたが、暑くなる一方です。

道も相変わらずで、歩きにくい…転ばないように最後まで注意が必要でした。

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約2時間で北尾根登山道の入り口に到達。

高原地図のコースタイムより少し遅いくらいでした。

下りの時間表記は、ビギナーでも参考になるようです。

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ここから15分ほど林道を歩いて、ウッドビレッジ伊奈ヶ湖に到着。

子供連れの家族が目立って多く、夏休み初日らしい雰囲気でした。

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アヤメのピークには間に合わなかったですが、それでも花は十分に楽しめました。

中尾根が歩きやすく整備されていて、秋に歩くのもよさそうです。

北尾根はみはらし台の駐車場からは登山客がそれなりにいるようですが、

そこから下はあまり歩く人がいないような雰囲気もありました。

登りなら急登、下りなら転びそうということで、個人的には北尾根は選択外…

 

今回、1100メートルの標高差でしたが、これが自分の行けるギリギリかなと

いう印象でした。

秋冬は荷物も増えるので、もう少し下げたほうがよいかなとも思います。

 

ウッドビレッジ伊奈ヶ湖 7:45

林道出会い 9:00

ほこら小屋着 10:05

ほこら小屋発 10:35

バラボタン平 11:00

裸山 11:25

アヤメ平 11:35

みはらし台 12:55

北尾根登山道入り口 13:45

ウッドビレッジ伊奈ヶ湖 14:00