八丁池 天城峠・御幸歩道経由(天城)
天気予報では「雨の心配は少ないが、曇りがち」という感じで、
それならどこか出かけようかと思い、以前から準備していた
伊豆・天城のハイキングコースに行ってきました。
八丁池のハイキングコースは、車で行くなら水生地下の駐車場を
利用可能とのこと。
9時過ぎに到着しましたが、先客は1台だけでした。
今回のコースは旧天城トンネルから、天城峠・登り御幸歩道を
経て八丁池に至る、という計画です。
駐車場から道を隔てた方向に、旧天城トンネルに行けるとの
案内板があり、そちらから登りました。
車の往来もある林道のようで、あまり通りませんが、車にも気を使いつつ
先に進むと、沢が流れていて、わさび田もあります。
天城は水が豊富だということを実感します。
30分ほど歩くと、旧天城トンネルに出ました。
そして、ここで遠回りしてきたことに気づきました。
水生地を経由してしまいましたが、多分、駐車場から道路沿いに歩いたほうが
近かった…※15分くらいのロスのようです。
観光客の方は、トンネルの先に入っていきますが、私の目的地はそちらじゃない。
トンネルの脇に、気づきにくいですが、登山口がありました。
登り口からしばらくは、こんな感じで、狭く傾斜もそれなりの登山道が続きます。
また、常に樹木に囲まれていますので、眺望のよいところはありません。
天気も今一つだったため、伊豆らしくガスに包まれていました。
その分、風が涼しく心地よかったです。
登山道は、水の通り道とクロスするのか、ところどころで明らかに上から流れてきた
土砂で足元が悪い場所も目立ちます。
また、そもそも登山道自体が水の通り道になる場所もあるようです。
今年の梅雨は空梅雨気味にも関わらず、湿り気の強い道でした。
このコース、実は今までで一番長い行動時間・距離の計画でした。
目的地まで、まだ2時間もある…少し心が折れかける。
白い花が足元にかなり降り積もっていたのですが、何の花か、わかりません。
もう少し時期がよければ、かなり見応えあったのかもしれません。
赤い花はツツジでしょうか。
これは結構多く見かけました。
始めのうちと、何か所かは、狭く足場に気を使う登山道でしたが、
それ以外の多くは、道自体が平坦で、傾斜も穏やかでした。
ただ、苔の生えた倒木が当たり前のように何度も道を遮ります。
こういう部分はあまり手を加えない、という考えなのでしょうか。
そして、ようやく八丁池に到着します。
傾斜や段差は前回の大山より相当に楽ですが、行動時間が長く意外と疲れました。
なお、八丁池は盛大にガスに包まれていました。
30分ほど昼食休憩し、下ります。
下りは御幸歩道下りを利用します。(登りとは別ルート)
こちらはずっと足元に石が転がっていて、倒木も多く、結構たいへんでした。
下りの御幸歩道が終了すると、舗装された林道に出ます。
この林道を下りていくと、水生地の車止めにたどり着きます。
水生地下の駐車場までは、あと少し。
約5時間半、11kmくらいで、今回のハイキングは終了。
とても疲れた…
水生地下の駐車場からは沢に下りる階段があります。
そこで足を冷やして、濡れタオルで汗を拭いて、さっぱりして帰路へ。
コース全体でみれば、平坦ですし、整備されています。
涼しい時期なら、もっと快適なハイキングになると思います。
ただ、行動時間は長いコースです。
疲れて足が動かなくなってくると、道の細い場所はけっこう怖いかもしれません。
あと、大雨の後などは、水がかなり出ているのではないか…と思います。
当日だけでなく、しばらく前から天気の状況は見ておいたほうがよいのかも。
水生地下駐車場 9:10
天城トンネル 9:40(10分休憩)
向峠 10:50
大見分岐 11:50
八丁池着 12:30
八丁池発 13:00
下り八丁池歩道分岐 13:40
水生地歩道入口 14:25
水生地下駐車場 14:55