低山を歩いています

低山登山・トレッキングのブログです。

鉄砲木ノ頭・三国山

すっきり晴れない週末が続きますね。

今年の9月はシルバーウィークがなく、3連休が2回。

1回目の3連休は、山中湖の三国山稜に行ってきました。

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山中湖交流プラザからパノラマ台・鉄砲木ノ頭を経て、三国山に登り、

そこから稜線を歩くというコースプランです。

このコースだと、下山後に1時間以上の舗装路歩きになるので、ちょっと

体力的にはつらそうですが、3連休初日を休息に充てて、準備を整えました。

 

山中湖交流プラザの駐車場からスタート。

9月中旬にしては暑い…

ただ、富士山はくっきりと見えました。

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登山口はわかりやすく、登山道もしっかりしています。

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あれ、なんかいる…?

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鹿だ…

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これまで山中で出会ったことはなかったのですが。

ここはすぐそばに民家も道路もあるような麓だったので、驚きました。

すぐに逃げていってしまいましたが…

 

パノラマ台までは、道路を歩いて行ってもいいのですが、交通量のわりに

狭い路側帯しかないので、直登できるルートをとりました。

パノラマ台直下がススキの藪になってしまっていて、困惑しましたが、

道をみつけてなんとか到着。

むぅ、低層雲が広がり始めてきた…

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ここはドライブがてらに立ち寄る人が多く、トイレも完備されていました。

ただ、一番の眺望を期待しているのは、次の鉄砲木ノ頭。

少し足を休めて、すぐに出発しました。

 

鉄砲木ノ頭はさほど標高も高くなく、コースタイムも30分ほど。

かなり楽観的に考えていたのですが、思いのほか傾斜がきつかったです。

その上、足元が悪い。

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登山道の土が流出していて、流出防止の木材だけが残ってたり、道の中心に

向かって轍が深くなっていたり…

しかも、土がもろいので、登山靴でもずるずる滑ります。

そして、左右のススキが深いこと…

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ススキの藪で足元が見えにくいところもあり、しかも、そこに土砂流出防止の

木材があったりするので、歩きにくいこと、この上もなく。

盛夏には歩きたくないという印象でした。

 

思っていた以上消耗して、ようやく鉄砲木ノ頭の山頂に到着しました。

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正式には明神山という名称のようです。

山頂には神社がありました。(社はありませんが)

まだ雲は広がっておらず、富士山と山中湖を眺めることができました。

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これから向かう三国山稜も見えます。

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しかし、それにしても、消耗が激しい…という状況でした。

発汗がいつもより多く、スポーツドリンクをかなり消費。

思っていたより急登だったのと、気温が上がっていたことが原因かな…

クッキーやら塩飴を頬張りつつ、しっかり休憩をとることに。

 

少し体力が回復したところで、三国山に向けて出発。

いったん峠まで下山し、そこから登り返しです。

下りはスムーズに歩くことができたので、一安心。

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登山口から25分ほどで山頂のようです。

大人25分…という記載は珍しい気がします。

三国山までは鬱蒼とした樹林を歩いていきます。

が…おかしい、足が進まない(+_+)

すっかり余裕がなくなり、写真が一枚もない有様だった…

 

25分ちょうどで山頂に到着。

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三国山の山頂は樹林に囲まれ、眺望はありません。

樹木の切れ間から、多少は景色が見えますが、この時点で低層の雲がかなり

広がっていて、薄暗い山頂でした。

簡素なベンチがあったので、そこに座って休憩を取り、再度のモグモグタイム。

モグモグしつつ、すこし頭の中を整理しました。

 

コースタイム通りに登ってきたものの、明らかに足が動いていないし、

息が切れて止まってしまうことがいつもの倍以上という印象。

なにより、発汗もかなり多く、スポーツドリンクの消費が尋常じゃない。

これじゃ、このまま歩き続けても、楽しくないだろうなぁ…

という結論に達し、稜線歩きはすっぱり諦め、帰還することにしました。

 

9月に入り、仕事で心身ともに厳しい状況だったので、自分の考えていたよりも

ずっと疲労が溜まっていたのかもしれません。

1日程度の休息では足りなかったようです。

天気の予想、コースの研究よりも、自分自身の見極めのほうが難しいと

改めて思わされる登山になりました。

御坂黒岳

夏休みの登山、第二弾です。

当初は編笠山を考えていたのですが、前回の茅ヶ岳下山後に膝に違和感が…

初めて登る山はやや不安もあり、別の山に計画を変更しました。

御坂黒岳は2年ほど前に一度歩いただけですが、駐車場を起点に周回しやすい

コースで、アップダウンもそれほどきつくなかったので、こちらにしました。

富士山と河口湖の展望を望める山ですが、どうなるか…

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起点となる芦川のすずらん群生地駐車場には7時過ぎに到着。

その時点で山頂・稜線には雲がかかっていました。

ただ、雲の動きは早く、この後で晴れるかもしれないと淡い期待も。

 

前回は1時間ほど林道歩きをして、新道峠の登山口から登りましたが、

今回はすずらん群生地を抜けて、黒岳まで向かいます。

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すずらん群生地を抜けると、登山道になります。

やがて林道に出会い、すずらん峠への登山口が伸びています。

ただ、この登山口が下草に覆われて、すごくわかりにくい…

標識がなければ見落とすと思います。

(林道をを隔てて、「すずらん群生地」「すずらん峠」の標識があります。)

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ここから後は、樹林の中をひたすら歩いて、黒岳への稜線を目指します。

登山道の入り口こそ下草で埋もれていましたが、その後は整備された道でした。

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この間に、雲が切れたのか、明るい陽射しが樹林にも入ってきました。

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この登山道は、山と高原地図で水場があると記載されています。

そこには確かに沢が流れているようでした。

動物の多い山のようなので、あまり飲みたいとは思いませんが…

また、水場のところで登山道がやや崩れていました。

危険とまでは言いませんが、かなり道が細い部分もあり、注意が必要でした。

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ここを過ぎてしばらくすると、明るい稜線が見えてきた…?

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稜線に到着。

ここから黒岳山頂を目指します。

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どうやら雲の切れ間のようで、明るい陽射しの入る尾根歩きになりました。

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樹林に切れ間から、富士山と河口湖。

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ここから山頂までは、なかなかの急登です。

標高はそこそこ高く多少は涼しいのと、樹林で直射日光が遮られるので、

オーバーヒートは避けられましたが、やっぱり盛夏の山歩きは汗だくです。

 

山頂は樹林の中です。

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山頂から少し歩いたところに展望台があり、富士山と河口湖の眺望が期待できます。

うん、ここまでは晴れていたのですが…

 

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展望台までのわずかな間に、すっかり雲に包まれてしまった…

先客からは「ついさっきまで晴れていたのよー」とのお話を頂きました。

ただ、しばらく待てば、雲の切れ間に入るかもしれない…待ってみようか。

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待ったかいがあり、ある程度は眺望を楽しめました。

ただ、雲の動きを見ていると、すっきりとは晴れない様子でした。

下山を開始します。

こんかいの下山路は、膝への負担を考え、あまりアップダウンのない林道を

歩くことにしていました。

すずらん峠まで戻り、破風山経由で新道峠に向かいます。

 

下山途中に出会った蝶々。

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破風山は山頂感なし。

一応、三角点はあるようです。

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新道峠にも展望台があります。

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富士山にかかった雲は消えそうにありませんでした。

 

新道峠から節刀ヶ岳に向かう稜線。

手前のピークは中藤山という山のようです。

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ここは三つ峠からずっと稜線を縦走できるようです。

かなり健脚でないと、歩き切れないような気がしますが、自分の体力にあわせて

一部だけでも歩ければ楽しそうですね。

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新道峠の林道に下りてきました。

ここまで車で入ってこれるので、車をここに停めて、黒岳などにピストンして

いる人も多いようです。

(スペースは数台分だけですが…)

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ここからは林道を下り、すずらん群生地の入り口に戻り、そこから群生地を

抜けて、駐車場へ向かいました。

歩きやすいコースで、膝にも痛みが出ず、一安心。

数日は脚を休めて、次の山行に備えたいと思います。

 

でも、今週から仕事なので、体力は山以上に消耗しそうです…(-_-;)

茅ヶ岳

長引く梅雨が明けたら、台風が立て続けに日本に接近しましたね。

なかなか登山の予定を立てられず、困っていましたが、お盆に入って

ようやく日程を組むことができました。

まずは、8月11日に茅ヶ岳へ。

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茅ヶ岳は以前から登ってみたかった山で、今回は初登頂です。

天気も一応の晴天予報なので、眺望を期待しつつ登山口の深田記念公園へ。

6時過ぎに到着すると、まだ数台しか駐車していない状況でした。

整備されたトイレもあって、助かります。

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登山は2ヶ月ぶりになってしまったので、入念に準備運動をして歩き始めると…

ダンプカーが次々と林道に入ってきます。

ちょうどこのあたりで、太陽光発電の大規模工事をしているようです。

自然エネルギーを活かすために、自然を破壊するという矛盾を感じますが…

 

林道を少し歩くと、登山口です。

歩きやすいトレイルなので、スムーズに先に進めます。

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林道を横切って、登山道を進むと、少しずつ傾斜がきつなってきました。

そして、このあたりから、ずっと虫に追い立てられる展開になりました。

刺したり噛んだりするような虫ではなさそうでしたが、羽音が大きいの不快…

 

かつては水場だったという女岩手前で小休憩。

足が動かん…とならないよう、行動食(カントリーマァム)も取っておきます。

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ここから勾配がきつくなってきました。

事前に調べると、茅ヶ岳は勾配がきついという意見と、ハイキングでしょという

意見に分かれている感じでしたが、私には十分にきつい。

やがて標識が見え、ここからは尾根道のような気配。

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しかし、ジオグラフィカを見ると、尾根直登のように見えるような…

ここからは多少は涼しい風が通るようになって、オーバーヒート気味の体には

心地よかったのですが、やはり勾配はきつかった。

岩も多くなり、手を使って登ることもしばしば。

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途中に深田氏の終焉の地がありました。

山の中で病に倒れることのリスクを感じずにはいられません。

この時季だと、軽い熱中症でも下山できずにそのまま…という可能性がありますね。

安全登山を心掛けたいと、なおさら誓うのでした。

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山頂に到着した頃には、山頂は雲の中。

もくもくした雲が周囲に多く、待っても晴天は期待できないかな…

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辛うじて、雲の切れ間から隣の山が見えました。

体力の余裕があれば、そちらまで縦走するつもりでしたが、天気が今ひとつ、

且つ発汗量も多くて体調に100%の自信が持てないので、今回は下山を選択。

涼しい時季にまた来ようと思います。

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下山は登りと異なり、尾根道コースへ。

こちらが尾根らしいですね…

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こちらのコースは傾斜がきつい部分も多いですが、手を使いたくなるような岩は

ありませんでした。

登ってきたご夫婦と少し会話をしたところ、そのお二人はこちらのほうが

歩きやすいとのお話でした。

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やがて林道にたどり着き、駐車場の標識に従い林道を少し下ると、

往路の登山道がすぐに見つかります。

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駐車場に下山した頃も、まだ駐車場には余裕がありました。

2000mもない山だと、さすがに盛夏に歩く人は多くないのかもしれません。

 

9月まで残暑で厳しい気候になりそうですが、安全登山を心掛けながら、

夏の山歩きを頑張りたいと思っています。

霧ヶ峰

例年と同様、海の日の3連休は霧ヶ峰へ。

ただ、今年はニッコウキスゲの開花が遅れているようで、気がかりでしたが…

週末に雨が続いていた中、この3連休は初日だけは降雨の懸念が少なく、

行くしかないと決めて出発しました。

 

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八島湿原からスタートの予定ですが、この時季は駐車場が混むので、6時過ぎには

到着するようにしました。

駐車場は1/4ほど埋まっている状況でした。

そして、予想通り、深い霧の中…

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湿原入口には、ニッコウキスゲがちらほら。

赤い花はレンゲツツジだろうか…この時季には3年続けてきていますが、

初めて見たような気がする。

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湿原に入り、車山肩を目指します。

まずは御射山へ。

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霧が深く、車山は見えません。

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八島湿原にもニッコウキスゲは咲いているはずなのですが、御射山方面の木道

からはほとんど見かけませんでした。

ただ、数は多くはなくとも、他の花は咲いています。

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徐々に霧が晴れてきました。

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早朝で人の少ない木道をゆっくりと歩きました。

久々の山歩きなので、体力はやや不安。

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旧御射山神社跡。

ここからはしばらく林道歩き。

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林道の終わりから、やや傾斜のある登山道を進むと車山肩へ到着。

青空が見え始め、気持ちの良い景色が広がります。

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そして、車山肩のニッコウキスゲ群落は…

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清々しいほどに、開花前!

今年は例年より1~2週間は開花が遅いのでしょうね…

天城山の石楠花もそうだったので、まあ覚悟はしていました。

 

花が期待できないので、車山湿原直行はやまて、今回は車山山頂を目指します。

振り返って車山肩を見ると、見事に緑一色。

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レンゲツツジ

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車山山頂に到着すると、八ヶ岳南アルプス・富士山が見えました。

曇天予報だったので、望外の景色。

八ヶ岳の上部は雲がかかっている感じでしたが。

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浅間山方面は雲海が広がっていました。

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蓼科山白樺湖

今年の夏休みも蓼科山に行こうか悩み中。

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車山を下りた後は、蝶々深山へ。

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今年はやたらと毛虫が多い。

過去、記憶がないのですが…あちこちにのたくっていて、踏んでしまいそう。

※毛虫は嫌いなので、写真はなし!

 

この後の道程には、ほぼ花は咲いておらず、淡々と歩くことになりました。

ただ、泥濘が多く、スパッツをつけていて正解でした。

八島湿原に戻ってきた頃には、青空が隠れ、曇天に…

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こちらのニッコウキスゲは開花が進んでいました。

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まだ満開までは至っていませんが、何とか目的を果たせてよかった…

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今年は梅雨が長引きそうな予想もあるのが、少し残念。

夏の快晴の下で山歩きをしたいと、切実に思う今日この頃です。

天城山(天城高原周回)

これまで天城では、水生地から八丁池までのコースしか歩いたことがなく、

今回はようやく天城山を歩くことにしました。

 

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シャクナゲの時季にあわせたものの、今年は外れ年というレポートをヤマレコで

見ていたので、それが気になっていました。

とはいえ、登山客で混雑するだろうと思い、6時15分頃には登山口の駐車場に

到着すると、すでに駐車場の半分は車で埋まっている状況でした。

 

駐車場から道路を横切ると、登山口があります。

快晴で気持ちがいい…というか、暑い。

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縦走路入口となっていますが、ここから天城山・八丁池と歩いて、旧天城トンネル

まで縦走するルートの入り口になっています。

今回は天城山(万二郎岳・万三郎岳)を歩いて、周回で天城高原に戻るルートです。

 

歩き始めは整備された登山道が続きます。

ここから周回ルートの分岐にあたる四辻を目指します。

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1週間ほど前から首筋を痛めていたので、体調面で不安もあったのですが、

スムーズに四辻に到着。

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右に行けば、涸沢分岐を経て万三郎岳、万二郎岳のルート。

左に行けば、万二郎岳・万三郎岳を経て、涸沢分岐となるルート。

今回は後者のルートで歩くことにしていたので、迷わず左へ。

ここからは整備はされているものの、決して歩きやすくはない登山道に。

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万二郎岳までのルートは、山と高原地図によると、トウゴクミツバツツジが多い

ようですが、時季がもう遅いかなぁと思っていると…

最終盤という感じですが、まだ咲いていました。

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決して珍しい花ではないと思いますが、葉の緑とのコントラストが好きで、

お気に入りの花です。

山頂直下のやや急登な道を登り終えると、万二郎岳の頂上です。

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片側が開けていて、眺望を望めます。

三筋山の風車と東伊豆の海岸が見えます。

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あのピークが万三郎岳…?

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まだ目的地は先なので、少し足を休めたら先に進みます。

万二郎岳を過ぎて少し歩いたところにも、ツツジが目立ちます。

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万二郎岳から万三郎岳までの登山道は、前半戦は比較的になだらかでした。

基本的に樹林帯の中ですが、「馬の背」を過ぎたあたりで、片側斜面の樹林が

切れて、眺望が開けました。

手前に天城高原ゴルフコース、奥に見えるピークが遠笠山。

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ここから傾斜のきつい登りが一部にあり、足元にも大小の岩も目立ち始め、

やや歩きにくい印象が強くなります。

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そして、アセビのトンネルと呼ばれるエリアへ。

アセビの花は残っていませんが、確かにトンネルのように頭上を覆っています。

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石楠立という標識が出てきました。

これで「はなだて」と読むそうです。

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いよいよシャクナゲの群生が始まる…と期待したものの…歩けど見当たらず。

ようやく出会ったのですが…

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まだ蕾でした。

群生というほどには、多く咲いている様子もなく、今年はやはり外れ年だったのか

とがっくり。

 

とはいえ、下山までの道のりはまだまだ長い。

気を取り直して歩を進めていくと、たくさん咲いていました。

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色々なブログ・ヤマレコのレポートで写真を見てはいたのですが、やはり実物を

見てみると、印象が大きく異なります。

なんというか、可愛らしい可憐な花。

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登山道を覆うように咲いているところもありました。

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個体によって、色が白かったりピンクだったり。

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シャクナゲのエリアは、登山道から見える範囲はかなり限られていると思います。

登山道を外れたところにも咲いているのでしょうね。

ここで完全に足が止まってしまい、かなり時間を使ってしまいましたが、

目的を果たせて大満足。

さあ、後は万三郎岳まで登って、下山だ!と気持ちもスッキリ。

 

万三郎岳の山頂は狭く、樹林に囲まれ眺望もなし。

ベンチがあったので、小休憩とエネルギー補給を済ませて下山開始。

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八丁池と天城高原の分岐へ出ました。

いつか八丁池方向への縦走をやってみたい。

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緑の爽やかな樹林帯と歩きやすい登山道。

ここまでは順調でした。

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しかし、ここから涸沢分岐を経て天城高原まで歩くルートは、荒れ気味との

レポートが多かったはず…

 

木段が出てきました。

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この木段、木段と木段の間の土がなく、ハードルのようになっています。

土が流出したのか、初めからハードル競技のつもりで置いたのか。

木段横の土もかなり抉れていて、歩くのは容易でなく…

足を激しく使うことになってしまいました。

 

他にも厄介なものが多く…木の根の露出が著しく、細かな足の上げ下げが必要。

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ガレ場も多く、ここでも足を使わされます。

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こちらのルート、ほぼこんな感じでした。

その上、一気に高度を下げたあと、登り返しを強いられるという…

下山なのに登っている印象が強く、足元が悪いこともあって、ウンザリしてきます。

(ジオグラフィカのトラックを見たところ、ずっとアップダウンの繰り返しでした。)

 

なんとか四辻まで1㎞を切った頃でした。

足を使わされ、アップダウンの繰り返しを越えてきて、ようやくゴールに近づいた

という気持ちの緩みがあったのか、漫然と歩いてしまったところ…

木の根に気づかず、右足をガツッとひっかけ、そのまま転倒してしまった!

何とか受け身の体勢はとれたものの、右半身を地面に打ちつけてしまい、

けっこう痛みを感じる状態に。

歩くのに支障はなかったものの、何とか四辻まで歩いて、そこで状態を確認…

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右足の脛に打撲の痕、上着も長袖とはいえ夏用の薄いベースレイヤーだったので、

右ひじも擦りむいていました。

右肩も痛みがあり、おそらく打撲と擦りむいている感じ。

これまでの登山では、足をスリップさせて転んだことが1回あったのですが、

その時は後ろに倒れたので、リュックが緩衝になって怪我はしませんでした。

今回は前のめりで倒れたので、ダメージが大きいという結果に…

やってしまったなぁ…

 

それでも、なんとか登山口までたどり着き、一安心。

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駐車場で上着を脱いでみると、右肩もかなり擦りむいていて、赤くなっていました。

救急セットはもちろん持っていたので、脛の打撲には湿布、擦りむいたところには

湿式絆創膏を貼りました。

右肩は広い範囲で傷ついていて、完治まで少し時間がかかりそう…

 

転倒したのが斜面ではなく、平らなところだったのが、不幸中の幸いでした。

斜面だったらと思うと、今でもゾッとします…

下山時、とくに目的地が近づいてきた頃が一番危ないとは意識していても、

フッと油断する隙がどうしてもあります。

これをしっかり教訓にしなければいけない…と強く思う一日でした。

天城八丁池

2月に咳喘息で痛めてしまった肋骨も、ようやく痛みがなくなり、

山歩きを再開できそうです。

今回は歩き慣れた天城八丁池へ。

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いつもの通り、新天城トンネル横の登山口から、旧天城トンネルに登り、

上り御幸歩道から八丁池まで歩きます。

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登り始めはやや濃くなり始めた新緑。

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天城峠の分岐も明るい緑の葉がしっかりと。

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ここから歩きやすい登山道を歩いて、少しずつ標高を上げていきます。

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ヒメシャラの木が多いところは、日差しがよく入るので明るく爽やか。

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標高の低いところではツバキの花を見かけました。

ところどこで、花ごとボトリと落ちているので、印象的です。

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標高の高いエリアでは、豆桜と馬酔木。

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この日は快晴だったので、上り御幸歩道の終了地点からまっすぐに八丁池には

行かずに、青スズ台に寄り道。

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ここからも眺望が望めるのですが、八丁池とは逆方向に歩いて、往復30分の

追加となるので、実は来るのは初めてです。

東伊豆の風車がよく見えましたが、ガスのかかりやすい地域なので、

いい日に登れたなぁと思います。

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青スズ台手前の豆桜は満開。

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来た道を戻って、八丁池手前の展望台へ。

この天気なら、眺望が期待できるか…

下田は明瞭に見ることができました。

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八丁池もよく見えます。

まだ葉をつけていない樹木が目立ちます。

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点在する豆桜。

登山道からは離れた森の中に木々があるので、間近に見ることのできる場所は

あまりありませんでした。

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快晴の八丁池で昼食休憩。

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下山は水生地にまっすぐ下りる、下り御幸歩道です。

いくつかのルートがあるのですが、青スズ台経由で時間を使ったので、

遠回りする余裕はなし…

基本的には歩きやすいので、上りと違いはありません。

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ただ、倒木が道をふさいでいて、避けるように踏み跡がついている場所が…

倒木を撤去しないと、森林部分に踏み跡がついてしまう…

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アップダウンが少ないとはいえ、6時間の山歩きは久々。

天気もよく、心地の良い山歩きのできた一日でした。

弘法山・念仏山

久々の更新になってしまいました。

2月から咳ぜんそくを再発させてしまい、強く咳込んだ際に肋骨まで痛め、

山歩きどころではありませんでした…

咳のほうはようやく快方に向かってきたので、山歩きのリハビリと

満開を迎えた桜見物を兼ねて、秦野市弘法山を歩いてきました。

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鶴巻温泉側の登山口から登り始めましたが、いつもよりハイカーが多い印象。

弘法山公園一帯は桜の名所になっていますが、ハイキングコース中にも

ちらほら桜をみかけます。

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このハイキングコースは途中で大山までつながるルートとの分岐があり、

いつもはまっすぐ弘法山へのルートを歩くのですが…

今回は時間・体力とも余裕があったので、大山方向のルートに寄り道をする

ことにしました。

30分ほど歩けば、念仏山のピークがあり、見晴らしがよいそうです。

ピストンで元のコースに戻るのに、約1時間なので、寄り道にはちょうどいい

くらいの行程です。

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登山道はしっかりしていて、とても歩きやすい。

道すがらに花も多く、里山はすっかり春だなぁと実感。

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約20分ほどで無事に念仏山に到着。

片側斜面がひらけていて、町を見下ろす眺望が広がっていました。

山吹も咲いていて、ちょうどいい時期だったようです。

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狭いピークのわりに人が多かったので、早々に来た道を引き返します。

ここの山頂にいた人たちは、そのまま大山方面まで足を延ばすか、その手前の

高取山というピークまで行って町まで下りるか、どちらかのようです。

 

弘法山まで来ると、山頂周辺に花の小さな群落がありました。

花には詳しくないのですが、シャガでいいのでしょうか?

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弘法山山頂にも桜が咲いており、完全に花見会場の様相。

ここから権現山までは公園になっていて、桜が多くなってきます。

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人が多くて、俯瞰の写真を撮ることができず…

プライバシーの問題もあって、写真に人が入り込まないようにしたいのですが、

無理でした。

 

権現山山頂にはベンチなど整備されていて、食事休憩にはちょうどいいのですが、

やはり人で一杯。

まだ11時前だというのに、すっかりデキアガった花見客(明らかにハイカーの

格好でしたが…)もいて、やや落ち着かない雰囲気でした。

 

秦野駅側に下りる登山道は、登ってくる人が多過ぎて、大渋滞。

海老名サービスエリアに入ろうとする渋滞列のようだ…」という声も

聞こえてきましたが、まさしくそんな感じでした。

 

概ね9kmのハイキングでしたが、体力的には全く問題なく歩けて、

咳もほとんど出ず、一安心。

ただ、咳ぜんそくは気管支の炎症からくる過敏状態が原因のようで、

花粉症でアレルギー症状が出てくると、ぶり返します。

関東地域のスギ・ヒノキを大伐採してほしいと、切に願うのですが…

 

ゴールデンウィークまで歩く体力を十分に取り戻して、もう少し

登山らしい登山をしたいと思います。