鉄砲木ノ頭・三国山
すっきり晴れない週末が続きますね。
今年の9月はシルバーウィークがなく、3連休が2回。
1回目の3連休は、山中湖の三国山稜に行ってきました。
山中湖交流プラザからパノラマ台・鉄砲木ノ頭を経て、三国山に登り、
そこから稜線を歩くというコースプランです。
このコースだと、下山後に1時間以上の舗装路歩きになるので、ちょっと
体力的にはつらそうですが、3連休初日を休息に充てて、準備を整えました。
山中湖交流プラザの駐車場からスタート。
9月中旬にしては暑い…
ただ、富士山はくっきりと見えました。
登山口はわかりやすく、登山道もしっかりしています。
あれ、なんかいる…?
鹿だ…
これまで山中で出会ったことはなかったのですが。
ここはすぐそばに民家も道路もあるような麓だったので、驚きました。
すぐに逃げていってしまいましたが…
パノラマ台までは、道路を歩いて行ってもいいのですが、交通量のわりに
狭い路側帯しかないので、直登できるルートをとりました。
パノラマ台直下がススキの藪になってしまっていて、困惑しましたが、
道をみつけてなんとか到着。
むぅ、低層雲が広がり始めてきた…
ここはドライブがてらに立ち寄る人が多く、トイレも完備されていました。
ただ、一番の眺望を期待しているのは、次の鉄砲木ノ頭。
少し足を休めて、すぐに出発しました。
鉄砲木ノ頭はさほど標高も高くなく、コースタイムも30分ほど。
かなり楽観的に考えていたのですが、思いのほか傾斜がきつかったです。
その上、足元が悪い。
登山道の土が流出していて、流出防止の木材だけが残ってたり、道の中心に
向かって轍が深くなっていたり…
しかも、土がもろいので、登山靴でもずるずる滑ります。
そして、左右のススキが深いこと…
ススキの藪で足元が見えにくいところもあり、しかも、そこに土砂流出防止の
木材があったりするので、歩きにくいこと、この上もなく。
盛夏には歩きたくないという印象でした。
思っていた以上消耗して、ようやく鉄砲木ノ頭の山頂に到着しました。
正式には明神山という名称のようです。
山頂には神社がありました。(社はありませんが)
まだ雲は広がっておらず、富士山と山中湖を眺めることができました。
これから向かう三国山稜も見えます。
しかし、それにしても、消耗が激しい…という状況でした。
発汗がいつもより多く、スポーツドリンクをかなり消費。
思っていたより急登だったのと、気温が上がっていたことが原因かな…
クッキーやら塩飴を頬張りつつ、しっかり休憩をとることに。
少し体力が回復したところで、三国山に向けて出発。
いったん峠まで下山し、そこから登り返しです。
下りはスムーズに歩くことができたので、一安心。
登山口から25分ほどで山頂のようです。
大人25分…という記載は珍しい気がします。
三国山までは鬱蒼とした樹林を歩いていきます。
が…おかしい、足が進まない(+_+)
すっかり余裕がなくなり、写真が一枚もない有様だった…
25分ちょうどで山頂に到着。
三国山の山頂は樹林に囲まれ、眺望はありません。
樹木の切れ間から、多少は景色が見えますが、この時点で低層の雲がかなり
広がっていて、薄暗い山頂でした。
簡素なベンチがあったので、そこに座って休憩を取り、再度のモグモグタイム。
モグモグしつつ、すこし頭の中を整理しました。
コースタイム通りに登ってきたものの、明らかに足が動いていないし、
息が切れて止まってしまうことがいつもの倍以上という印象。
なにより、発汗もかなり多く、スポーツドリンクの消費が尋常じゃない。
これじゃ、このまま歩き続けても、楽しくないだろうなぁ…
という結論に達し、稜線歩きはすっぱり諦め、帰還することにしました。
9月に入り、仕事で心身ともに厳しい状況だったので、自分の考えていたよりも
ずっと疲労が溜まっていたのかもしれません。
1日程度の休息では足りなかったようです。
天気の予想、コースの研究よりも、自分自身の見極めのほうが難しいと
改めて思わされる登山になりました。
御坂黒岳
夏休みの登山、第二弾です。
当初は編笠山を考えていたのですが、前回の茅ヶ岳下山後に膝に違和感が…
初めて登る山はやや不安もあり、別の山に計画を変更しました。
御坂黒岳は2年ほど前に一度歩いただけですが、駐車場を起点に周回しやすい
コースで、アップダウンもそれほどきつくなかったので、こちらにしました。
富士山と河口湖の展望を望める山ですが、どうなるか…
起点となる芦川のすずらん群生地駐車場には7時過ぎに到着。
その時点で山頂・稜線には雲がかかっていました。
ただ、雲の動きは早く、この後で晴れるかもしれないと淡い期待も。
前回は1時間ほど林道歩きをして、新道峠の登山口から登りましたが、
今回はすずらん群生地を抜けて、黒岳まで向かいます。
すずらん群生地を抜けると、登山道になります。
やがて林道に出会い、すずらん峠への登山口が伸びています。
ただ、この登山口が下草に覆われて、すごくわかりにくい…
標識がなければ見落とすと思います。
(林道をを隔てて、「すずらん群生地」「すずらん峠」の標識があります。)
ここから後は、樹林の中をひたすら歩いて、黒岳への稜線を目指します。
登山道の入り口こそ下草で埋もれていましたが、その後は整備された道でした。
この間に、雲が切れたのか、明るい陽射しが樹林にも入ってきました。
この登山道は、山と高原地図で水場があると記載されています。
そこには確かに沢が流れているようでした。
動物の多い山のようなので、あまり飲みたいとは思いませんが…
また、水場のところで登山道がやや崩れていました。
危険とまでは言いませんが、かなり道が細い部分もあり、注意が必要でした。
ここを過ぎてしばらくすると、明るい稜線が見えてきた…?
稜線に到着。
ここから黒岳山頂を目指します。
どうやら雲の切れ間のようで、明るい陽射しの入る尾根歩きになりました。
樹林に切れ間から、富士山と河口湖。
ここから山頂までは、なかなかの急登です。
標高はそこそこ高く多少は涼しいのと、樹林で直射日光が遮られるので、
オーバーヒートは避けられましたが、やっぱり盛夏の山歩きは汗だくです。
山頂は樹林の中です。
山頂から少し歩いたところに展望台があり、富士山と河口湖の眺望が期待できます。
うん、ここまでは晴れていたのですが…
展望台までのわずかな間に、すっかり雲に包まれてしまった…
先客からは「ついさっきまで晴れていたのよー」とのお話を頂きました。
ただ、しばらく待てば、雲の切れ間に入るかもしれない…待ってみようか。
待ったかいがあり、ある程度は眺望を楽しめました。
ただ、雲の動きを見ていると、すっきりとは晴れない様子でした。
下山を開始します。
こんかいの下山路は、膝への負担を考え、あまりアップダウンのない林道を
歩くことにしていました。
すずらん峠まで戻り、破風山経由で新道峠に向かいます。
下山途中に出会った蝶々。
破風山は山頂感なし。
一応、三角点はあるようです。
新道峠にも展望台があります。
富士山にかかった雲は消えそうにありませんでした。
新道峠から節刀ヶ岳に向かう稜線。
手前のピークは中藤山という山のようです。
ここは三つ峠からずっと稜線を縦走できるようです。
かなり健脚でないと、歩き切れないような気がしますが、自分の体力にあわせて
一部だけでも歩ければ楽しそうですね。
新道峠の林道に下りてきました。
ここまで車で入ってこれるので、車をここに停めて、黒岳などにピストンして
いる人も多いようです。
(スペースは数台分だけですが…)
ここからは林道を下り、すずらん群生地の入り口に戻り、そこから群生地を
抜けて、駐車場へ向かいました。
歩きやすいコースで、膝にも痛みが出ず、一安心。
数日は脚を休めて、次の山行に備えたいと思います。
でも、今週から仕事なので、体力は山以上に消耗しそうです…(-_-;)
茅ヶ岳
長引く梅雨が明けたら、台風が立て続けに日本に接近しましたね。
なかなか登山の予定を立てられず、困っていましたが、お盆に入って
ようやく日程を組むことができました。
まずは、8月11日に茅ヶ岳へ。
茅ヶ岳は以前から登ってみたかった山で、今回は初登頂です。
天気も一応の晴天予報なので、眺望を期待しつつ登山口の深田記念公園へ。
6時過ぎに到着すると、まだ数台しか駐車していない状況でした。
整備されたトイレもあって、助かります。
登山は2ヶ月ぶりになってしまったので、入念に準備運動をして歩き始めると…
ダンプカーが次々と林道に入ってきます。
ちょうどこのあたりで、太陽光発電の大規模工事をしているようです。
自然エネルギーを活かすために、自然を破壊するという矛盾を感じますが…
林道を少し歩くと、登山口です。
歩きやすいトレイルなので、スムーズに先に進めます。
林道を横切って、登山道を進むと、少しずつ傾斜がきつなってきました。
そして、このあたりから、ずっと虫に追い立てられる展開になりました。
刺したり噛んだりするような虫ではなさそうでしたが、羽音が大きいの不快…
かつては水場だったという女岩手前で小休憩。
足が動かん…とならないよう、行動食(カントリーマァム)も取っておきます。
ここから勾配がきつくなってきました。
事前に調べると、茅ヶ岳は勾配がきついという意見と、ハイキングでしょという
意見に分かれている感じでしたが、私には十分にきつい。
やがて標識が見え、ここからは尾根道のような気配。
しかし、ジオグラフィカを見ると、尾根直登のように見えるような…
ここからは多少は涼しい風が通るようになって、オーバーヒート気味の体には
心地よかったのですが、やはり勾配はきつかった。
岩も多くなり、手を使って登ることもしばしば。
途中に深田氏の終焉の地がありました。
山の中で病に倒れることのリスクを感じずにはいられません。
この時季だと、軽い熱中症でも下山できずにそのまま…という可能性がありますね。
安全登山を心掛けたいと、なおさら誓うのでした。
山頂に到着した頃には、山頂は雲の中。
もくもくした雲が周囲に多く、待っても晴天は期待できないかな…
辛うじて、雲の切れ間から隣の山が見えました。
体力の余裕があれば、そちらまで縦走するつもりでしたが、天気が今ひとつ、
且つ発汗量も多くて体調に100%の自信が持てないので、今回は下山を選択。
涼しい時季にまた来ようと思います。
下山は登りと異なり、尾根道コースへ。
こちらが尾根らしいですね…
こちらのコースは傾斜がきつい部分も多いですが、手を使いたくなるような岩は
ありませんでした。
登ってきたご夫婦と少し会話をしたところ、そのお二人はこちらのほうが
歩きやすいとのお話でした。
やがて林道にたどり着き、駐車場の標識に従い林道を少し下ると、
往路の登山道がすぐに見つかります。
駐車場に下山した頃も、まだ駐車場には余裕がありました。
2000mもない山だと、さすがに盛夏に歩く人は多くないのかもしれません。
9月まで残暑で厳しい気候になりそうですが、安全登山を心掛けながら、
夏の山歩きを頑張りたいと思っています。
霧ヶ峰
例年と同様、海の日の3連休は霧ヶ峰へ。
ただ、今年はニッコウキスゲの開花が遅れているようで、気がかりでしたが…
週末に雨が続いていた中、この3連休は初日だけは降雨の懸念が少なく、
行くしかないと決めて出発しました。
八島湿原からスタートの予定ですが、この時季は駐車場が混むので、6時過ぎには
到着するようにしました。
駐車場は1/4ほど埋まっている状況でした。
そして、予想通り、深い霧の中…
湿原入口には、ニッコウキスゲがちらほら。
赤い花はレンゲツツジだろうか…この時季には3年続けてきていますが、
初めて見たような気がする。
湿原に入り、車山肩を目指します。
まずは御射山へ。
霧が深く、車山は見えません。
八島湿原にもニッコウキスゲは咲いているはずなのですが、御射山方面の木道
からはほとんど見かけませんでした。
ただ、数は多くはなくとも、他の花は咲いています。
徐々に霧が晴れてきました。
早朝で人の少ない木道をゆっくりと歩きました。
久々の山歩きなので、体力はやや不安。
旧御射山神社跡。
ここからはしばらく林道歩き。
林道の終わりから、やや傾斜のある登山道を進むと車山肩へ到着。
青空が見え始め、気持ちの良い景色が広がります。
そして、車山肩のニッコウキスゲ群落は…
清々しいほどに、開花前!
今年は例年より1~2週間は開花が遅いのでしょうね…
天城山の石楠花もそうだったので、まあ覚悟はしていました。
花が期待できないので、車山湿原直行はやまて、今回は車山山頂を目指します。
振り返って車山肩を見ると、見事に緑一色。
車山山頂に到着すると、八ヶ岳・南アルプス・富士山が見えました。
曇天予報だったので、望外の景色。
八ヶ岳の上部は雲がかかっている感じでしたが。
浅間山方面は雲海が広がっていました。
今年の夏休みも蓼科山に行こうか悩み中。
車山を下りた後は、蝶々深山へ。
今年はやたらと毛虫が多い。
過去、記憶がないのですが…あちこちにのたくっていて、踏んでしまいそう。
※毛虫は嫌いなので、写真はなし!
この後の道程には、ほぼ花は咲いておらず、淡々と歩くことになりました。
ただ、泥濘が多く、スパッツをつけていて正解でした。
八島湿原に戻ってきた頃には、青空が隠れ、曇天に…
こちらのニッコウキスゲは開花が進んでいました。
まだ満開までは至っていませんが、何とか目的を果たせてよかった…
今年は梅雨が長引きそうな予想もあるのが、少し残念。
夏の快晴の下で山歩きをしたいと、切実に思う今日この頃です。
天城山(天城高原周回)
これまで天城では、水生地から八丁池までのコースしか歩いたことがなく、
今回はようやく天城山を歩くことにしました。
シャクナゲの時季にあわせたものの、今年は外れ年というレポートをヤマレコで
見ていたので、それが気になっていました。
とはいえ、登山客で混雑するだろうと思い、6時15分頃には登山口の駐車場に
到着すると、すでに駐車場の半分は車で埋まっている状況でした。
駐車場から道路を横切ると、登山口があります。
快晴で気持ちがいい…というか、暑い。
縦走路入口となっていますが、ここから天城山・八丁池と歩いて、旧天城トンネル
まで縦走するルートの入り口になっています。
今回は天城山(万二郎岳・万三郎岳)を歩いて、周回で天城高原に戻るルートです。
歩き始めは整備された登山道が続きます。
ここから周回ルートの分岐にあたる四辻を目指します。
1週間ほど前から首筋を痛めていたので、体調面で不安もあったのですが、
スムーズに四辻に到着。
右に行けば、涸沢分岐を経て万三郎岳、万二郎岳のルート。
左に行けば、万二郎岳・万三郎岳を経て、涸沢分岐となるルート。
今回は後者のルートで歩くことにしていたので、迷わず左へ。
ここからは整備はされているものの、決して歩きやすくはない登山道に。
万二郎岳までのルートは、山と高原地図によると、トウゴクミツバツツジが多い
ようですが、時季がもう遅いかなぁと思っていると…
最終盤という感じですが、まだ咲いていました。
決して珍しい花ではないと思いますが、葉の緑とのコントラストが好きで、
お気に入りの花です。
山頂直下のやや急登な道を登り終えると、万二郎岳の頂上です。
片側が開けていて、眺望を望めます。
三筋山の風車と東伊豆の海岸が見えます。
あのピークが万三郎岳…?
まだ目的地は先なので、少し足を休めたら先に進みます。
万二郎岳を過ぎて少し歩いたところにも、ツツジが目立ちます。
万二郎岳から万三郎岳までの登山道は、前半戦は比較的になだらかでした。
基本的に樹林帯の中ですが、「馬の背」を過ぎたあたりで、片側斜面の樹林が
切れて、眺望が開けました。
手前に天城高原ゴルフコース、奥に見えるピークが遠笠山。
ここから傾斜のきつい登りが一部にあり、足元にも大小の岩も目立ち始め、
やや歩きにくい印象が強くなります。
そして、アセビのトンネルと呼ばれるエリアへ。
アセビの花は残っていませんが、確かにトンネルのように頭上を覆っています。
石楠立という標識が出てきました。
これで「はなだて」と読むそうです。
いよいよシャクナゲの群生が始まる…と期待したものの…歩けど見当たらず。
ようやく出会ったのですが…
まだ蕾でした。
群生というほどには、多く咲いている様子もなく、今年はやはり外れ年だったのか
とがっくり。
とはいえ、下山までの道のりはまだまだ長い。
気を取り直して歩を進めていくと、たくさん咲いていました。
色々なブログ・ヤマレコのレポートで写真を見てはいたのですが、やはり実物を
見てみると、印象が大きく異なります。
なんというか、可愛らしい可憐な花。
登山道を覆うように咲いているところもありました。
個体によって、色が白かったりピンクだったり。
シャクナゲのエリアは、登山道から見える範囲はかなり限られていると思います。
登山道を外れたところにも咲いているのでしょうね。
ここで完全に足が止まってしまい、かなり時間を使ってしまいましたが、
目的を果たせて大満足。
さあ、後は万三郎岳まで登って、下山だ!と気持ちもスッキリ。
万三郎岳の山頂は狭く、樹林に囲まれ眺望もなし。
ベンチがあったので、小休憩とエネルギー補給を済ませて下山開始。
八丁池と天城高原の分岐へ出ました。
いつか八丁池方向への縦走をやってみたい。
緑の爽やかな樹林帯と歩きやすい登山道。
ここまでは順調でした。
しかし、ここから涸沢分岐を経て天城高原まで歩くルートは、荒れ気味との
レポートが多かったはず…
木段が出てきました。
この木段、木段と木段の間の土がなく、ハードルのようになっています。
土が流出したのか、初めからハードル競技のつもりで置いたのか。
木段横の土もかなり抉れていて、歩くのは容易でなく…
足を激しく使うことになってしまいました。
他にも厄介なものが多く…木の根の露出が著しく、細かな足の上げ下げが必要。
ガレ場も多く、ここでも足を使わされます。
こちらのルート、ほぼこんな感じでした。
その上、一気に高度を下げたあと、登り返しを強いられるという…
下山なのに登っている印象が強く、足元が悪いこともあって、ウンザリしてきます。
(ジオグラフィカのトラックを見たところ、ずっとアップダウンの繰り返しでした。)
なんとか四辻まで1㎞を切った頃でした。
足を使わされ、アップダウンの繰り返しを越えてきて、ようやくゴールに近づいた
という気持ちの緩みがあったのか、漫然と歩いてしまったところ…
木の根に気づかず、右足をガツッとひっかけ、そのまま転倒してしまった!
何とか受け身の体勢はとれたものの、右半身を地面に打ちつけてしまい、
けっこう痛みを感じる状態に。
歩くのに支障はなかったものの、何とか四辻まで歩いて、そこで状態を確認…
右足の脛に打撲の痕、上着も長袖とはいえ夏用の薄いベースレイヤーだったので、
右ひじも擦りむいていました。
右肩も痛みがあり、おそらく打撲と擦りむいている感じ。
これまでの登山では、足をスリップさせて転んだことが1回あったのですが、
その時は後ろに倒れたので、リュックが緩衝になって怪我はしませんでした。
今回は前のめりで倒れたので、ダメージが大きいという結果に…
やってしまったなぁ…
それでも、なんとか登山口までたどり着き、一安心。
駐車場で上着を脱いでみると、右肩もかなり擦りむいていて、赤くなっていました。
救急セットはもちろん持っていたので、脛の打撲には湿布、擦りむいたところには
湿式絆創膏を貼りました。
右肩は広い範囲で傷ついていて、完治まで少し時間がかかりそう…
転倒したのが斜面ではなく、平らなところだったのが、不幸中の幸いでした。
斜面だったらと思うと、今でもゾッとします…
下山時、とくに目的地が近づいてきた頃が一番危ないとは意識していても、
フッと油断する隙がどうしてもあります。
これをしっかり教訓にしなければいけない…と強く思う一日でした。
天城八丁池
2月に咳喘息で痛めてしまった肋骨も、ようやく痛みがなくなり、
山歩きを再開できそうです。
今回は歩き慣れた天城八丁池へ。
いつもの通り、新天城トンネル横の登山口から、旧天城トンネルに登り、
上り御幸歩道から八丁池まで歩きます。
登り始めはやや濃くなり始めた新緑。
天城峠の分岐も明るい緑の葉がしっかりと。
ここから歩きやすい登山道を歩いて、少しずつ標高を上げていきます。
ヒメシャラの木が多いところは、日差しがよく入るので明るく爽やか。
標高の低いところではツバキの花を見かけました。
ところどこで、花ごとボトリと落ちているので、印象的です。
標高の高いエリアでは、豆桜と馬酔木。
この日は快晴だったので、上り御幸歩道の終了地点からまっすぐに八丁池には
行かずに、青スズ台に寄り道。
ここからも眺望が望めるのですが、八丁池とは逆方向に歩いて、往復30分の
追加となるので、実は来るのは初めてです。
東伊豆の風車がよく見えましたが、ガスのかかりやすい地域なので、
いい日に登れたなぁと思います。
青スズ台手前の豆桜は満開。
来た道を戻って、八丁池手前の展望台へ。
この天気なら、眺望が期待できるか…
下田は明瞭に見ることができました。
八丁池もよく見えます。
まだ葉をつけていない樹木が目立ちます。
点在する豆桜。
登山道からは離れた森の中に木々があるので、間近に見ることのできる場所は
あまりありませんでした。
快晴の八丁池で昼食休憩。
下山は水生地にまっすぐ下りる、下り御幸歩道です。
いくつかのルートがあるのですが、青スズ台経由で時間を使ったので、
遠回りする余裕はなし…
基本的には歩きやすいので、上りと違いはありません。
ただ、倒木が道をふさいでいて、避けるように踏み跡がついている場所が…
倒木を撤去しないと、森林部分に踏み跡がついてしまう…
アップダウンが少ないとはいえ、6時間の山歩きは久々。
天気もよく、心地の良い山歩きのできた一日でした。
弘法山・念仏山
久々の更新になってしまいました。
2月から咳ぜんそくを再発させてしまい、強く咳込んだ際に肋骨まで痛め、
山歩きどころではありませんでした…
咳のほうはようやく快方に向かってきたので、山歩きのリハビリと
満開を迎えた桜見物を兼ねて、秦野市の弘法山を歩いてきました。
鶴巻温泉側の登山口から登り始めましたが、いつもよりハイカーが多い印象。
弘法山公園一帯は桜の名所になっていますが、ハイキングコース中にも
ちらほら桜をみかけます。
このハイキングコースは途中で大山までつながるルートとの分岐があり、
いつもはまっすぐ弘法山へのルートを歩くのですが…
今回は時間・体力とも余裕があったので、大山方向のルートに寄り道をする
ことにしました。
30分ほど歩けば、念仏山のピークがあり、見晴らしがよいそうです。
ピストンで元のコースに戻るのに、約1時間なので、寄り道にはちょうどいい
くらいの行程です。
登山道はしっかりしていて、とても歩きやすい。
道すがらに花も多く、里山はすっかり春だなぁと実感。
約20分ほどで無事に念仏山に到着。
片側斜面がひらけていて、町を見下ろす眺望が広がっていました。
山吹も咲いていて、ちょうどいい時期だったようです。
狭いピークのわりに人が多かったので、早々に来た道を引き返します。
ここの山頂にいた人たちは、そのまま大山方面まで足を延ばすか、その手前の
高取山というピークまで行って町まで下りるか、どちらかのようです。
弘法山まで来ると、山頂周辺に花の小さな群落がありました。
花には詳しくないのですが、シャガでいいのでしょうか?
弘法山山頂にも桜が咲いており、完全に花見会場の様相。
ここから権現山までは公園になっていて、桜が多くなってきます。
人が多くて、俯瞰の写真を撮ることができず…
プライバシーの問題もあって、写真に人が入り込まないようにしたいのですが、
無理でした。
権現山山頂にはベンチなど整備されていて、食事休憩にはちょうどいいのですが、
やはり人で一杯。
まだ11時前だというのに、すっかりデキアガった花見客(明らかにハイカーの
格好でしたが…)もいて、やや落ち着かない雰囲気でした。
秦野駅側に下りる登山道は、登ってくる人が多過ぎて、大渋滞。
「海老名サービスエリアに入ろうとする渋滞列のようだ…」という声も
聞こえてきましたが、まさしくそんな感じでした。
概ね9kmのハイキングでしたが、体力的には全く問題なく歩けて、
咳もほとんど出ず、一安心。
ただ、咳ぜんそくは気管支の炎症からくる過敏状態が原因のようで、
花粉症でアレルギー症状が出てくると、ぶり返します。
関東地域のスギ・ヒノキを大伐採してほしいと、切に願うのですが…
ゴールデンウィークまで歩く体力を十分に取り戻して、もう少し
登山らしい登山をしたいと思います。