高尾・小仏城山・景信山
山梨・長野の山に出かける際、圏央道の高尾山ICを通り過ぎるときに、
いつかは登ろうと思っていました。
観光地コースを選ばず、近隣の山との縦走にしたところ、歩きやすく且つ山歩きも
十分に楽しめる山でした。
高尾山・城山・景信山の順に歩きましたが、残雪・凍結と泥濘が多く、もう少し
時期を選べば、より楽しい山歩きになったような気がします。
景信山から小仏BSに下山する都合上、車を高尾駅そばのコインパーキングに置き、
6時50分くらいに発着となる車両に乗りましたが、想定外にガラガラ。
私が早すぎるのか、それとも真冬・残雪で登る人が少ないのか…
今回はケーブル高尾駅のそばにある稲荷山登山口から山頂を目指しました。
駅周辺もほとんど人がいない。
ケーブルカーも始発前なので、当然かもしれませんが。
稲荷山登山道は駅の左側すぐにあり、階段がしばらく続きます。
この階段がけっこうガチガチに凍結していて、下りはかなり大変そうでした。
慣れている人は軽アイゼンなしで登っていきますが、私は無理。
素直にチェーンスパイクを装着しました。
階段を抜けると、凍結・残雪なしの登山道になり、チェーンスパイクを外します。
この時期は、どこの山でも、服装の調節や装備の着脱が多く、面倒ですね…
稲荷山コースは、登山道脇に残雪あり、登山道は多少の凍結ありでした。
慎重に足を運べば、チェーンスパイク不要な程度です。
ただ、これはこの日の気温が朝から高めだったからかもしれません。
次の冷え込みで、ガチガチに凍結しそうな気もします。
山頂直下に急な階段が現れ、大倉尾根を思い出しました。
あそこは延々と続く階段でしたが、ここはすぐに終わります。
あとひと踏ん張り!と登っていくと…
望外の雲海が目の前に。
山頂はそこそこの登山者がいましたが、みな一様に驚いていました。
ここで雲海を見られるのは、珍しいのかもしれません。
しばらく写真を撮るのに夢中になってしましたが、ふと思い出しました。
ああ、山頂はあっちか、写真に収めねば。
ここで軽くおやつを食べ、トイレを済ませました。
山歩きの最中に綺麗なトイレを使えるとか、素晴らしい…
そうして、次の城山へ出発。
高尾山山頂から階段で下っていきますが、ここはガチガチの凍結です。
チェーンスパイクか軽アイゼンがなければ無理。
ツルツルと滑りつつ下っていく人もいましたが、運悪ければ、大怪我しそう。
高尾山から城山の間は、ところどころ木道・土も見えましたが、凍結多し。
途中から残雪が登山道にも出てきました。
土・木道の場所ではチェーンスパイクを外したかったのですが、装着の手間が
ひどくなりそうだったので、結局、外すことはできずに山頂まで歩きました。
城山山頂には茶屋があります
名物らしい、なめこ汁を注文!
七味を少し多く振ってしまい、ピリ辛になってしまった…
城山から小仏峠までの登山道は、ガチガチの凍結か、やや緩んだ残雪でした。
緩んだ残雪はノーアイゼンでも行ける感じで、トレランの人たちはすいすいと
走っていきました。
自分だったら、一歩目で転びそうです。
素直にチェーンスパイクを頼ります。
小仏峠から景信山までは、土と凍結が交互に出てくる感じでした。
傾斜がきつめなので、チェーンスパイクを頼りました。
無事に3つ目の山頂、景信山に到着しました。
11時を過ぎていたので、さすがに人も多くなってきました。
人の入った写真はなるべく撮らないので、山頂の写真が残っていないです…
ここも茶屋があり、昼食を取ることにしました。
なめこずくしの山歩き。
このコースは、要所要所に茶屋があって、不便しません。
景信山から小仏BSに下るコースは、昼過ぎだったせいか、泥濘がひどい…
残雪・凍結もありましたが、泥濘のほうでスリップします。
下山後、ジオグラフィカのログを見たところ、小仏BSから景信山への直登
ルートは、けっこうえげつない勾配で登っていくようです。
登りでは使うまい…
小仏BSには、靴を洗う水道とブラシもあって、助かりました。
洗っている間にバスが出そうになり、とても焦りましたが…
高尾山は、観光地化された、ゆるハイキングというイメージもありました。
しかし、歩くコースを選べば、思いのほか、しっかりした山歩きができます。
次は陣馬山を含めたコースも歩いてみたいところです。
そして、帰宅後、改めて靴を洗っている最中、ソールの一部が裂けているのを発見。
多分、小さな傷があったところに、チェーンスパイクのチェーンが引っかかって、
大きく裂けてしまったんだろうなぁ…
慣れた靴なのでソール張替か、いっそ新しい靴を買うか…困ったなぁ(-_-;)