八丁池(晩秋)
今週末は土曜日に寒冷前線通過で、山は悪天の予報でした。
来週末は温泉旅行をかねて、天城八丁池に行く予定でしたが、
週間天気では来週末も寒冷前線通過で山は荒天の可能性ありとのこと。
紅葉もかなり進んでいるようなので、急遽、山だけ予定を前倒ししました。
日曜の山行は翌週がつらいので、なるべく避けたいのですが…
紅葉シーズンのため、天城八丁池周回の起点となる水生地下の駐車場は7時着でも
半分ほど埋まっていました。
(下山時には通路まで駐車され、車を出すのに一苦労しました…)
シーズンといっても、標高の低いところはまだ色づき始めという感じです。
新旧天城トンネル付近は、まだ葉が青々としています。
いつものように、上り御幸歩道から歩く周回ルートです。
天城峠までのやや急登を登る間は色づきは今一つ。
日陰側の斜面で、空も曇りがちのため、薄暗い登山道をぜいぜいと登ります。
天城峠を過ぎたあたりから、ようやく秋の雰囲気が始まりました。
緑の葉も多いですが、ところどころ鮮やかに赤・黄に染まった木々が見えます。
平坦で歩きやすい登山道ですが、やはり秋は落ち葉で踏み跡がわかりづらい。
とくに、上り御幸歩道は一部に広い尾根を通るので、ピンクリボンやロープを
注意して見ていく必要があります。
青空が広がっていれば、色づいた葉がもう少し映えるのでしょうけど…
それでも秋の山歩きを楽しむには十分な状況でした。
平坦な道が多く、膝にも優しいので、ここの登山道はお気に入りです。
八丁池の周囲は既に落葉していました。
だいたい、ここに来るときは、鈍い灰色の空です。
ちょっと寒寒しい…
東屋は来るたびにボロボロになっていましたが、ついに立入禁止に…
資材を運ぶのも大変でしょうし、前週の竜ヶ岳もそうでしたが、
傷んでも放置せざるをえないのかもしれません。
人の多い時期らしく、八丁池で休憩・食事をとっている間に、次々と
登山客・トレランの方が行きかっていました。
過去に記憶にない賑わいでした。
下山は前回に行きそびれた八丁池歩道を使いました。
ブナ・ヒメシャラの多い登山道とのことです。
初めのうちは下りが続きますが、途中からは上り御幸歩道のような平坦な道が
多いルートでした。
というより、延々と水平移動になるので、標高が全然落ちません。
但し、上り御幸歩道と違う点は、植林も多いこと。
紅葉シーズンなのに、青々とした植林地帯を歩く時間が少なからずありました。
右が植林地帯で正午過ぎだというのに真っ暗。
左はヒメシャラが多く、とても明るい。
見事なコントラストです。
13時前に無事下山し、水生地から林道歩きとなります。
旧天城トンネルと同じくらいの標高なので、まだ葉が青々としています。
週末の悪天続きで、秋の山歩きの計画が思うようになりませんでした。
中央道から行く山々は、もう冬支度の雰囲気でしょうね。
秋、短いなぁ…それはまた来年の楽しみにして、冬でも行ける南の低山を
これから物色しようと思います。