霧ヶ峰(初秋)
膝の調子が今ひとつで、9月は山歩きができずに終わりそうでしたが、
30日はせっかくの好天予報だったので、アップダウンのない霧ヶ峰へ。
夏に来たことはありましたが、草紅葉の時期は初めてです。
過去に歩いていないルートを選び、車山山頂からゼブラ山経由で、
八島ヶ原に下りることにしました。
<今回のルート>
車山肩ー車山山頂ー南の耳ー北の耳ーゼブラ山ー八島ヶ原ー車山肩
蝶々深山・物見石と比べ、歩く人は少な目で、静かな湿原歩きができました。
車山肩に到着したのは7時30分頃。
駐車場は半分も埋まっていない状況で、夏とはかなり雰囲気が違います。
花の時期がこの湿原のハイシーズンなのでしょう。
車山山頂までは広く整備された道で、快適に歩けます。
空は快晴とまではいかず、南から雲が流れてきます。
気温も思ったより高めでしたが、不快なほどはありません。
車山山頂までは約30分ほどで、あっという間に登頂。
思っていたより展望が広く、20分近く留まってしまいました。
頂上の神社と背景には八ヶ岳。
槍・穂がはっきりと見えます。
遠くには雲海が見えました。
方角からすると、浅間山の方向だと思いますが…未だ山域・山の特定は苦手です。
山頂から見る白樺湖。
こちらに下っていきます。
山頂から車山湿原まで、引き続き、とてもよく整備された道です。
登山靴でなくても歩けるレベルです。
過去は蝶々深山経由のルートを通っていますが、今回はゼブラ山経由。
この分岐で南の耳方面に進路を変えます。
ここから本格的に湿原の中を歩いていきます。
笹は未だ青々としてしますが、低木はすっかり色づき、秋の雰囲気です。
花もぽつぽつと残っていました。
姫木平への分岐ですが、高原地図では殿城山分岐となっています。
南の耳方向に進みます。
ぽつんと伸びた木は、赤い実をつけていました。
南の耳は、このルートのピークです。
ピークといっても、ほんの少しだけ登るだけですが…
見晴らしもよく、開けた場所でしたので、小休憩をとりました。
ただ、下り(八島ヶ原からくる場合は登り)の斜面が、かなり急です。
道もやや滑りやすく、注意が必要です。
見上げると、こんな感じです。
登りなら、手を使いたくなりそう…
少し先に見えるのが、北の耳。
このあたりからススキが多くなって、一層、秋らしい雰囲気になりました。
北の耳は、南の耳と同じような展望です。
南の耳で小休憩ととったので、先に進みましたが、ここも休憩を取れる
スペースが広がっています。
再び姫木平への分岐が現れます。
姫木平は別荘地のようですが、ここまで散歩に来る人がいるのかもしれません。
少し先に見えるのがゼブラ山。
遠目には登りやすそうな感じですが、ここからは、下草が強くなってきます。
特に笹が力強く、道がやや見えにくい場所もあります。
ゼブラ山も展望がよく、やや開けた場所になります。
八島ヶ原はいよいよ近くに見えてきます。
槍・穂も見えますが、少し雲が出てきました。
ゼブラ山から八島ヶ原への道は、足元の笹が濃く、道がいよいよ見えにくく…
しっかり足元を見て、隠れた小石や木の根に躓かないように、注意が必要です。
ヤマレコで最後の左折がわからず、誤った道を進んでしまった…という
レポがあり、ずっと気を付けていましたが、一応、その場所はロープで
進入禁止になっていました。
ここは踏み跡がまっすぐ続いていて、左折する踏み跡も見えにくく、
確かにまっすぐ進んでしまいそうでした。
左の踏み跡を通れば、草地にでます。
草地を過ぎると、八島ヶ原湿原の手前のトイレに出てきます。
このルート、もう少し笹を刈り払ってほしいところですが…
盛夏は、笹の勢いがよいだろうし、もっと道が見えにくいかもしれません。
八島ヶ原湿原は、すっかり茶色に染まっています。
花も少ないだろう…ということで、鎌ヶ池ではなく、御射山直行ルートへ。
こちらは池・湿原とトレイルにやや距離があって、湿原を間近には見られません。
花の時期は、木道をぐるっと回ったほうがよさそうです。
ただ、この時期はススキが道の両脇に多く、秋を感じられる道だと思います。
八島ヶ原湿原から車山肩への帰り道は、未舗装林道が長く、最後は登り返しです。
2年前の夏は、この帰り道で、気持ちの折れそうな思いをしましたが…
鍋割山の林道歩き、東天狗から白駒池の辛く長い岩場下りなど、色々な経験を
積んだせいか、今回はすんなり登り切れました。
車山肩に戻り、再び見下ろす八島ヶ原湿原。
北側は引き続き晴天の青い空でした。
10月・11月は登山の適期です。
次の山をどうしようか、悩み中です。