鍋割山(丹沢)
1か月ぶりに山へ行くことができました。
以前より行こうと思いつつ、歩行距離が長いので、踏み切れなかった鍋割山です。
大倉のビジターセンターがスタートになりますが、駐車場に余裕がないようで、
念のため渋沢駅近辺のコインパーキングを利用しました。
そこから大倉行のバスで、ビジターセンターまで。
昨年の大山も激混みのバスでしたが、こちらも同じでした。
運よく座れましたが、大倉まで15分程度で、立っていても問題なかったかも。
ビジターセンターや大倉バス停はとても整備されています。
登山口というだけでなく、隣接する秦野戸川公園の利用客も多いようです。
鍋割山までは標識がしっかりあるので、迷うことはないと思います。
スタートは道路を歩きますが、やがて登山道へ…そして林道に入ります。
西山林道というようですが、この林道歩きが非常に長い。
初めのうちは、歩きやすくていいと思うのですが、単調なんですよね。
林道を1時間くらい歩くと、丸太橋をわたる沢に出会ったりします。
しなるような感触で、けっこう揺れます。
沢の水量が少ないなら、沢を直接横切っても問題なさそうです。
林道の終点には、ペットボトルが山積みされています。
鍋割山荘で使う水の歩荷ボランティアです。
山荘名物の鍋焼きうどんを食べるつもりだったし、ここまで順調な行程だったので
1リットルくらいの水をリュックに入れて、ボランティア決行!
…これが大きな間違いでした。
実はここから鍋割山の本格的な登山が始まるのでした。
けっこうな急登となる場所もあり、普段より1リットル余計に水を持ったため、
体中に負担がかかり始めます。
徐々に腰やら首やら、つらくなってきます。
山に登るときは、水分を十分に持ちたいのですが、それは重量に跳ね返るので
自分に背負える水の量がどれくらいなのか…
よい勉強になりなした。
登山道は樹林帯続きで、あまり展望はありません。
何度も足をとめながら後沢乗越まで登ると、ようやく西側に展望が出てきました。
同時にあけた西側から冷たい風が吹き付けてきました。
ここまでフリースだけでも汗をかくくらい、暖かでしたが、慌ててフーディニを
着こむことになりました。
この日はかなり暖かな天気でしたが、やはり高度を上げると、風の冷たさが違う。
着たり脱いだり、頻繁に調整が必要でした。
もう少し、上手なレイヤリングを身につけたいものです。
人気の山だけあって、山頂は人が多かったです。
ただ、金時山のように座る場所がないというほどではありませんでした。
もう少し季節が進めば、混雑も増すのかもしれませんが…
山荘に苦労して運んだ水を届け、鍋焼きうどんを注文。
外に持ち出して、山頂の展望を楽しみながら食べるのは、最高でした。
※うどんの置き場所に苦労したため、うどんの写真を撮れず…
山頂からは南の湘南、西の丹沢山塊を見ることができます。
ただ、泥濘がひどい場所もあって、歩くのには苦労しました。
小丸尾根のルートを周回するのが一般的のようですが、3月末まで通行止め。
倒木の危険があるようで、調査を行っているそうです。
今回は後沢乗越経由のピストンになります。
ただ、どちらのルートだとしても、大倉へ下りるなら、西山林道は避けられない。
この単調な林道歩きが、往復で2時間以上あるので、けっこう辛い。
主に精神的な意味で…
今回の山行は、約16kmで過去最長の歩行距離になりました。
標高差も1000mで、歩荷ボランティアというおまけつき。
さすがにぐったりと疲れました。
ただ、その割にコースタイム通りに歩くことができたので、山の歩き方が
少しは上達したのかな…と思います。
丹沢には塔ノ岳・檜洞丸という登ってみたい山があるのですが…
鍋割山よりきついだろうとわかっていますので、なかなか踏み切れません。
どんなルートなのか、しっかり調べてみようかと思っています。