八丁池(天城)
半年ぶりの天城八丁池に行ってきました。
紅葉の時期に行くことを考えていたのですが、他の事情もあって、
初冬となりました。
前回と同様、水生地下の駐車場に車を置き、周回コースをとります。
道を隔てた側にある踊り子歩道は、現在、工事中で人も通行禁止。
道路沿いに新天城トンネルに向かうと、天城峠バス停があり、そこから
旧天城トンネルに向かう登山道があります。
やや急な階段が続きますが、それほど距離はありません。
すぐに旧天城トンネルに到着。
ここのトイレから後は、八丁池までトイレはありません。
用を足してから、天城峠経由上り御幸歩道へ。
夏に来たときは木々の緑でやや薄暗く感じられた登山道ですが、
すっかり落葉していていました。
木々の間からも周囲の山々が目に入ってきます。
前回は緑が濃いことや濃霧もあって、この景色は楽しめませんでした。
落葉した分、朝日もよく差し込み、景色がとても明るい。
道すがら、富士山も見ることができました。
おそらく、前回は霧が濃くて見えなかったのだと思います。
上り御幸歩道は、天城峠までやや傾斜のある登りが続きますが、そこを
越えると、なだらかであったりフラットであったり、とても歩きやすい。
距離が長くなるというデメリットもありますが…
八丁池が近づくと、登りが続きます。
ある程度距離を歩いてきたこともあって、急に息が上がってきます。
また、このあたりから、まだ緑をまとった木々が目立ち始めます。
八丁池のトイレの向かいに、展望台に続く道があります。
前回は濃霧で行く気もしなかったのですが、今回は多少の期待ができたので、
行ってみることに。
朝は晴天だったのですが、雲が出はじめていたので、半ば祈るような気持ちで。
八丁池はしっかり見ることができました。
さすがに氷の張っているような状況ではありませんでした。
ここから見ていると、明るいのですが…
西方面はやや雲が多い。
しかし、駿河湾ははっきりと見え、南アルプスもおぼろげに見えました。
南側は下田です。
海と陸地ははっきり見えました。
ただ、空はだいぶ暗い…
東側は黒い雲で真っ暗だったので、写真もとらずに終わりました。
展望台から八丁池まで10分くらいでしたが、次々と雲がわいてきて…
着いた頃にはすっかり曇天でした。
食事と休憩を取りましたが、少しずつ風が冷たくなってきたので、
30分ほどで下山開始。
前回は下り御幸歩道を通りましたが、段差が多く、苦労した印象が強いため、
今回は別ルートをとりました。
ここは複数の整備されたルートがあるようで、組み合わせもいくつかあります。
登ってきた道を戻り、大見分岐まで歩くと、水生地歩道の分岐があります。
分岐から踏み跡がはっきりしていないのですが、よく見ると木段があります。
ここから水生地歩道が始まるようです。
水生地歩道はスギの樹林帯です。
分岐直後ははっきりしない道でしたが、すぐに整備された登山道になります。
雰囲気は下り御幸歩道と変わりませんでした。
こちらは段差が少なく、下る分には足のダメージがすくない印象。
ただ、フラットなところは少なく、逆方向(登り)はきついかもしれません。
沢沿いに道が続きます。
沢沿いということもあって、大雨のときは沢に向かって流れ込むのでしょうか。
土砂止めがあったり、橋を渡ったりします。
橋がひっくり返って、流されてます…
ただ、大雨の時以外は枯れ沢なのか、しっかり歩けるように整備されています。
水生地歩道の終着点は、舗装された林道です。
下り御幸歩道もここから林道を少しのぼったところに出てきます。
そのまま林道を下っていくと、水生地の車止めに着きます。
本来なら、ここから水生地下の駐車場まで10分くらいなのですが…
あいにく工事中で通れません。
踊り子歩道から旧天城トンネル・天城峠バス停経由で戻ります。
倍くらい遠回りになってしまいました。
道すがら、最後の紅葉を見ることができました。
湯ヶ島あたりは、まだ色づいた木々も残っていて、シーズン最後の紅葉
という感じでした。
水生地下駐車場 8:20
旧天城トンネル 8:40
天城峠 9:05
向峠 9:45
コマドリ歩道分岐 10:50
展望台 11:10
八丁池着 11:20
八丁池発 11:50
大見分岐 12:30
水生地歩道入口 13:20
水生地 13:30
旧天城トンネル 13:40
水生地下駐車場 13:50
約11kmの歩行距離でしたが、今回はやけに肩やら上半身の筋肉が痛い…
歩いている最中からリュックがしっくりこず、何度も調整したのですが、
うまく合わせられなかったようです。
冬になって荷物がかさばりがちなので、工夫が必要なのでしょうね。