湯坂路
箱根が紅葉の終盤に差し掛かっているようで、今回は箱根に。
初夏に登って以来の湯坂路を再訪しました。
コース自体は緩やかな傾斜が多く、時間も3時間くらい。
日曜に歩くなら、翌日のことを考えると、少し楽をしたい。
ここはちょうどよいコースだと思います。
※赤土が靴につくので、洗うのが面倒…という難点はありますが。
箱根湯本駅から歩いて10分くらいで、登山口に着きます。
歩道の狭い車道を歩く必要があるので、後ろからくる車に注意が必要です。
登山口の向かいには、さっそく色づいた木々がありました。
登山口から、しばらくは薄暗い樹林帯を歩きます。
道は石段になっていたり、土になったり、石が転がっていたり…
前日の雨の影響もあって、石畳の部分は滑ります。
慎重に足の置き場所を決めて歩きます。
左右の樹林は切れることがないですが、上には爽やかな青空が。
ところどころ、色づいた木々も見ることができました。
黄色く色づくものがほとんどで、赤いものはあまり見かけません。
やや急な登りを終えると、緩やかな登山道になります。
常緑樹が多い樹林帯です。
初夏は暑かった記憶が強いですが、今日は爽やかに歩けました。
徐々に道幅が狭くなります。
ぬかるみも多く、よく滑る…1日を通じて転ばなかったのは幸いでした。
やがて、明るい尾根道に入ります。
このあたりから日当たりのいい場所で、色づきのいい木々が出てきます。
鮮やかに赤く色づいています。
樹林全体を見ると、緑のほうが多い印象です。
日当たりのよい高い場所から色づいている感じです。
紅葉を見つけては、しばし見入るので、登頂速度が上がりません。
後ろから来る人たちに、何度も追い抜かれました。
大平台分岐が近づいてくると、ススキが目立ってきます。
ススキも最終盤という感じでした。
色づく木々とススキという組み合わせも楽しめます。
浅間山の山頂に着いた頃には、かなり暖かくなっていました。
山頂から見える箱根山?神山?には、もくもくした雲が…
晩秋とは思えない空模様・気温でした。
前回はここから鷹巣山に向かいましたが、今回はまっすぐ千条の滝へ。
再び樹林帯で、日当たりもよくないせいか、かなりぬかるみが多めでした。
ところどころ、色づくものが見えます。
日当たりのいい部分が色づき、それより低い位置の葉は緑という感じ。
赤・黄・緑のコントラストもいいですね。
千条の滝へ到着。
ここはカメラを構えた人が多くいました。
箱根の紅葉とあわせ、写真を撮りに来ているような感じでした。
千条の滝から小涌谷駅に向かう道すがら、山全体を見ると…
落葉もかなり進んでいるようです。
ほぼ無風という天気でしたが、落葉の乾いた音がずっと聞こえていました。
箱根の山も、そろそろ冬支度というところなのかもしれません。
反対方向の強羅行きは、東京近郊のラッシュ時のような満員ぶりでした。
箱根湯本駅では、箱根湯本着から強羅行きへの直接乗換が中止で、
一旦、駅の外から行列に並んで、強羅行きに乗換になっていました。
日曜の13時過ぎでそんな状況でしたから、土曜はもっと混んでいたのかも。
23日の祝日や今週末も、かなり混雑するのかもしれません。
噴火活動で箱根も一時期は人が減ったと聞きましたが、
今では元のにぎわいに戻ってきたのでしょうか。
今度は温泉宿に泊まりに来たいものです。