低山を歩いています

低山登山・トレッキングのブログです。

明神ヶ岳 道了尊登山口から往復(箱根)

空梅雨気味でありながら、梅雨明けが一向に見えない今年の夏です。

3連休もイマイチの天候ですが、今日は雨の不安もなさそう。

ということで、明神ヶ岳(箱根)に登ってきました。

 

事前に調べると、ルートがいくつかあります。

今回は車を使いたかったので、道了尊(大雄山最乗寺)の登山口

から往復のルートをとりました。

ここは大きな駐車場があり、無料で利用できました。

(お賽銭でせめてもの感謝を表してきました。)

 

登山口は境内の奥にあります。

道標もありますが、「明神橋」が目印になります。

 

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 明神ヶ岳まで2時間となっていますが…私は3時間かかりました。

 

登り始めからすぐに、かなり高さのある段差が出てきます。

木の根の部分がかなり崩れ落ちていて、根っこに手をかけて

よじ登るような感じでした。

この登山道、初心者に登れるのか、いきなり不安になります。

ただ、そこを越えれば、しばらくはそれなりに平坦になりました。

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木の根がかなり出ているのと、石・岩が多いので、楽ではありません。

しかも、こういう道は少な目で、粘土のような赤土の道がすごく多い。

これが曲者で、とにかく足が滑りそうになります。

また、登山道が深く削られていて、歩きにくい。

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上の写真はマシなほうで、実際はもっと狭くて、深くえぐられてます。

靴底にも、この粘土みたいな土がつくので、石にうっかり足をのせると

途端に滑ります。

もちろん、ズボンは泥だらけ…

 

あまり花を見られるルートではありませんでした。

でも、ごくわずかに見かけるものもありました。

あじさいとヤマユリ

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登り始めて1時間くらいで、ぼろぼろの休憩小屋に到着。

この頃から雲が晴れてきて、少し爽やかな気分に。

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とはいえ、湿度の高いこの時期なので、眺望は霞んでしまっていました。

秋以降なら、水蒸気も少なくなるので、もっとよい景色なのかもしれない。

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この小屋を過ぎると、尾根沿いに歩くことになりますが…草がすごい。

足元が見えないくらいで、ストックで払いながらの道中になります。

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30分ほど歩くと、水場に出ます。

神明水と道標にも書いてあり、冷たい水で喉を潤すことができます。

PETの水もぬるくなっていたので、ありがたく飲ませて頂きました。

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この神明水から登っていくところが急で、かつ、岩だらけ。

草も生い茂っていて、道がとてもわかりにくい。

何とか草をかき分け先に進みましたが、ここからかなり傾斜がきつく…

平坦なところは少なく、足元も例の赤土であまりよくない。

それが1時間くらい続き、何度も小休止をとる状況でした。

 

水がちょろちょろと登山道をまたぐところを2つくらい過ぎると

もうひとつ水場が出てきます。

たぶん明神水ですが、ここは表示がないので、確信が持てません…

 

そして、このあたりから、うっすらガスに包まれてきました。

時期が時期ですので、しょうがない。

ああ、頂上はガスで何にも見えないんだろうなぁ…

 

登り始めて約3時間、ようやく山頂に到着。

予想通りのガス、そしてやや強い風。

真っ白な景色なので写真も撮る気が起きず、食事休憩。

山頂は結構広くて、レジャーシートがあれば座る場所も十分。

ここまでほとんど人とすれ違わなかったのですが、山頂には

人がそれなりにいました。

明星ヶ岳や矢倉岳ともつながっているようで、色んな方向から

ハイカーがやってきます。

 

服が乾かないほど、汗でびっしょりだったので、やや強めの風と

ガスがむしろ気持ちいいくらいでした。

しっかり休んで、復路の下りに。

 

登りと同じルートなのですが、非常に難儀した点があります。

とにかく、足が滑る!

例の赤土が靴底についてしまうので、余計に滑りやすい。

赤土ロードでは、ストックも滑るので、とても不安定。

注意が必要でしたが、なんとか転倒はせずに済みました。

 

約2時間で下山し、最乗寺に到着。

しかし、その最乗寺参道坂道の石畳で、まさかの転倒…

この参道が一番よく滑るかもしれません。

(左ひざを痛めてしまい、しばらく辛いことになるかも…)

 

登山道はとても蒸し暑いです。

しかし、草がかなり茂ってます。

半袖・半ズボンはやめたほうがいいかもしれません。

 

道了尊登山口  8:55

休憩小屋   10:10

神明水    10:35

明神ヶ岳山頂 11:55

下山開始   12:20

道了尊登山口 14:30