低山を歩いています

低山登山・トレッキングのブログです。

高尾・小仏城山・景信山

山梨・長野の山に出かける際、圏央道の高尾山ICを通り過ぎるときに、

いつかは登ろうと思っていました。

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観光地コースを選ばず、近隣の山との縦走にしたところ、歩きやすく且つ山歩きも

十分に楽しめる山でした。

高尾山・城山・景信山の順に歩きましたが、残雪・凍結と泥濘が多く、もう少し

時期を選べば、より楽しい山歩きになったような気がします。

 

景信山から小仏BSに下山する都合上、車を高尾駅そばのコインパーキングに置き、

京王高尾線を使って高尾山口駅に向かいます。

6時50分くらいに発着となる車両に乗りましたが、想定外にガラガラ。

私が早すぎるのか、それとも真冬・残雪で登る人が少ないのか…

 

今回はケーブル高尾駅そばにある稲荷山登山口から山頂を目指しました。

駅周辺もほとんど人がいない。

ケーブルカーも始発前なので、当然かもしれませんが。

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稲荷山登山道は駅の左側すぐにあり、階段がしばらく続きます。

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この階段がけっこうガチガチに凍結していて、下りはかなり大変そうでした。

慣れている人は軽アイゼンなしで登っていきますが、私は無理。

素直にチェーンスパイクを装着しました。

階段を抜けると、凍結・残雪なしの登山道になり、チェーンスパイクを外します。

この時期は、どこの山でも、服装の調節や装備の着脱が多く、面倒ですね…

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稲荷山コースは、登山道脇に残雪あり、登山道は多少の凍結ありでした。

慎重に足を運べば、チェーンスパイク不要な程度です。

ただ、これはこの日の気温が朝から高めだったからかもしれません。

次の冷え込みで、ガチガチに凍結しそうな気もします。

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山頂直下に急な階段が現れ、大倉尾根を思い出しました。

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あそこは延々と続く階段でしたが、ここはすぐに終わります。

あとひと踏ん張り!と登っていくと…

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望外の雲海が目の前に。

山頂はそこそこの登山者がいましたが、みな一様に驚いていました。

ここで雲海を見られるのは、珍しいのかもしれません。

しばらく写真を撮るのに夢中になってしましたが、ふと思い出しました。

ああ、山頂はあっちか、写真に収めねば。

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ここで軽くおやつを食べ、トイレを済ませました。

山歩きの最中に綺麗なトイレを使えるとか、素晴らしい…

そうして、次の城山へ出発。

高尾山山頂から階段で下っていきますが、ここはガチガチの凍結です。

チェーンスパイクか軽アイゼンがなければ無理。

ツルツルと滑りつつ下っていく人もいましたが、運悪ければ、大怪我しそう。

 

高尾山から城山の間は、ところどころ木道・土も見えましたが、凍結多し。

途中から残雪が登山道にも出てきました。

土・木道の場所ではチェーンスパイクを外したかったのですが、装着の手間が

ひどくなりそうだったので、結局、外すことはできずに山頂まで歩きました。

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城山山頂には茶屋があります

名物らしい、なめこ汁を注文!

七味を少し多く振ってしまい、ピリ辛になってしまった…

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城山から小仏峠までの登山道は、ガチガチの凍結か、やや緩んだ残雪でした。

緩んだ残雪はノーアイゼンでも行ける感じで、トレランの人たちはすいすいと

走っていきました。

自分だったら、一歩目で転びそうです。

素直にチェーンスパイクを頼ります。

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小仏峠から景信山までは、土と凍結が交互に出てくる感じでした。

傾斜がきつめなので、チェーンスパイクを頼りました。

無事に3つ目の山頂、景信山に到着しました。

11時を過ぎていたので、さすがに人も多くなってきました。

人の入った写真はなるべく撮らないので、山頂の写真が残っていないです…

ここも茶屋があり、昼食を取ることにしました。

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なめこそば

なめこずくしの山歩き。

このコースは、要所要所に茶屋があって、不便しません。

 

景信山から小仏BSに下るコースは、昼過ぎだったせいか、泥濘がひどい…

残雪・凍結もありましたが、泥濘のほうでスリップします。

下山後、ジオグラフィカのログを見たところ、小仏BSから景信山への直登

ルートは、けっこうえげつない勾配で登っていくようです。

登りでは使うまい…

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小仏BSには、靴を洗う水道とブラシもあって、助かりました。

洗っている間にバスが出そうになり、とても焦りましたが…

 

高尾山は、観光地化された、ゆるハイキングというイメージもありました。

しかし、歩くコースを選べば、思いのほか、しっかりした山歩きができます。

次は陣馬山を含めたコースも歩いてみたいところです。

 

そして、帰宅後、改めて靴を洗っている最中、ソールの一部が裂けているのを発見。

多分、小さな傷があったところに、チェーンスパイクのチェーンが引っかかって、

大きく裂けてしまったんだろうなぁ…

慣れた靴なのでソール張替か、いっそ新しい靴を買うか…困ったなぁ(-_-;)

 

渋沢丘陵

年末年始にインフルエンザで5日間も高熱で寝込み、体力回復に時間が

かかっていました。

体力もようやく回復しましたが、1週間の出張もあって、今年はまだ

山を歩けていません。

出張明けすぐに、本格的に山を歩くのもきついので、今日は軽いハイキング。

頭高山・渋沢丘陵・震生湖のハイキングコースを歩いてきました。

 

秦野駅そばのコインパーキングに車をとめ、渋沢駅まで移動。

そこから頭高山・渋沢丘陵・震生湖と経由して、秦野駅に帰るルートです。

コース中、表丹沢の山々がよく見えます。

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高山登山口までは市街地と舗装路を歩きます。

市街地歩きは、登山地図だと細かい経路がわかりづらいことが多いですね。

スマホのマップを頼りにしたほうがよいですが、今回も同様でした。

登山口には標識が出ているので、取りつきは容易です。

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登山路は関係車両のみ通行可の林道なので、歩きやすいです。

泥濘や残雪もなく、そして急登もなく、楽々と歩けます。

里山らしく、分岐は多いですが、標識もしっかりしていますので、安心です。

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頭高山の頂上は広く、丹沢の山々もよく見えました。

時期と到着時刻がよければ、ゆっくり食事をしたい雰囲気です。

※写真を撮ったのですが、ファイルサイズが大きく、アップロードできず…

 

来た道を10分ほど戻ると、渋沢丘陵方面の標識があります。

少し歩くと、すぐに舗装路に出てしまい、そこから長い道路歩きになります。

道路の分岐には渋沢丘陵という文字がまず出てきません。

震生湖の記載がある場合は、そちらへ。

それもない場合は、地図を見ながら、行き先を決めるしかありませんでした。

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ただ、この舗装路歩きの間に、表丹沢を見渡せるビューポイントがあります。

先日の雪で雪化粧した塔ノ岳を見られると期待して、このコースを選びましたが、

期待通りでした。

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渋沢丘陵のハイキングコースは、土の歩道より、市街地・舗装路のほうが

長い印象でした。

次はないだろうな…

それでも、ところどろこの山道はよく整備されていて、歩きやすかったですね。

農地が多く、里山の雰囲気が非常に濃いコースです。

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震生湖が近づく頃には、南側で樹林の切れた所があります。

そちらは相模湾が広がっています。

遠く見えるのは大島だろうか。

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震生湖のそばまで来ると、東側が開けてきます。

湘南と江の島らしきものが見えます。

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震生湖は関東大震災で生み出されたそうで、それが名称の由来のようです。

ようやく到着しました。

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湖というほど大きくはなく、池といっても違和感はありません。

紅葉の時期は別の見え方かもしれませんが、あまりパッとしない景色。

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ここから秦野駅までは、ひたすら市街地歩きです。

普段の体力維持のためのウォーキングであれば、市街地も平気なのですが、

山歩きを前提にしている場合は、市街地歩きは気持ちがのりません。

弘法山のほうが楽しかったかもしれない。

 

ただ、頭高山・震生湖にはチップトイレもあり、市街地の進行方向が

わかりにくいとはいえ、とてもよく整備されたコースです。

晩秋・早春などは心地よいウォーキングを楽しめそうです。

市街地が多いので、少し暑くなってきたら、辛そうではありますけど…

 

12月の塔ノ岳以来の10㎞超の歩きでしたが、問題なくこなせました。

次はしっかりした山道を歩きたいので、久々に矢倉岳か、初めての高尾山を

計画しています。

もう少し寒さが緩んでくれると、歩きやすいのですけどね…

塔ノ岳(丹沢)大倉尾根ピストン

2017年の登り納めです。

塔ノ岳は表尾根から登りたいと思っていましたが、春・秋の一番よい

シーズンには行くことができず。

歩く距離が長く、登山口はバスしか移動手段がなくて行動開始が遅くなりそうで、

日の入りが早い12月に初めて行くコースじゃないなぁ…と断念。

大倉尾根のピストンなら、バスも早い時間からあって、撤退もしやすいはずで、

今回はこちらから登りました。

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結論から先に言ってしまうと、もう二度と大倉尾根を上りでは使わない。

大倉尾根、えげつない階段地獄だった…

通称バカ尾根は伊達ではありませんでした。

 

渋沢駅からバスに乗り、大倉へ到着したのが7時くらい。

6時45分くらいのバスは、時刻表では始発ですが、その前に先発もあった

ようです。

日の出から快晴の空で、それほど寒くもなく、快適な登山に期待が高まります。

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 ビジターセンターから大倉尾根を目指すと、すぐに丹沢一の有名人に出会いました。

勝手につけられたあだ名かと思いきや、ちゃんと丹沢クリステルって書いてある…

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ここから見晴茶屋までは、特に変わったところのない登山道でした。

一部、石が敷き詰められてて、歩きにくいところはありましたが、

それほど恐ろしいところはなし。

ただ、ここでオーバーペースで入ってしまうと、見晴茶屋以降の急登が

キツイことになりそうです。

見晴茶屋のベンチで小休止を取りつつ、その見晴らしを写真に収めました。

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ここから、上りにくいガレ場、歩幅の合わない木道、延々と続く階段に苦しみます。

ほんとにゾンビになったように、ジリジリと歩くしかなかった。

余程きつかったのか、写真がほとんど残っていない…

何枚か残っていたのが、表尾根と思しき稜線の写真。

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これが本当に表尾根なら、アップダウンが多くて、きつそうなんですけど…?

 

結局、3時間45分をかけて、ようやく山頂に到着。

風もなく、気温も12月にしては温かく、雲のほとんどない快晴。

食事と体力回復で、1時間ほどを山頂で過ごしました。

この塔ノ岳、山頂からの景色は、素晴らしいものでした。

 

(富士山と愛鷹山かな)

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(西丹沢、その奥に南アと八ヶ岳)

写真は奥がボヤけてますが、現地ではよく見えました。

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(湘南方面と手前は大山?)

温かい気温のせいか、だいぶ霞んでいます。

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(箱根・真鶴・伊豆)

写真だとはっきりしませんが、大涌谷のガスもよく見えました。

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下りは写真が一枚も残っていませんでした。

トレランの人も多く、道を譲りながらの下山だったので、余裕なしでした。

また、あのえげつない階段を、疲れた足で下るのも、実にきつくて…

それでも、何とか2時間20分で下山し、ビジターセンター到着。

身支度を整え、センター併設の飲食店で、アイスでも食べようかと思っていると

ちょうど渋沢駅行きのバスがきてしまう…

少し迷いましたが、バス待ちする気力もなく、そのバスに乗って帰宅の途へ。

 

ある意味、これ以上ないくらい、充実した登り納めでした。

今夏に下山で大苦戦した東天狗岳の経験がなければ、多分、気持ちが切れて

途中で撤退していたと思います。

でも、もう二度とこのコースは登りません…orz

心も折れた2017年最後の山行でした。

北鎌倉寺社の紅葉・天園ハイキング(初冬)

好天に恵まれましたが、夕方から歯医者の予定があり、手軽に歩ける所へ。

ちょうど紅葉がいい時期らしいので、北鎌倉から天園・獅子舞を歩いてきました。

 

まずは北鎌倉駅からすぐの円覚寺

8時30分過ぎの到着でしたが、門前はかなり人が多かったです。

境内の樹木はちょうど見頃で、いいタイミングで来れました。

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やはり人が多い時期です。

なるべく人の写っていない写真を撮りたいのですが…不可能。

遠景の中であれば、アップしてもマナー違反ではないか…と開き直って撮影。

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建物や池などと調和をとって、絵になるように樹木が配置されています。

山とは異なり、一枚の絵としての美しさがあるのが、自社の紅葉なのでしょうね。

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次に訪ねたのは明月院

あじさいの時期は大混雑しますが、12月初旬も後庭園を開放する為か混雑中。

こちらは円覚寺ほど広くないのもあって、紅葉している樹木自体が少な目でした。

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有名な円形の窓。

撮影の列が長く、10分ほど待って撮影しましたが、どうしても向こう側の人が…

列対策で3列に並んでいて、私は左の列だったので、正面の絵が撮れなかった…

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そして、天園スタートになる建長寺へ。

こちらの境内は紅葉の名所ではないようで、人は少な目でした。

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半蔵坊・勝上献あたりは赤い葉が多くなってきます。

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展望台からの遠景でも、色づく山の様子がよく見えました。

一面の色づきではないものの、市街地近くで紅葉を見られるのはいいなぁ。

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天園ハイキングコースは、いつものように賑わってました。

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太平山のピークあたりは、今まで一番人が多かったかもしれない。

数十名規模の団体さんが多く、しかも全く歩き慣れていないのが、素人の私にも

よくわかる感じでした。

何せ足元しか見ていないので、対向側のハイカーが避けないと、衝突しそうに…

引率する方も、列を小さめの集団に分けていないので、狭い登山道を数十名が

延々と歩いており、すれ違いも困難でした。

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今回は瑞泉寺ではなく、獅子舞に下りるルートをとりました。

紅葉名所だという期待値が高すぎたせいか、獅子舞は別になんとも…

山を登る人なら、どこでもよく見かけるくらいの紅葉でした。

ただ、市街地近くで、プチアウトドアが楽しめる点で、確かに名所なのかも。

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紅葉シーズンの最後は鎌倉でした。

雪が降る前に、丹沢に行きたいなぁと思っているところです。

 

八丁池(晩秋)

今週末は土曜日に寒冷前線通過で、山は悪天の予報でした。

来週末は温泉旅行をかねて、天城八丁池に行く予定でしたが、

週間天気では来週末も寒冷前線通過で山は荒天の可能性ありとのこと。

紅葉もかなり進んでいるようなので、急遽、山だけ予定を前倒ししました。

日曜の山行は翌週がつらいので、なるべく避けたいのですが…

 

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紅葉シーズンのため、天城八丁池周回の起点となる水生地下の駐車場は7時着でも

半分ほど埋まっていました。

(下山時には通路まで駐車され、車を出すのに一苦労しました…)

シーズンといっても、標高の低いところはまだ色づき始めという感じです。

新旧天城トンネル付近は、まだ葉が青々としています。

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いつものように、上り御幸歩道から歩く周回ルートです。

天城峠までのやや急登を登る間は色づきは今一つ。

日陰側の斜面で、空も曇りがちのため、薄暗い登山道をぜいぜいと登ります。

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天城峠を過ぎたあたりから、ようやく秋の雰囲気が始まりました。

緑の葉も多いですが、ところどころ鮮やかに赤・黄に染まった木々が見えます。

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平坦で歩きやすい登山道ですが、やはり秋は落ち葉で踏み跡がわかりづらい。

とくに、上り御幸歩道は一部に広い尾根を通るので、ピンクリボンやロープを

注意して見ていく必要があります。

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青空が広がっていれば、色づいた葉がもう少し映えるのでしょうけど…

それでも秋の山歩きを楽しむには十分な状況でした。

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平坦な道が多く、膝にも優しいので、ここの登山道はお気に入りです。

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八丁池の周囲は既に落葉していました。

だいたい、ここに来るときは、鈍い灰色の空です。

ちょっと寒寒しい…

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東屋は来るたびにボロボロになっていましたが、ついに立入禁止に…

資材を運ぶのも大変でしょうし、前週の竜ヶ岳もそうでしたが、

傷んでも放置せざるをえないのかもしれません。

 

人の多い時期らしく、八丁池で休憩・食事をとっている間に、次々と

登山客・トレランの方が行きかっていました。

過去に記憶にない賑わいでした。

 

下山は前回に行きそびれた八丁池歩道を使いました。

ブナ・ヒメシャラの多い登山道とのことです。

初めのうちは下りが続きますが、途中からは上り御幸歩道のような平坦な道が

多いルートでした。

というより、延々と水平移動になるので、標高が全然落ちません。

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但し、上り御幸歩道と違う点は、植林も多いこと。

紅葉シーズンなのに、青々とした植林地帯を歩く時間が少なからずありました。

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右が植林地帯で正午過ぎだというのに真っ暗。

左はヒメシャラが多く、とても明るい。

見事なコントラストです。

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13時前に無事下山し、水生地から林道歩きとなります。

旧天城トンネルと同じくらいの標高なので、まだ葉が青々としています。

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週末の悪天続きで、秋の山歩きの計画が思うようになりませんでした。

中央道から行く山々は、もう冬支度の雰囲気でしょうね。

秋、短いなぁ…それはまた来年の楽しみにして、冬でも行ける南の低山を

これから物色しようと思います。

竜ヶ岳(本栖湖)

10月は週末悪天の連続で、1回も山には行けませんでした。

9月末は霧ヶ峰ハイキングでしたので、「登る」というのは8月末の天狗岳以来。

ブランクが空きすぎたので、人も多く、簡単に登れる山ということで、

ちょうど1年ぶりに本栖湖畔の竜ヶ岳に行ってきました。

本栖湖畔は紅葉の真っ盛りで、ちょうどいい時期だったと思います。

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朝方はやや雲が多く、駐車場のある本栖湖キャンプ場到着時は、やや暗い…

7時30分より登山開始、久々の山歩きでコースタイムより遅くなるだろうから、

10時過ぎに山頂到着予定です。

それまでに雲がとれることを期待。

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登り始めると、すぐに少しずつ陽ざしが入り始めました。

ところどころに現れる黄葉が、陽ざしに透けて綺麗です。

やはり秋の山はいいですね。

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この竜ヶ岳は、登るほど笹の多くなる山なので、麓から標高の低い場所でないと、

紅葉を楽しめません。

なるべくゆっくり歩いて、景色を楽しみながらの登山を心掛けました。

写真だとやや緑ががって見えるのですが、実際はもう少し黄色だったような…

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30分ほど登ると、富士山と本栖湖を望める小広場に出ます。

富士山は逆光でうまく取れず。

本栖湖周辺の山々も紅葉最終盤の様子です。

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ここからしばらくは緩やかな傾斜の尾根道で、徐々に樹林から笹原になります。

ゴールの山頂も見えてきますが、山頂周辺は笹まみれです。

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樹林から笹に景色が変わると、歩きながら周囲を一望できる状態になります。

赤や黄がところどころに見られますが、茶も多い…

落葉してしまった木々も多いようです。

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休憩ポイントの石仏の東屋ですが、相変わらず階段もイスも崩壊中。

1年前と変わらない様子なので、修理はしない方針なのかもしれません。

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空は秋らしい巻雲が多くなり、日差しも明るくなって、爽やかな登山日和に。

晴れてよかった。

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湖畔登山道との分岐に到着。

湖畔のほうは昨年に下山で使いましたが、やや薄暗く楽しい雰囲気ではなかった

記憶があります。

今回は石仏ルートのピストンに決めています。

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ここから山頂までは笹が一層濃くなるのですが、登山道を覆うように左右から

笹が伸びています。

昨年より濃くなってないだろうか…?

足元はしっかり見えるのでいいですが、視線を上げていると、どこが登山道なのか

わかりにくいです。

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笹を左右にかき分けつつ進むと、山頂に出ます。

到着は9時30分で、コースタイムよりやや早めでした。

思ったよりも足が衰えていなかったようで、一安心。

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ガイドブックでは、山頂から周辺の山々が一望できるような記載もありますが…

笹の背が高くなっているので、思ったほど見えません。

この日は雲も多く、展望は富士山と近場の山々しか見えませんでした。

雨ヶ岳とタカデッキへの縦走は、来年の秋にやってみたい。

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今回はお湯を沸かすためのジェットボイルを初めて持参。

食事には早い時間でしたが、せっかくなので、練習を兼ねてカップラーメンと

コーヒーを楽しみました。

山頂でお湯を沸かせるって、素晴らしいですね。

楽しみの幅が広がった感じがします。

 

下りは石仏ルートのピストンですが、登りは展望を背にしているのと逆なので、

楽しい歩きになりました。

御坂山地も紅葉最終盤か落葉が進んでいる雰囲気。

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登りは気付かなった紅葉と富士山の絵。

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標高を下げてくると、陽ざしの中で黄・赤の葉っぱが明るく見えますが、

写真にするとやや暗い…

撮影する側の腕の問題もあると思いますが、コンデジではこんな感じなのかも。

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登山口に下りた後、湖畔の森をしばらく歩きました。

こちらは日差しもよく入り、木々も紅葉真っ盛りでした。

紅葉狩りなら、湖畔のほうがよいと思います。

ずっと上を見上げていたので、首が痛くなりました。

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台風の影響で、落葉が進んでいるのかもしれませんが、もう紅葉は終盤ですね。

週末の天気次第ですが、今秋中に天城とあともう一ヶ所には行きたいと思います。

 

霧ヶ峰(初秋)

膝の調子が今ひとつで、9月は山歩きができずに終わりそうでしたが、

30日はせっかくの好天予報だったので、アップダウンのない霧ヶ峰へ。

夏に来たことはありましたが、草紅葉の時期は初めてです。

過去に歩いていないルートを選び、車山山頂からゼブラ山経由で、

八島ヶ原に下りることにしました。

 

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<今回のルート>

車山肩ー車山山頂ー南の耳ー北の耳ーゼブラ山ー八島ヶ原ー車山肩

 

蝶々深山・物見石と比べ、歩く人は少な目で、静かな湿原歩きができました。

 

車山肩に到着したのは7時30分頃。

駐車場は半分も埋まっていない状況で、夏とはかなり雰囲気が違います。

花の時期がこの湿原のハイシーズンなのでしょう。

 

車山山頂までは広く整備された道で、快適に歩けます。

空は快晴とまではいかず、南から雲が流れてきます。

気温も思ったより高めでしたが、不快なほどはありません。

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車山山頂までは約30分ほどで、あっという間に登頂。

思っていたより展望が広く、20分近く留まってしまいました。

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頂上の神社と背景には八ヶ岳

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槍・穂がはっきりと見えます。

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遠くには雲海が見えました。

方角からすると、浅間山の方向だと思いますが…未だ山域・山の特定は苦手です。

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山頂から見る白樺湖

こちらに下っていきます。

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山頂から車山湿原まで、引き続き、とてもよく整備された道です。

登山靴でなくても歩けるレベルです。

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過去は蝶々深山経由のルートを通っていますが、今回はゼブラ山経由。

この分岐で南の耳方面に進路を変えます。

ここから本格的に湿原の中を歩いていきます。

笹は未だ青々としてしますが、低木はすっかり色づき、秋の雰囲気です。

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花もぽつぽつと残っていました。

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姫木平への分岐ですが、高原地図では殿城山分岐となっています。

南の耳方向に進みます。

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ぽつんと伸びた木は、赤い実をつけていました。

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南の耳は、このルートのピークです。

ピークといっても、ほんの少しだけ登るだけですが…

見晴らしもよく、開けた場所でしたので、小休憩をとりました。

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ただ、下り(八島ヶ原からくる場合は登り)の斜面が、かなり急です。

道もやや滑りやすく、注意が必要です。

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見上げると、こんな感じです。

登りなら、手を使いたくなりそう…

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少し先に見えるのが、北の耳。

 

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このあたりからススキが多くなって、一層、秋らしい雰囲気になりました。

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北の耳は、南の耳と同じような展望です。

南の耳で小休憩ととったので、先に進みましたが、ここも休憩を取れる

スペースが広がっています。

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再び姫木平への分岐が現れます。

姫木平は別荘地のようですが、ここまで散歩に来る人がいるのかもしれません。

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少し先に見えるのがゼブラ山。

遠目には登りやすそうな感じですが、ここからは、下草が強くなってきます。

特に笹が力強く、道がやや見えにくい場所もあります。

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ゼブラ山も展望がよく、やや開けた場所になります。

八島ヶ原はいよいよ近くに見えてきます。

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槍・穂も見えますが、少し雲が出てきました。

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ゼブラ山から八島ヶ原への道は、足元の笹が濃く、道がいよいよ見えにくく…

しっかり足元を見て、隠れた小石や木の根に躓かないように、注意が必要です。

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ヤマレコで最後の左折がわからず、誤った道を進んでしまった…という

レポがあり、ずっと気を付けていましたが、一応、その場所はロープで

進入禁止になっていました。

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ここは踏み跡がまっすぐ続いていて、左折する踏み跡も見えにくく、

確かにまっすぐ進んでしまいそうでした。

左の踏み跡を通れば、草地にでます。

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草地を過ぎると、八島ヶ原湿原の手前のトイレに出てきます。

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このルート、もう少し笹を刈り払ってほしいところですが…

盛夏は、笹の勢いがよいだろうし、もっと道が見えにくいかもしれません。

 

八島ヶ原湿原は、すっかり茶色に染まっています。

花も少ないだろう…ということで、鎌ヶ池ではなく、御射山直行ルートへ。

こちらは池・湿原とトレイルにやや距離があって、湿原を間近には見られません。

花の時期は、木道をぐるっと回ったほうがよさそうです。

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ただ、この時期はススキが道の両脇に多く、秋を感じられる道だと思います。

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八島ヶ原湿原から車山肩への帰り道は、未舗装林道が長く、最後は登り返しです。

2年前の夏は、この帰り道で、気持ちの折れそうな思いをしましたが…

鍋割山の林道歩き、東天狗から白駒池の辛く長い岩場下りなど、色々な経験を

積んだせいか、今回はすんなり登り切れました。

 

車山肩に戻り、再び見下ろす八島ヶ原湿原

北側は引き続き晴天の青い空でした。

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10月・11月は登山の適期です。

次の山をどうしようか、悩み中です。