足慣らしの街歩き
矢倉岳以降、山を登れていません。
3月下旬から職場が大混乱に陥っていて、日々、深夜帰宅。
しかも土曜出勤が続き、心身ともにボロボロ…
さすがに山に行く気力・体力が残っていませんでした。
ようやくの週末2連休で、多少は体を休められましたが、
トレーニング不足は否めません。
足慣らしの近所周回コース(約6km)を久々に歩きました。
近所の高台には公園があります。
そこを通るコースなのですが、ちょっとの坂すら足にこたえます。
せっかくの快晴ですが、山に行くには、もう少し休養が必要…
公園斜面に黄色の花が咲いていて、何かな…と思っていたら、山吹だそうで。
山吹色って、この色のことだったのかと初めて知りました。
いたるところに、というほど広範囲に咲いている感じでもないですが、
久々に花を見られて、心も癒されます。
高台の公園を降りると、後は市街地。
風が吹いていますが、春の日差しは思ったより強く、アスファルトからの
照り返しで汗ばんできます。
途中の橋上からの風景。
鉄塔の向こうには丹沢山塊が遠くに見えるのですが、雲がかかってました。
下界が快晴でも、丹沢はいつも雲がかかっている印象です。
6km歩いてみて、アキレス腱にかすかに痛みを感じるくらい。
ゴールデンウイーク前半にしっかり休みをとれば、山歩きを再開できそうです。
道が混雑しそうなので、どのあたりに行こうか、思案中ですが…
好天の連休になればいいなと、祈っています。
矢倉岳(地蔵堂ピストン)
2週間前の鍋割山がロングコースだったので、今回は短めのコースです。
昨年9月に歩いたものの、生い茂る草に苦戦し、山頂も深い草に覆われ、
休憩もままならなかった矢倉岳です。
草の枯れた時期、且つ好天なら、山頂の休憩が楽しそうな印象だったので、
再挑戦しました。
前回は足柄古道・万葉公園経由でしたが、今回は地蔵堂から直登コースです。
8時30分頃に地蔵堂駐車場に着きましたが、8割くらいは埋まっていました。
3連休の中日、登山日和とあって、かなりの込み具合。
矢倉岳だけではなく、金時山を目指す人たちも多かったようで、登っている間は
あまり人がいませんでした。
万葉うどんの横の細い舗装路を抜け、道路を渡ったところが登山道入口です。
入口が少しわかりにくい。
橋を渡った先には、花が咲いていました。
梅…ですよね?(花には詳しくない)
お茶畑を抜けた先から、いよいよ樹林帯の登山道です。
樹林帯手前から、お茶畑を撮影。
なんかのどかで、軽いハイキングコースに見えてきます。
樹林帯に入ってすぐに分岐があります。
まっすぐいくと、万葉公園に向かうようです。
下調べしてみると、あまり歩かれていない風なレポもありますが…
矢倉岳直登は、ここを右に向かいます。
沢に向かって下る道なのですが、幅は狭めで横には急斜面。
歩く際は注意が必要でした。
下りきったところに、沢が現れます。
丸太橋がありますが、これなら飛び石を踏んで渡ったほうがよいですね。
昨年9月は帰りにこのルートを使ったのですが、もう少し沢に勢いがありました。
深さも脛くらいまであって、ストックを使いながら、丸太を渡りました。
沢を渡ったところで撮影した沢の様子。
(今回)
(昨年9月)
まだ山を歩き始めたばかりでしたので、これくらいの勢いの沢でも、
ぎょっとしてしまいましたが…
今回はぶっちゃけ沢を直接渡れるレベルでした。
このルートは東電の鉄塔を次々と越していきます。
横を通ったり、下を通り抜けたり。
登山道の斜面もわりと急です。
矢倉岳はお椀のような形で、高さも800メートルくらい。
ただ、裾は広くないようで、登山道の斜面はきつくなってしまうらしいです。
ほぼ針葉樹の樹林ですので、あまり感動もない道かもしれない…
急登を登って休憩中に、下に向けて撮影。
けっきょうきつい登りです。
やがて万葉公園からの登山道と合流。
そのすぐ先に山伏平の分岐があります。
道標がしっかりしているので、間違えることはないと思います。
山伏平から先は、やや急な登りで、階段状に整備されている部分もあります。
やや段差の高い階段なので、足の上げ下げがきつくなります。
ここを15分ほど登りきると、山頂です。
180度の眺望で、富士山・箱根の山々・相模湾が見渡せます。
(山頂間近から見える富士山)
(山頂から金時山)
(山頂から大涌谷)
(山頂から明神ヶ岳)
(山頂から小田原・相模湾)
山頂はいい具合に草も枯れていて、とても春の気持ち良い陽射しの下で、
よっくり休憩できました。
人も多く、にぎやかな山頂でした。
この後の下りは同じコースを歩きましたが、急登の逆ですので、
歩くペースはかなり早くなります。
ところどころ、木の根や小石があるので、集中力を切らせると、転ぶかも。
やはりこの山は、草の枯れた時期が一番よいのでしょうね。
真冬に雪の積もった後も、面白いのかもしれません。
地蔵堂発 8:45
沢(丸太橋)9:05
鉄塔1 9:20
鉄塔2 9:25
鉄塔3 9:35
山伏平 10:00
山頂着 10:15
山頂発 11:05
山伏平 11:20
鉄塔3 11:35
鉄塔2 11:40
鉄塔1 11:45
沢(丸太橋) 11:50
地蔵堂着 12:05
鍋割山(丹沢)
1か月ぶりに山へ行くことができました。
以前より行こうと思いつつ、歩行距離が長いので、踏み切れなかった鍋割山です。
大倉のビジターセンターがスタートになりますが、駐車場に余裕がないようで、
念のため渋沢駅近辺のコインパーキングを利用しました。
そこから大倉行のバスで、ビジターセンターまで。
昨年の大山も激混みのバスでしたが、こちらも同じでした。
運よく座れましたが、大倉まで15分程度で、立っていても問題なかったかも。
ビジターセンターや大倉バス停はとても整備されています。
登山口というだけでなく、隣接する秦野戸川公園の利用客も多いようです。
鍋割山までは標識がしっかりあるので、迷うことはないと思います。
スタートは道路を歩きますが、やがて登山道へ…そして林道に入ります。
西山林道というようですが、この林道歩きが非常に長い。
初めのうちは、歩きやすくていいと思うのですが、単調なんですよね。
林道を1時間くらい歩くと、丸太橋をわたる沢に出会ったりします。
しなるような感触で、けっこう揺れます。
沢の水量が少ないなら、沢を直接横切っても問題なさそうです。
林道の終点には、ペットボトルが山積みされています。
鍋割山荘で使う水の歩荷ボランティアです。
山荘名物の鍋焼きうどんを食べるつもりだったし、ここまで順調な行程だったので
1リットルくらいの水をリュックに入れて、ボランティア決行!
…これが大きな間違いでした。
実はここから鍋割山の本格的な登山が始まるのでした。
けっこうな急登となる場所もあり、普段より1リットル余計に水を持ったため、
体中に負担がかかり始めます。
徐々に腰やら首やら、つらくなってきます。
山に登るときは、水分を十分に持ちたいのですが、それは重量に跳ね返るので
自分に背負える水の量がどれくらいなのか…
よい勉強になりなした。
登山道は樹林帯続きで、あまり展望はありません。
何度も足をとめながら後沢乗越まで登ると、ようやく西側に展望が出てきました。
同時にあけた西側から冷たい風が吹き付けてきました。
ここまでフリースだけでも汗をかくくらい、暖かでしたが、慌ててフーディニを
着こむことになりました。
この日はかなり暖かな天気でしたが、やはり高度を上げると、風の冷たさが違う。
着たり脱いだり、頻繁に調整が必要でした。
もう少し、上手なレイヤリングを身につけたいものです。
人気の山だけあって、山頂は人が多かったです。
ただ、金時山のように座る場所がないというほどではありませんでした。
もう少し季節が進めば、混雑も増すのかもしれませんが…
山荘に苦労して運んだ水を届け、鍋焼きうどんを注文。
外に持ち出して、山頂の展望を楽しみながら食べるのは、最高でした。
※うどんの置き場所に苦労したため、うどんの写真を撮れず…
山頂からは南の湘南、西の丹沢山塊を見ることができます。
ただ、泥濘がひどい場所もあって、歩くのには苦労しました。
小丸尾根のルートを周回するのが一般的のようですが、3月末まで通行止め。
倒木の危険があるようで、調査を行っているそうです。
今回は後沢乗越経由のピストンになります。
ただ、どちらのルートだとしても、大倉へ下りるなら、西山林道は避けられない。
この単調な林道歩きが、往復で2時間以上あるので、けっこう辛い。
主に精神的な意味で…
今回の山行は、約16kmで過去最長の歩行距離になりました。
標高差も1000mで、歩荷ボランティアというおまけつき。
さすがにぐったりと疲れました。
ただ、その割にコースタイム通りに歩くことができたので、山の歩き方が
少しは上達したのかな…と思います。
丹沢には塔ノ岳・檜洞丸という登ってみたい山があるのですが…
鍋割山よりきついだろうとわかっていますので、なかなか踏み切れません。
どんなルートなのか、しっかり調べてみようかと思っています。
みなみの桜と菜の花まつり(南伊豆町)
気温のアップダウンが激しいですね。
こういう気候だと、私の場合、膝の調子が悪くなりがちです。
天気予報では晴れだったので、山に行きたかったところですが、
足に不安があるので、思いきれず…山行きは中止。
2月は河津桜のシーズンなので、ドライブがてら桜見物にしました。
河津町のほうは、昨年に行きましたが、とにかく混雑がすごい。
道路も渋滞がひどかったので、今回はパス。
伊豆をさらに南下し、最南端の南伊豆町へ。
こちらは河津町ほどの混雑はなく、のんびりと桜を見ることができました。
桜の数自体は河津町のほうが多い印象です。
ただ、南伊豆町のほうもしっかり歩いて回れば、十分に楽しめます。
川沿いの歩道を歩く点では同じですが、南伊豆町は河津町ほど混雑していません。
河津町のほうは、駅に近い場所などは人が多く、おちおち写真を撮れなかった
記憶があります。
のんびり楽しみたい方は、南伊豆町のほうがよいかもしれません。
歩き始めは雲が陽ざしを遮る時間があったのですが、徐々に快晴に。
青空に桜にピンクが映えます。
ピークは先週末から今週中頃だったようで、少し葉が出ていました。
タイミングが難しいですね。
昨年の河津町では、濃く強いピンクが印象的だった河津桜ですが、
南伊豆町のほうはもっと優しい色合いでした。
もう一つの見どころが菜の花です。
桜並木からはやや離れたところに、菜の花畑があり、中に入ることができます。
花の香りも楽しむことができるので、ここもおすすめです。
この頃、仕事でへこむことが多く、気持ちが萎れ気味でしたが、
とてもいいリフレッシュになりました。
隅々まで歩いて、約6km。
たびたび足をとめて写真をとって、約2時間。
道の駅には、店の数は少ないですが、食事のできる屋台も出ていました。
南伊豆町の桜も良いですよ。
※今年の桜の盛りは過ぎたようですが、菜の花はまだ見ごろが続くようです。
越前岳(愛鷹)
好天予報の土曜でしたので、今回はしっかり登山となる山に行きました。
先週の伊豆からの眺めでも見えていた愛鷹山です。
愛鷹山というのはどうも山塊の名称のようで、その中の越前岳が
もっともポピュラーな愛鷹山を指す山らしいですね。
登山口も複数あって、山もいくつかあるので、ルートは複数あります。
ただ、ヤマレコなどを参考にすると、1月中旬の雪が氷になって残っている
というレポも多く、わかりやすいルートをとることにしました。
十里木展望台の駐車場からのピストンルートです。
高速で渋滞にはまり、駐車場着は8時45分でした。
半分以上くらいは埋まっていましたが、幸いにもまだ空きはありました。
地元ナンバーの車も多く、人気のある登山道のようです。
駐車場からは階段の整備された登山道が展望台まで続いています。
9時ころはまだ凍り付いていたので、歩きやすかったですが…
それでも一部は融け始めていて、泥はねが気になりました。
スパッツは登り始めからつけていたほうが無難ですね。
展望台からは間近に富士山、遠方に南アルプスを望めます。
この日も天気がよく、素晴らしい眺望でした。
展望台から馬ノ背をすぎてしばらくは、雪は見えません。
ただ、やはり融け始めた足元が滑りやすいので、注意が必要です。
馬ノ背も非常に見晴らしがよく、ベンチもあります。
ただ、このルートは頂上まで、展望できる方向は同じです。
そのまま先に進みました。
馬ノ背から先に進むと、大きな岩があったり、土の登山道もやや崩れて
段差が大きくなっている部分が出てきます。
手で体を支えたいことが多くなったので、ストックはしまいました。
そして、徐々に雪が見えてきます。
初めは登山道のところどころ…という感じですが、けっこう固く凍っています。
避けながら進むこともできますが、そのうち、全面的に凍ってきます。
ふかふかした雪ではなく、氷そのものなので、どうやっても滑ります。
軽アイゼンなしで登っている人もいたので、すこし試してみましたが…
一歩一歩に無駄に時間がかかりますし、滑って怪我をするのが怖い。
チェーンスパイクを装着することにしました。
去年の5月から始めた登山なので、実は今回は初めての軽アイゼンです。
実に容易に氷の上を歩けますね。
ザクザクという感覚もよい感じです。
この山は山頂が1500メートルですが、十里木からのルートは樹林帯が多く、
斜面も北・北西よりのようで、雪が融けにくいのだと思います。
軽アイゼンはお守り感覚でいいので、持っていったほうがよさそうです。
山頂まで10分ほどのところにある分岐です。
この辺りまでくると、登山道を外れたところは雪で覆われています。
足元もしっかり凍っていました。
山頂までチェーンスパイクは装着したままで行くことにします。
山頂に着くと、思っていたより人が多く、驚きました。
しかも日当たりがいいせいか、足元はひどい泥濘です。
レジャーシートを敷く気にもならない…
運よく、ちょうど開いたベンチ・テーブルに座り、ランチ休憩。
頂上からの景色も、登山道とほぼ同じです。
富士山・南アルプス方向は樹木が入ってきてしまいます。
駿河湾を一望できます。
西伊豆も視界に入ってきます。
実際はもっと明瞭に見えたのですが、この画像ではぼやけて見えませんね…
先週の達磨山からは、逆方向にこちらを眺めていました。
復路もチェーンスパイクをつけたまま歩きます。
滑る危険が少ないので、安心して歩くことができました。
すれ違った人が「自分も持ってくればよかった…」と苦笑いまじりに
話しかけてきました。
思っていたより、軽アイゼンを持たない人が多いんですね。
確かに、お守りで持つには、少々重いので、わかる気もします。
馬ノ背のあたりで岩が多かったことを思い出し、その前で外しました。
ただ、日も登った昼過ぎ、雪がなくなるかわりに、足元はどろどろ…
氷と変わらないくらい、足が滑りました。
駐車場にたどり着くまで、まったく気が抜けませんでした。
転んだら、体からリュックから、泥まみれだったでしょうね。
駐車場には一人分ですが、靴を洗える場所があります。
とても助かりました。
低山で人も多い山でしたが、雪の多いところでは、時々登山道を外して
しまいました。
どこが登山道なのか、わかりにくくなるのですね。
大きく外せば、道迷いや転倒の危険も高いですし…
冬の低山にも登ってみるつもりだったのですが、色々と考え直す機会に
なる1日でした。
十里木駐車場発 9:05
展望台 9:20
馬ノ背 9:35
勢子辻分岐 10:30
越前岳山頂着 10:40
越前岳山頂発 11:15
展望台 12:25
十里木駐車場着 12:35
達磨山(伊豆)
一年ぶりに有給休暇を取得することができ、一泊の温泉旅行ができることに。
以前から年に一回は訪れる温泉宿があるのですが、今回は天気もよさそう。
旅行ついでに行けるような、軽めにハイキングできる山を探してみました。
天城山は道路が凍結しているようで、今回はパス…
伊豆稜線歩道はフルだと歩行距離が相当に長くなるようですが、
だるま山高原レストハウスと達磨山のピストンなら、10km未満で
3時間程度のコースタイム。
ということで、歩いてきました。
だるま山高原レストハウスの駐車場に車をとめると、そこに展望台があります。
富士山がよく見える展望台で、景色を見るだけなら、ここで十分楽しめます。
レストハウスはオープンが遅めのようですが、トイレは外にもあります。
用を足してからスタートできるので、助かります。
他にもリュックを背負うハイカーがいましたので、人の多い登山道のようです。
駐車場から道路沿いを歩くと、すぐに登山道入口にたどりつきます。
登山道は始めこそ、階段になっていますが、すぐに穏やかな傾斜になります。
しかも、土ではなく、芝生です。
幅も非常に広くて、登山道というより、ゴルフ場のフェアウェイみたい。
こんな道を歩いていくと、やがて金冠山が見えてきます。
舗装路に行き会いますが、舗装路を渡って前に進むと金冠山へ。
ここからは距離こそ短いですが、石と土の登山道です。
レストハウスから30分で、金冠山山頂へ到着。
ここからも富士山や南アルプス、淡島といった景色を見ることができます。
ここが目的地ではないので、早々に来た道を引き返します。
先ほどの舗装路に出たら、舗装を下っていきます。
15分ほどで舗装路は、戸田峠の道路に行き会います。
正面に戸田峠の駐車場があり、そこから登山道が続いています。
日曜でも交通量は少な目でしたが、峠道なので飛ばす車も多いです。
渡るときには注意が必要です。
金冠山をパスするなら、ここの駐車場からスタートしてよいと思います。
ここからの登山道も芝生の部分があり、よく整備されていました。
ただ、時期が時期だけに、霜融けでぬかるみも多くあります。
運動用の靴や服装が望ましいと思います。
車でのアクセスがよいだけに、伊豆観光がてらに寄る方もいるのでしょう。
革靴という人もちらほら…帰宅後の汚れ落としとメンテが面倒じゃないかな…
幅の広い芝生道では、レジャーシートを広げくつろぐご家族もいました。
風が強くなければ、1月とは思えない陽気でしたので、楽しそうでした。
そのうちに、芝生と樹林帯を行き来するような感じになります。
背の低い木がほとんどなので、薄暗さは感じません。
ただし、階段の登山道が多くなり、足の上げ下げが必要でした。
小刻みに段差をつくっているので、歩幅が合わず、やや苦労します。
霜も融けているので、滑りやすい…
一つ小ピークを登り終えると、そこが小達磨山の山頂です。
樹林に囲まれ眺望もなく、そのまま先に進みます。
ここから下りが続き、樹林が切れると、目のまえに西伊豆スカイランと達磨山。
とても気持ちのいい登りになりそうな景色です。
達磨山に行くには、いったん、西伊豆スカイラインを歩く必要があります。
あまり車は通りませんでしたが、やはりスピードを出していますので、要注意。
ここからは延々と階段を登ります。
登山ではなく、ドライブがてらに寄る人も想定しているのでしょうね。
足元はとても整備されていました。
この時期(年中かも…)の伊豆は強い西風が吹き付けます。
この日は季節外れに温かいのに、風は強く冷たいので、歩くと汗が噴き出る、
止まるとすぐに冷やされるという状況。
ドライブがてらの人は、もこもこのダウンやコートなので、大変そうでした。
達磨山の山頂は360度の展望です。
富士山と南アルプスが見渡せます。
達磨山から先も道は続いています。
歩こうと思えば、天城まで歩けるようです。
今回は先に進まず、ここで折り返して、同じ道をピストン。
帰りは富士山・駿河湾・南アルプスをずっと眺めながらの歩きになります。
よい天気で、本当によかった…
きつい登りや、足元の悪いところはなく、とても平易な登山道でした。
ただ、革靴や汚したくないズボンはやめたほうがよいと思います。
いくら整備されているといっても、ぬかるみや土が必ずつきそうですので。
9:15 だるや山高原レストハウス駐車場 発
9:45 金冠山
10:00 戸田峠駐車場
10:25 小達磨山
10:50 達磨山
11:05 達磨山 発
11:25 小達磨山
11:45 戸田峠駐車場
12:15 だるや山高原レストハウス駐車場 着
明神ヶ岳(箱根)ー 金時登山口・矢倉沢経由
新年明けましておめでとうございます。
12月は業務繁忙やら忘年会やらで、なかなか山を登る体力を維持できず。
ほぼ一か月ぶりの登山は、2016年の登り初めになってしまいました。
今回は昨年の初夏に登った明神ヶ岳を別ルートで登りました。
秋に金時山に登った際、こちらから登ってみたいと思っていたコースです。
5日から仕事初めなので、今週末に行く予定だったのですが…
週末は南岸低気圧により悪天で、場合によっては大雪かもしれず。
そうなると、当面は山に雪が残るので、初心者の私にはハードルが高い。
今日はめったにない好天なので、思い切って登ってしまいました。
まず箱根登山バスで仙石BSまでいきます。
金時登山口はコンビニのあるところです。
道を隔てた向こうには大涌谷が見えています。
ここからやや急な舗装路を登ると、5分くらいで登山口です。
大きな看板があるので、すぐにわかります。
樹林帯をしばらく登ると、矢倉沢の分岐に出ます。
うぐいす茶屋もあるので、ここも見落としはしないと思います。
(今日は平日なのでお休みだったようです。)
ここまでの経路は、金時山の記録でも記載したので、大幅省略ご容赦。
金時山が見えますが、今回はそちらでなく…
明神ヶ岳の方向へ進むと、整備された登山道が続きます。
ただ、霜がおりていて、融けてぬかるんでいます。
スパッツ(ゲイター)を用意してあったので、幸い、足元はガードできました。
箱根では移動手段にバスや電車を使うので、泥汚れには気を付けたいです。
雲ひとつない晴天で、正月とは思えないポカポカ陽気。
明るい登山道が清々しい…
時折、ハコネダケの壁が切れると、景色がよく見通せました。
樹林帯も一部にありますが、葉も落ちていて、陽ざしが入ってきます。
ただ、如何せん、陽ざしが強く、暖かい。
縁側でうたた寝にはよいと思いますが、登山の行動中は暑いくらい。
薄手のフリースと中厚手のベースレイヤーでは、暑いくらいでした。
矢倉沢からはアップダウンを何度も繰り返して、明神ヶ岳に進んでいきます。
後ろを振り返ると、金時山と富士山の頭。
北側斜面の登山道には、少し雪が残っていました。
ヤマレコでは12月終わり頃からレポにあがっているようでしたが、
まだ残っているんですね。
幸い、登山道自体には雪はありませんでした。
ただ、今週末の天気次第で、また増えてしまうかもしれませんね…
樹林帯を抜けて、再び明るい登山道に出ます。
枯れススキが残っているところもありました。
樹林帯を抜けたところは、こんな感じで陽ざしが強いです。
夏は歩きたくないですね…
足柄方面が見えるのは、明神ヶ岳までのルートの一か所だけだったかも。
金時山や大涌谷の方向があけているので、眺望はそちらに限られます。
富士山がはっきり見えてきました。
金時山が小さく見えてきたので、高度も上がってきているのだと思います。
ようやく登頂。
前回の登頂時は濃いガスで、周りが何も見えませんでしたが、今回はばっちり。
大涌谷・富士山がはっきり見えました。
風も弱く、本当によい天気でした。
ランチ休憩で40分も滞在してしまいました。
なお、頂上もぬかるんでいました。
ベンチ一脚と腰掛可能な石もありますが…
レジャーシートを持っていったほうがよいと思われます。
帰りは宮城野へ下りていきます。
湘南方向の眺望はこちらのルートから見ることができます。
暖かいせいか、海側はやや霞んでいました。
宮城野へ向かうルートも笹や樹林帯で、登りのルートと同じような印象。
一部にススキもあり、晩秋ならもっとよい雰囲気かもしれません。
矢倉沢から明神ヶ岳までは、石が少なく、歩きやすかった印象ですが、
こちらはかなり石が多くなってきます。
ぬかるみで泥のついた靴を石の上に置くと、すべりやすいので注意ですね…
しばらく歩くと、宮城野分岐の標識が出てきます。
ここからは急な下り坂、且つ、たくさんの石・岩、えぐれた赤土でした。
逆方向に、宮城野から登ってくるのは、かなり大変そうだな…という印象です。
山と高原地図で「涸れ沢渡る」と記載あるのですが、それっぽい沢に
行き当らず、少し不安になりました。
宮城野分岐からかなり歩いて、こんなものに行き当ります。
一見、砂防ダムかと思いましたが、これが枯れ沢だったのかも…
水の気配がまったくない…
この分岐標識が出てきたら、民家の裏手を通るような登山道を下ります。
ここでは舗装道路と林道に行き当っていますが、あくまで登山道を直進。
登山道入り口の看板に突き当たったら、そこから集落の道路を下って
宮城野のバス停に向かいます。
ただ、箱根登山バスは箱根湯本の前から渋滞に巻き込まれがちです。
歩く余力があるなら、いっそ強羅駅まで歩いて、登山鉄道を使うほうが早い
可能性もありそうです。
特に今日は、バスがなかなか進まず、気疲れしました。
絶好の好天に恵まれ、とても気持ちの良い登山となって、大満足でした。
金時登山口 8:30
矢倉沢峠 9:00
明神ヶ岳山頂着 11:15
明神ヶ岳山頂発 11:55
宮城野分岐 12:40
枯れ沢(?) 13:05
宮城野BS 13:45