みなみの桜と菜の花まつり(南伊豆町)
気温のアップダウンが激しいですね。
こういう気候だと、私の場合、膝の調子が悪くなりがちです。
天気予報では晴れだったので、山に行きたかったところですが、
足に不安があるので、思いきれず…山行きは中止。
2月は河津桜のシーズンなので、ドライブがてら桜見物にしました。
河津町のほうは、昨年に行きましたが、とにかく混雑がすごい。
道路も渋滞がひどかったので、今回はパス。
伊豆をさらに南下し、最南端の南伊豆町へ。
こちらは河津町ほどの混雑はなく、のんびりと桜を見ることができました。
桜の数自体は河津町のほうが多い印象です。
ただ、南伊豆町のほうもしっかり歩いて回れば、十分に楽しめます。
川沿いの歩道を歩く点では同じですが、南伊豆町は河津町ほど混雑していません。
河津町のほうは、駅に近い場所などは人が多く、おちおち写真を撮れなかった
記憶があります。
のんびり楽しみたい方は、南伊豆町のほうがよいかもしれません。
歩き始めは雲が陽ざしを遮る時間があったのですが、徐々に快晴に。
青空に桜にピンクが映えます。
ピークは先週末から今週中頃だったようで、少し葉が出ていました。
タイミングが難しいですね。
昨年の河津町では、濃く強いピンクが印象的だった河津桜ですが、
南伊豆町のほうはもっと優しい色合いでした。
もう一つの見どころが菜の花です。
桜並木からはやや離れたところに、菜の花畑があり、中に入ることができます。
花の香りも楽しむことができるので、ここもおすすめです。
この頃、仕事でへこむことが多く、気持ちが萎れ気味でしたが、
とてもいいリフレッシュになりました。
隅々まで歩いて、約6km。
たびたび足をとめて写真をとって、約2時間。
道の駅には、店の数は少ないですが、食事のできる屋台も出ていました。
南伊豆町の桜も良いですよ。
※今年の桜の盛りは過ぎたようですが、菜の花はまだ見ごろが続くようです。
越前岳(愛鷹)
好天予報の土曜でしたので、今回はしっかり登山となる山に行きました。
先週の伊豆からの眺めでも見えていた愛鷹山です。
愛鷹山というのはどうも山塊の名称のようで、その中の越前岳が
もっともポピュラーな愛鷹山を指す山らしいですね。
登山口も複数あって、山もいくつかあるので、ルートは複数あります。
ただ、ヤマレコなどを参考にすると、1月中旬の雪が氷になって残っている
というレポも多く、わかりやすいルートをとることにしました。
十里木展望台の駐車場からのピストンルートです。
高速で渋滞にはまり、駐車場着は8時45分でした。
半分以上くらいは埋まっていましたが、幸いにもまだ空きはありました。
地元ナンバーの車も多く、人気のある登山道のようです。
駐車場からは階段の整備された登山道が展望台まで続いています。
9時ころはまだ凍り付いていたので、歩きやすかったですが…
それでも一部は融け始めていて、泥はねが気になりました。
スパッツは登り始めからつけていたほうが無難ですね。
展望台からは間近に富士山、遠方に南アルプスを望めます。
この日も天気がよく、素晴らしい眺望でした。
展望台から馬ノ背をすぎてしばらくは、雪は見えません。
ただ、やはり融け始めた足元が滑りやすいので、注意が必要です。
馬ノ背も非常に見晴らしがよく、ベンチもあります。
ただ、このルートは頂上まで、展望できる方向は同じです。
そのまま先に進みました。
馬ノ背から先に進むと、大きな岩があったり、土の登山道もやや崩れて
段差が大きくなっている部分が出てきます。
手で体を支えたいことが多くなったので、ストックはしまいました。
そして、徐々に雪が見えてきます。
初めは登山道のところどころ…という感じですが、けっこう固く凍っています。
避けながら進むこともできますが、そのうち、全面的に凍ってきます。
ふかふかした雪ではなく、氷そのものなので、どうやっても滑ります。
軽アイゼンなしで登っている人もいたので、すこし試してみましたが…
一歩一歩に無駄に時間がかかりますし、滑って怪我をするのが怖い。
チェーンスパイクを装着することにしました。
去年の5月から始めた登山なので、実は今回は初めての軽アイゼンです。
実に容易に氷の上を歩けますね。
ザクザクという感覚もよい感じです。
この山は山頂が1500メートルですが、十里木からのルートは樹林帯が多く、
斜面も北・北西よりのようで、雪が融けにくいのだと思います。
軽アイゼンはお守り感覚でいいので、持っていったほうがよさそうです。
山頂まで10分ほどのところにある分岐です。
この辺りまでくると、登山道を外れたところは雪で覆われています。
足元もしっかり凍っていました。
山頂までチェーンスパイクは装着したままで行くことにします。
山頂に着くと、思っていたより人が多く、驚きました。
しかも日当たりがいいせいか、足元はひどい泥濘です。
レジャーシートを敷く気にもならない…
運よく、ちょうど開いたベンチ・テーブルに座り、ランチ休憩。
頂上からの景色も、登山道とほぼ同じです。
富士山・南アルプス方向は樹木が入ってきてしまいます。
駿河湾を一望できます。
西伊豆も視界に入ってきます。
実際はもっと明瞭に見えたのですが、この画像ではぼやけて見えませんね…
先週の達磨山からは、逆方向にこちらを眺めていました。
復路もチェーンスパイクをつけたまま歩きます。
滑る危険が少ないので、安心して歩くことができました。
すれ違った人が「自分も持ってくればよかった…」と苦笑いまじりに
話しかけてきました。
思っていたより、軽アイゼンを持たない人が多いんですね。
確かに、お守りで持つには、少々重いので、わかる気もします。
馬ノ背のあたりで岩が多かったことを思い出し、その前で外しました。
ただ、日も登った昼過ぎ、雪がなくなるかわりに、足元はどろどろ…
氷と変わらないくらい、足が滑りました。
駐車場にたどり着くまで、まったく気が抜けませんでした。
転んだら、体からリュックから、泥まみれだったでしょうね。
駐車場には一人分ですが、靴を洗える場所があります。
とても助かりました。
低山で人も多い山でしたが、雪の多いところでは、時々登山道を外して
しまいました。
どこが登山道なのか、わかりにくくなるのですね。
大きく外せば、道迷いや転倒の危険も高いですし…
冬の低山にも登ってみるつもりだったのですが、色々と考え直す機会に
なる1日でした。
十里木駐車場発 9:05
展望台 9:20
馬ノ背 9:35
勢子辻分岐 10:30
越前岳山頂着 10:40
越前岳山頂発 11:15
展望台 12:25
十里木駐車場着 12:35
達磨山(伊豆)
一年ぶりに有給休暇を取得することができ、一泊の温泉旅行ができることに。
以前から年に一回は訪れる温泉宿があるのですが、今回は天気もよさそう。
旅行ついでに行けるような、軽めにハイキングできる山を探してみました。
天城山は道路が凍結しているようで、今回はパス…
伊豆稜線歩道はフルだと歩行距離が相当に長くなるようですが、
だるま山高原レストハウスと達磨山のピストンなら、10km未満で
3時間程度のコースタイム。
ということで、歩いてきました。
だるま山高原レストハウスの駐車場に車をとめると、そこに展望台があります。
富士山がよく見える展望台で、景色を見るだけなら、ここで十分楽しめます。
レストハウスはオープンが遅めのようですが、トイレは外にもあります。
用を足してからスタートできるので、助かります。
他にもリュックを背負うハイカーがいましたので、人の多い登山道のようです。
駐車場から道路沿いを歩くと、すぐに登山道入口にたどりつきます。
登山道は始めこそ、階段になっていますが、すぐに穏やかな傾斜になります。
しかも、土ではなく、芝生です。
幅も非常に広くて、登山道というより、ゴルフ場のフェアウェイみたい。
こんな道を歩いていくと、やがて金冠山が見えてきます。
舗装路に行き会いますが、舗装路を渡って前に進むと金冠山へ。
ここからは距離こそ短いですが、石と土の登山道です。
レストハウスから30分で、金冠山山頂へ到着。
ここからも富士山や南アルプス、淡島といった景色を見ることができます。
ここが目的地ではないので、早々に来た道を引き返します。
先ほどの舗装路に出たら、舗装を下っていきます。
15分ほどで舗装路は、戸田峠の道路に行き会います。
正面に戸田峠の駐車場があり、そこから登山道が続いています。
日曜でも交通量は少な目でしたが、峠道なので飛ばす車も多いです。
渡るときには注意が必要です。
金冠山をパスするなら、ここの駐車場からスタートしてよいと思います。
ここからの登山道も芝生の部分があり、よく整備されていました。
ただ、時期が時期だけに、霜融けでぬかるみも多くあります。
運動用の靴や服装が望ましいと思います。
車でのアクセスがよいだけに、伊豆観光がてらに寄る方もいるのでしょう。
革靴という人もちらほら…帰宅後の汚れ落としとメンテが面倒じゃないかな…
幅の広い芝生道では、レジャーシートを広げくつろぐご家族もいました。
風が強くなければ、1月とは思えない陽気でしたので、楽しそうでした。
そのうちに、芝生と樹林帯を行き来するような感じになります。
背の低い木がほとんどなので、薄暗さは感じません。
ただし、階段の登山道が多くなり、足の上げ下げが必要でした。
小刻みに段差をつくっているので、歩幅が合わず、やや苦労します。
霜も融けているので、滑りやすい…
一つ小ピークを登り終えると、そこが小達磨山の山頂です。
樹林に囲まれ眺望もなく、そのまま先に進みます。
ここから下りが続き、樹林が切れると、目のまえに西伊豆スカイランと達磨山。
とても気持ちのいい登りになりそうな景色です。
達磨山に行くには、いったん、西伊豆スカイラインを歩く必要があります。
あまり車は通りませんでしたが、やはりスピードを出していますので、要注意。
ここからは延々と階段を登ります。
登山ではなく、ドライブがてらに寄る人も想定しているのでしょうね。
足元はとても整備されていました。
この時期(年中かも…)の伊豆は強い西風が吹き付けます。
この日は季節外れに温かいのに、風は強く冷たいので、歩くと汗が噴き出る、
止まるとすぐに冷やされるという状況。
ドライブがてらの人は、もこもこのダウンやコートなので、大変そうでした。
達磨山の山頂は360度の展望です。
富士山と南アルプスが見渡せます。
達磨山から先も道は続いています。
歩こうと思えば、天城まで歩けるようです。
今回は先に進まず、ここで折り返して、同じ道をピストン。
帰りは富士山・駿河湾・南アルプスをずっと眺めながらの歩きになります。
よい天気で、本当によかった…
きつい登りや、足元の悪いところはなく、とても平易な登山道でした。
ただ、革靴や汚したくないズボンはやめたほうがよいと思います。
いくら整備されているといっても、ぬかるみや土が必ずつきそうですので。
9:15 だるや山高原レストハウス駐車場 発
9:45 金冠山
10:00 戸田峠駐車場
10:25 小達磨山
10:50 達磨山
11:05 達磨山 発
11:25 小達磨山
11:45 戸田峠駐車場
12:15 だるや山高原レストハウス駐車場 着
明神ヶ岳(箱根)ー 金時登山口・矢倉沢経由
新年明けましておめでとうございます。
12月は業務繁忙やら忘年会やらで、なかなか山を登る体力を維持できず。
ほぼ一か月ぶりの登山は、2016年の登り初めになってしまいました。
今回は昨年の初夏に登った明神ヶ岳を別ルートで登りました。
秋に金時山に登った際、こちらから登ってみたいと思っていたコースです。
5日から仕事初めなので、今週末に行く予定だったのですが…
週末は南岸低気圧により悪天で、場合によっては大雪かもしれず。
そうなると、当面は山に雪が残るので、初心者の私にはハードルが高い。
今日はめったにない好天なので、思い切って登ってしまいました。
まず箱根登山バスで仙石BSまでいきます。
金時登山口はコンビニのあるところです。
道を隔てた向こうには大涌谷が見えています。
ここからやや急な舗装路を登ると、5分くらいで登山口です。
大きな看板があるので、すぐにわかります。
樹林帯をしばらく登ると、矢倉沢の分岐に出ます。
うぐいす茶屋もあるので、ここも見落としはしないと思います。
(今日は平日なのでお休みだったようです。)
ここまでの経路は、金時山の記録でも記載したので、大幅省略ご容赦。
金時山が見えますが、今回はそちらでなく…
明神ヶ岳の方向へ進むと、整備された登山道が続きます。
ただ、霜がおりていて、融けてぬかるんでいます。
スパッツ(ゲイター)を用意してあったので、幸い、足元はガードできました。
箱根では移動手段にバスや電車を使うので、泥汚れには気を付けたいです。
雲ひとつない晴天で、正月とは思えないポカポカ陽気。
明るい登山道が清々しい…
時折、ハコネダケの壁が切れると、景色がよく見通せました。
樹林帯も一部にありますが、葉も落ちていて、陽ざしが入ってきます。
ただ、如何せん、陽ざしが強く、暖かい。
縁側でうたた寝にはよいと思いますが、登山の行動中は暑いくらい。
薄手のフリースと中厚手のベースレイヤーでは、暑いくらいでした。
矢倉沢からはアップダウンを何度も繰り返して、明神ヶ岳に進んでいきます。
後ろを振り返ると、金時山と富士山の頭。
北側斜面の登山道には、少し雪が残っていました。
ヤマレコでは12月終わり頃からレポにあがっているようでしたが、
まだ残っているんですね。
幸い、登山道自体には雪はありませんでした。
ただ、今週末の天気次第で、また増えてしまうかもしれませんね…
樹林帯を抜けて、再び明るい登山道に出ます。
枯れススキが残っているところもありました。
樹林帯を抜けたところは、こんな感じで陽ざしが強いです。
夏は歩きたくないですね…
足柄方面が見えるのは、明神ヶ岳までのルートの一か所だけだったかも。
金時山や大涌谷の方向があけているので、眺望はそちらに限られます。
富士山がはっきり見えてきました。
金時山が小さく見えてきたので、高度も上がってきているのだと思います。
ようやく登頂。
前回の登頂時は濃いガスで、周りが何も見えませんでしたが、今回はばっちり。
大涌谷・富士山がはっきり見えました。
風も弱く、本当によい天気でした。
ランチ休憩で40分も滞在してしまいました。
なお、頂上もぬかるんでいました。
ベンチ一脚と腰掛可能な石もありますが…
レジャーシートを持っていったほうがよいと思われます。
帰りは宮城野へ下りていきます。
湘南方向の眺望はこちらのルートから見ることができます。
暖かいせいか、海側はやや霞んでいました。
宮城野へ向かうルートも笹や樹林帯で、登りのルートと同じような印象。
一部にススキもあり、晩秋ならもっとよい雰囲気かもしれません。
矢倉沢から明神ヶ岳までは、石が少なく、歩きやすかった印象ですが、
こちらはかなり石が多くなってきます。
ぬかるみで泥のついた靴を石の上に置くと、すべりやすいので注意ですね…
しばらく歩くと、宮城野分岐の標識が出てきます。
ここからは急な下り坂、且つ、たくさんの石・岩、えぐれた赤土でした。
逆方向に、宮城野から登ってくるのは、かなり大変そうだな…という印象です。
山と高原地図で「涸れ沢渡る」と記載あるのですが、それっぽい沢に
行き当らず、少し不安になりました。
宮城野分岐からかなり歩いて、こんなものに行き当ります。
一見、砂防ダムかと思いましたが、これが枯れ沢だったのかも…
水の気配がまったくない…
この分岐標識が出てきたら、民家の裏手を通るような登山道を下ります。
ここでは舗装道路と林道に行き当っていますが、あくまで登山道を直進。
登山道入り口の看板に突き当たったら、そこから集落の道路を下って
宮城野のバス停に向かいます。
ただ、箱根登山バスは箱根湯本の前から渋滞に巻き込まれがちです。
歩く余力があるなら、いっそ強羅駅まで歩いて、登山鉄道を使うほうが早い
可能性もありそうです。
特に今日は、バスがなかなか進まず、気疲れしました。
絶好の好天に恵まれ、とても気持ちの良い登山となって、大満足でした。
金時登山口 8:30
矢倉沢峠 9:00
明神ヶ岳山頂着 11:15
明神ヶ岳山頂発 11:55
宮城野分岐 12:40
枯れ沢(?) 13:05
宮城野BS 13:45
八丁池(天城)
半年ぶりの天城八丁池に行ってきました。
紅葉の時期に行くことを考えていたのですが、他の事情もあって、
初冬となりました。
前回と同様、水生地下の駐車場に車を置き、周回コースをとります。
道を隔てた側にある踊り子歩道は、現在、工事中で人も通行禁止。
道路沿いに新天城トンネルに向かうと、天城峠バス停があり、そこから
旧天城トンネルに向かう登山道があります。
やや急な階段が続きますが、それほど距離はありません。
すぐに旧天城トンネルに到着。
ここのトイレから後は、八丁池までトイレはありません。
用を足してから、天城峠経由上り御幸歩道へ。
夏に来たときは木々の緑でやや薄暗く感じられた登山道ですが、
すっかり落葉していていました。
木々の間からも周囲の山々が目に入ってきます。
前回は緑が濃いことや濃霧もあって、この景色は楽しめませんでした。
落葉した分、朝日もよく差し込み、景色がとても明るい。
道すがら、富士山も見ることができました。
おそらく、前回は霧が濃くて見えなかったのだと思います。
上り御幸歩道は、天城峠までやや傾斜のある登りが続きますが、そこを
越えると、なだらかであったりフラットであったり、とても歩きやすい。
距離が長くなるというデメリットもありますが…
八丁池が近づくと、登りが続きます。
ある程度距離を歩いてきたこともあって、急に息が上がってきます。
また、このあたりから、まだ緑をまとった木々が目立ち始めます。
八丁池のトイレの向かいに、展望台に続く道があります。
前回は濃霧で行く気もしなかったのですが、今回は多少の期待ができたので、
行ってみることに。
朝は晴天だったのですが、雲が出はじめていたので、半ば祈るような気持ちで。
八丁池はしっかり見ることができました。
さすがに氷の張っているような状況ではありませんでした。
ここから見ていると、明るいのですが…
西方面はやや雲が多い。
しかし、駿河湾ははっきりと見え、南アルプスもおぼろげに見えました。
南側は下田です。
海と陸地ははっきり見えました。
ただ、空はだいぶ暗い…
東側は黒い雲で真っ暗だったので、写真もとらずに終わりました。
展望台から八丁池まで10分くらいでしたが、次々と雲がわいてきて…
着いた頃にはすっかり曇天でした。
食事と休憩を取りましたが、少しずつ風が冷たくなってきたので、
30分ほどで下山開始。
前回は下り御幸歩道を通りましたが、段差が多く、苦労した印象が強いため、
今回は別ルートをとりました。
ここは複数の整備されたルートがあるようで、組み合わせもいくつかあります。
登ってきた道を戻り、大見分岐まで歩くと、水生地歩道の分岐があります。
分岐から踏み跡がはっきりしていないのですが、よく見ると木段があります。
ここから水生地歩道が始まるようです。
水生地歩道はスギの樹林帯です。
分岐直後ははっきりしない道でしたが、すぐに整備された登山道になります。
雰囲気は下り御幸歩道と変わりませんでした。
こちらは段差が少なく、下る分には足のダメージがすくない印象。
ただ、フラットなところは少なく、逆方向(登り)はきついかもしれません。
沢沿いに道が続きます。
沢沿いということもあって、大雨のときは沢に向かって流れ込むのでしょうか。
土砂止めがあったり、橋を渡ったりします。
橋がひっくり返って、流されてます…
ただ、大雨の時以外は枯れ沢なのか、しっかり歩けるように整備されています。
水生地歩道の終着点は、舗装された林道です。
下り御幸歩道もここから林道を少しのぼったところに出てきます。
そのまま林道を下っていくと、水生地の車止めに着きます。
本来なら、ここから水生地下の駐車場まで10分くらいなのですが…
あいにく工事中で通れません。
踊り子歩道から旧天城トンネル・天城峠バス停経由で戻ります。
倍くらい遠回りになってしまいました。
道すがら、最後の紅葉を見ることができました。
湯ヶ島あたりは、まだ色づいた木々も残っていて、シーズン最後の紅葉
という感じでした。
水生地下駐車場 8:20
旧天城トンネル 8:40
天城峠 9:05
向峠 9:45
コマドリ歩道分岐 10:50
展望台 11:10
八丁池着 11:20
八丁池発 11:50
大見分岐 12:30
水生地歩道入口 13:20
水生地 13:30
旧天城トンネル 13:40
水生地下駐車場 13:50
約11kmの歩行距離でしたが、今回はやけに肩やら上半身の筋肉が痛い…
歩いている最中からリュックがしっくりこず、何度も調整したのですが、
うまく合わせられなかったようです。
冬になって荷物がかさばりがちなので、工夫が必要なのでしょうね。
湯坂路
箱根が紅葉の終盤に差し掛かっているようで、今回は箱根に。
初夏に登って以来の湯坂路を再訪しました。
コース自体は緩やかな傾斜が多く、時間も3時間くらい。
日曜に歩くなら、翌日のことを考えると、少し楽をしたい。
ここはちょうどよいコースだと思います。
※赤土が靴につくので、洗うのが面倒…という難点はありますが。
箱根湯本駅から歩いて10分くらいで、登山口に着きます。
歩道の狭い車道を歩く必要があるので、後ろからくる車に注意が必要です。
登山口の向かいには、さっそく色づいた木々がありました。
登山口から、しばらくは薄暗い樹林帯を歩きます。
道は石段になっていたり、土になったり、石が転がっていたり…
前日の雨の影響もあって、石畳の部分は滑ります。
慎重に足の置き場所を決めて歩きます。
左右の樹林は切れることがないですが、上には爽やかな青空が。
ところどころ、色づいた木々も見ることができました。
黄色く色づくものがほとんどで、赤いものはあまり見かけません。
やや急な登りを終えると、緩やかな登山道になります。
常緑樹が多い樹林帯です。
初夏は暑かった記憶が強いですが、今日は爽やかに歩けました。
徐々に道幅が狭くなります。
ぬかるみも多く、よく滑る…1日を通じて転ばなかったのは幸いでした。
やがて、明るい尾根道に入ります。
このあたりから日当たりのいい場所で、色づきのいい木々が出てきます。
鮮やかに赤く色づいています。
樹林全体を見ると、緑のほうが多い印象です。
日当たりのよい高い場所から色づいている感じです。
紅葉を見つけては、しばし見入るので、登頂速度が上がりません。
後ろから来る人たちに、何度も追い抜かれました。
大平台分岐が近づいてくると、ススキが目立ってきます。
ススキも最終盤という感じでした。
色づく木々とススキという組み合わせも楽しめます。
浅間山の山頂に着いた頃には、かなり暖かくなっていました。
山頂から見える箱根山?神山?には、もくもくした雲が…
晩秋とは思えない空模様・気温でした。
前回はここから鷹巣山に向かいましたが、今回はまっすぐ千条の滝へ。
再び樹林帯で、日当たりもよくないせいか、かなりぬかるみが多めでした。
ところどころ、色づくものが見えます。
日当たりのいい部分が色づき、それより低い位置の葉は緑という感じ。
赤・黄・緑のコントラストもいいですね。
千条の滝へ到着。
ここはカメラを構えた人が多くいました。
箱根の紅葉とあわせ、写真を撮りに来ているような感じでした。
千条の滝から小涌谷駅に向かう道すがら、山全体を見ると…
落葉もかなり進んでいるようです。
ほぼ無風という天気でしたが、落葉の乾いた音がずっと聞こえていました。
箱根の山も、そろそろ冬支度というところなのかもしれません。
反対方向の強羅行きは、東京近郊のラッシュ時のような満員ぶりでした。
箱根湯本駅では、箱根湯本着から強羅行きへの直接乗換が中止で、
一旦、駅の外から行列に並んで、強羅行きに乗換になっていました。
日曜の13時過ぎでそんな状況でしたから、土曜はもっと混んでいたのかも。
23日の祝日や今週末も、かなり混雑するのかもしれません。
噴火活動で箱根も一時期は人が減ったと聞きましたが、
今では元のにぎわいに戻ってきたのでしょうか。
今度は温泉宿に泊まりに来たいものです。
竜ヶ岳(富士・本栖湖)
すっかり秋も深まってきました。
中央道経由の山域は、道路の積雪や凍結があるので、冬は行かない方針。
そんなシーズンを迎える前に、以前から関心を持っていた竜ヶ岳に、
快晴を狙って本日登ってきました。
誤算だったのは、圏央道が大渋滞で、予定より1時間以上遅れて、
9時30分にようやく本栖湖キャンプ場に着いたこと。
やはり八王子JCTは6時半くらいには通過しないといけないようで…
ただ、キャンプのオフシーズンだったせいか、また駐車場も広かったので、
無事に車をとめることができました。
駐車場の入り口に大きな看板があるので、迷うことはありません。
バンガローの間を抜けていく間も、標識が多く、スムーズに進めます。
ただ、キャンプ場を抜けたところで、急にわかりにくくなります。
道路にぶつかり、渡った先に標識があるのですが…
どう見ても、本栖湖のほうに出そうな気配。
今回は石仏経由の尾根道を登りたいのですが、地図では本栖湖とは逆方向。
ここを左に曲がり道沿いに少しだけ歩くと、別の標識があって、
そちらから入れば、登山口に行けるようです。
しかし、歩いてみると、どうしても本栖湖方向に進む気配…
GPSも登山口に近づく気配がなく、大困惑。
結局、標識通り進めばよかったのですが、地図と実際の登山口が
合っていない気がします。
左の広い道が、道路から入ってきて、本栖湖方向に進む道。
右の細いほうが、登山道の入り口です。
本栖湖方面に進みつつ、進行方向左の斜面に登山口がありました。
ここで無駄に時間を使ってしまいました…
一旦、登山道に入れば、とてもよく整備された道でした。
始めのうちは、樹林帯の中、やや急な登りが続きます。
階段はほとんどなく、石ころ・木の根も目立ちません。
とても歩きやすい。
かなり葉が落ちていましたが、黄・赤の葉を残した樹林がきれいでした。
樹林が切れたところでは、富士山と本栖湖が見えました。
ベンチも置いてあったので、小休憩をとることのできる場所です。
疲れていなかったのと、スタートが遅れたこともあったので、
少しだけ足を休めただけで先に進みました。
遠くに見えるのが、竜ヶ岳のピーク…?
このあたりから樹林が切れて、明るい道に変わってきました。
心地よい山歩きを楽しめます。
富士山・青木ヶ原樹海がよく展望できます。
展望が素晴らしいので、何度も足が止まってしまいました。
地図で通過ポイントになっている石仏。
ここには東屋もありますが、イスは一部朽ちていました。
やはり富士山の展望が素晴らしい。
東屋から竜ヶ岳の樹林を見ると、ところどころ、赤・黄の紅葉が見られます。
山全体が紅葉することはなさそうです。
右側に見える小さな建物が東屋。
笹に覆われた斜面の間を登山道が通っています。
樹林が切れてからは、ずっと笹の間を歩いている印象が強かったです。
笹を揺らす風がやや強く吹いていて、少し休むと、体がすぐに冷えます。
とはいえ行動中は暑いので、ウィンドブレーカーがちょうどいい具合でした。
登山口からしばらくはフリースを着ていましたが、すぐに脱ぎました。
湖畔登山口からの登山道との合流地点までくれば、山頂まであと少し。
本栖湖が空の色を映して濃い青色をしています。
笹が左右から迫ってきました。
夏場は進むのに苦労しそうな感じもします。
道も細くなって、すれ違いに少し苦労します。
ここを登りきると、山頂です。
山頂はガイドブック等でも紹介されている通り、展望が素晴らしい。
駿河湾方面は、やや霞んでいて、はっきり見えませんでした。
山頂からの富士山。
富士山はずっと見えていたので、少しだけ食傷気味でしたが…
雨ヶ岳?毛無山?
冠雪しているのは、アルプス?八ヶ岳?
あまり山域に詳しくないので、どの山なのか、わかりませんでした。
山頂は冷たい風が強く、笹のすぐそばにシートを広げ、笹を風よけにしながら
休憩を取りました。
人も多かったのですが、ベンチはがら空きで、笹のそばの争奪戦でした。
帰りは先ほどの分岐を湖畔登山口のほうへ。
こちらはすぐに樹林帯に入りました。
足元が落ち葉で敷き詰められていて、落ち葉の下に小石や木の根があり、
かなり神経を使いました。
集中力を欠くと、途端に滑りそうになります。
標高を下げていくと、緑が増えてきます。
元々、紅葉しない樹木なのかもしれませんが…
こちらのルートは傾斜がきついところもあり、つづら折りも続きます。
登りはかなり辛そうな印象です。
展望もありませんので、登りは石仏経由のルートがよさそう。
分岐にぶつかりました。
周遊歩道のほうは、樹林帯を歩くようです。
つづら折りに下りるルートは、湖畔の道路に出るよう。
どちらを通っても、最終的には合流しますが、このルートは飽きていました。
湖畔のほうに下りるルートにします。
※ただ、この案内図も実際に歩いたイメージと微妙にかみ合わない…
そうすると、もう1回分岐。
この標識の右と左に道があります。
しかし、今回は案内がない。
左はすぐ湖畔の道路にたどり着きそうです。
右は周遊ルート…?
左のルートをとります。
すぐに広い未舗装路に出ます。
湖畔の道路も見えるのですが、どうも歩道が狭い。
交通量も多そうだったので、そのまま未舗装路のほうを歩いていきます。
すると、このゲートが見つかります。
開いているので、そのまま進行。
このような標識・案内がいたるところに出てくるので、もう安心です。
スポーツセンターというのが本栖湖キャンプ場です。
結局、周遊ルートもこの道に合流してきます。
10分ほど歩けば、本栖湖キャンプ場です。
石仏経由の登山道には、迷うような分岐はありません。
道も広く、しっかり整備されていますし、傾斜もきつくなく、
家族でのハイキングにもよさそうでした。
それと比べると、湖畔登山口はあまりお薦めできない印象でした。
ただ、歩行時間は湖畔登山口のほうが短いようではあります。
晩秋以降の山は、どこも風が強いのでしょうか…
今回、冬型の気圧配置でもなく、風はそんなに吹かないと思っていましたが、
自身の予想よりも強く吹いていて、驚きました。
冬場も積雪のない低山を登るつもりでしたが、装備も含め、
計画を練り直そうと思います。